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馬来田
まくた
Makuta
房総の丘陵・水と花のうまくた路
JR東日本
久留里線(木更津起点)13.9km
開業日 1912年(大正元年)12月28日
木更津市に位置する駅。1面1線の棒線駅。
当駅はボランティアが窓口を営業する簡易委託駅だったが2024年4月1日をもって受託を解除し無人駅になっている。1995年に無人化されて以降ごみが散乱したりなどしたためJRとボランティアの間で簡易委託契約を結んだが、ボランティアメンバーの高齢化を理由に28年に渡る活動を終えた。
馬来田とは当駅周辺の元々の地名であり、万葉集「上総國の歌」で確認されている。読み方は「うまくた」「うまぐた」。この地名は当駅の他、周辺にある「道の駅木更津 うまくたの里」に採用されている。
駅周辺
付近にある武田川コスモスロード(うまくたの路)は千葉県のコスモスの名所の一つである。
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| 設置場所 | 駅舎内 |
|---|---|
| 備考 | JR久留里線スタンプラリー(2019)による限定設置 |
きさポンと万葉歌碑。馬来田駅の近くには碑(いしぶみ)の里コースと呼ばれる散策路があり、そこに7基の万葉歌碑がある。万葉集に詠まれる馬来田とは、木更津市や袖ヶ浦市を流れる小櫃川流域の広い地域のことを指している。ただし現在「馬来田」という地名はなくなっている。
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| 設置場所 | 駅舎内 |
|---|---|
| 備考 | スマートフォンアプリ「エキタグ」のNFCタグを読み取り取得 |
馬来田駅。ホーロー製の看板のある駅出入口。駅舎の建築年は不明だが大正元年の開業時から今に至るまでそのまま使われているという情報が多い。となると築100年超え。

駅名標。千葉県では久留里線でしか見られないタイプ
ホーム。1面1線。1995年3月1日までは列車交換可能な2面2線の相対式ホーム。棒線化後も向かい側のホームはそのままで、名残を感じさせる
夕焼けのホーム
ホーム後ろに側線がある
駅舎とホームの間には急な階段があり、バリアフリーとして横にスロープがある。これも急ではあるが
トイレ。改札内に入りホームの下にある。水洗式
駅舎の中。簡易委託としてボランティアが駅業務を行う有人駅
2024年4月1日よりボランティアの活動が終了したことに伴い、終日無人化
ようこそ馬来田へ 房総の丘陵・水と花のうまくた路。うまくた路とは当駅から徒歩約10分の武田川コスモスロードの事。片道1.6kmのコスモスの花が咲く武田川沿いの散策路
写真が飾られている。農業用水の水源「いっせんぼく」、武田川コスモスロードなど
2024年5月6日訪問時、ツバメが子育てしていた
ツバメ子育て中!頭上注意
駅前は県道166号線「久留里街道」。武田川コスモスロードまで徒歩約10分。隣の下郡駅まで約1.4kmと近く、20分もあれば歩いていける距離
駅の看板。隣の横田駅もそうだが、状態よし
馬来田に関する詩が刻まれた万葉碑。「馬来田(うまくた)の ねろにかくりね かくだにも 国のとほかば ながめほりせぬ」
まくたの里案内図 ふるさとの泉「いっせんぼく」とその周辺。いっせんぼくとはボクボクと水が湧き上がる様子から名付けられた湧水地のこと
お願い。乗車券や特急券は往復とも定期券や回数券も久留里線の駅で購入しましょう。
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武田川コスモスロード
たけだがわコスモスロード
馬来田駅から約500m
田園地帯の武田川沿いに整備された水と緑の散策道。コスモスロードとある通り、初秋の時期になると約8万本のコスモスが咲く名所。他に万葉集ゆかりの地として随所に万葉の歌碑、ハンの木湿原の奥地に「いっせんぼく」という農業用水の湧水地がある。
コスモスロード出入口。広がる青空が良い
武田堰
2024年11月9日訪問時、花壇のコスモスは全て刈り取られていた
2024年11月9日、花壇以外の場所のコスモスは残っていた
コスモスの花
2025年10月18日訪問時、コスモスは見頃を迎えていた
コスモスロード出入口付近のコスモス、2025年10月18日
武田堰とコスモス、2025年10月18日
コスモスロードのコスモス、2025年10月18日
コスモスロードのコスモス2、2025年10月18日
撮影パネルとコスモス、2025年10月18日
ハンノキ湿原方面へ、2025年10月18日
馬来田(うまくた)の 嶺(ね)ろの笹葉の 露霜(つゆしも)の 濡れてわ来(き)なば 汝(な)は恋(こ)うばそも
東の 野にかぎろいの 立つ見えて かへりみすれば 月かたぶきぬ
春の野に 霞たなひき うら哀(かな)し この夕かげに 鶯(うぐいす)鳴くも
湧水地、いっせんぼくのあるハンの木湿原へ。小川が横を流れている
ハンノキ湿原の小川沿いに咲くツリフネソウの花。コスモスが開花するのに合わせてこちらも開花する
ツリフネソウは水辺のある湿った所に生える
ハンの木湿原を進むと途中から木道になる
いっせんぼく。その昔いくつもの湧水がボクボクと出ていたことからその名がついたと言われている。この湧水は現在も水田を潤す用水として使われている
いっせんぼくの湧水を眺める
透き通った綺麗な水。川の底に貝殻が確認でき、大昔はここが海だったことがわかる
いっせんぼくから湧き出た水が武田川に向かって流れていく
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