男鹿高原

おじかこうげん

Ojika-kogen

関東随一の秘境駅

所在地

栃木県日光市

1日平均乗車人員

野岩鉄道(2016年)約0.96人

Train line

会津鬼怒川線

上り
新藤原方面

下り
会津高原尾瀬口方面

どんな駅?

野岩鉄道


会津鬼怒川線(新藤原起点)25km


開業日 1986年(昭和61年)10月9日

 

普通列車のみ停車。以前設定されていた優等列車は当駅に停車し、特急「リバティ会津」も停車していたが停車駅から外され、現在は日中は6〜7時間ほど電車が止まらない駅となってしまっている。

 

駅周辺

 

駅周辺は山。野岩鉄道男鹿高原変電所や男鹿高原駅前広場緊急ヘリポートぐらいしかなく、人家一軒見当たらない。駅前の道を約600mほど歩いてようやく国道121号に出るが、それでも歩かないと何も見当たらない秘境駅である。

Stamp

設置場所 会津高原尾瀬口駅窓口

日本有数の秘境駅。当駅は無人駅なためか会津高原尾瀬口駅に保管されているスタンプ。当駅は関東一の秘境駅と呼ばれている。周辺は野岩鉄道の変電所と存在理由が不明なヘリポートぐらいしかなく、後は見渡す限りの山。秘境駅ランキングでも常に上位に君臨している強者である。

Gallery

駅名標。秋田県を連想させるような駅名。当駅は栃木県日光市にあり、福島県南会津町にほど近い場所

駅名標2。野岩鉄道の駅名標は右上に駅で異なる花の絵が入っている

縦型駅名標。「男鹿」は男鹿山と男鹿川、「高原」は近くのヘリポート地帯?

ホーム下り方面を眺める

ホーム上り方面を眺める

ホーム正面を眺める

浅草方面、会津方面。こんな山奥で浅草の文字を見れるのは面白い。ただし、当駅から乗り換えなしで浅草駅に行けない

ホーム上の待合室。訪問当時は自分一人しかいなかったが、こんな秘境駅で赤の他人と待合室で待つのは受け付けないかな

待合室の中。ごみ一つ落ちておらず綺麗。当駅の利用客がほぼ皆無なのもありそうだが

男鹿高原駅標高759.7m。会津鬼怒川線で最高標高の駅

時刻表。2023年3月18日改定版。普通列車しか止まらないのでスカスカ。上り1本だけ東武の鬼怒川温泉駅まで運行されるのがある以外は、全て線内完結

下記の時刻に列車が通過します。快速AIZUマウントエクスプレス、リバティ会津は会津鬼怒川線内だと男鹿高原駅を除く各駅に停車する

なぜ相模鉄道のそうにゃんがここに・・・?

東武鉄道、会津鉄道まで書かれた片道普通旅客運賃表。当路線は観光客が大部分を占めるためか、かなり高水準な運賃

ホームから外に出られる階段

でかい蝶がいた

駅の窓から見る景色。見渡す限りの山。建物は一つも見当たらない

お知らせ。きっぷは車内で車掌から買うこと、定期券は新藤原駅で買うこと。定期券購入ため会津鬼怒川線に乗る場合は、行きは乗車駅から新藤原駅までの運賃が払い戻しされ、帰りは無料で乗車できる証明書が発行される

駅の看板。ここは野岩鉄道の会津鬼怒川線。東武鉄道の鬼怒川線だったり、会津鉄道の会津線だったりこれらは直通運転をしているのでややこしい?

駅前。山の中の1本道だけ。辺りは何も見当たらず、秘境駅と呼ぶのにふさわしい

男鹿山国有林。栃木と福島の県境にあり、整備された登山道がなくあまり登られる事のない山らしい。栃木は「おじか」、福島県は「おが」と呼ぶ

駅の北側に進むと国有林の専用林道がある。一般車両は通行不可

この林道は国有林の専用林道です。一般車両の通行を禁止します。

国道121号に向かって駅の南側に進む。車の行き違いは厳しそう

少し進むと何か建物が。車は1台も通らず、ひとっこひとりいない

野岩鉄道の男鹿高原変電所。当駅は変電所に行くために存在しているのかと思うぐらい、何もない

さらに進むと開けた場所が。野岩鉄道のリレーで、ここから観光バスがスキー場に向かって行くというものがあったらしい

男鹿高原駅前広場緊急ヘリポート。人家一軒すらないここになぜ・・・?

もっと進むと下り坂に。この地域はリゾート開発の予定があったようだが、計画が中止になってしまったとのこと。男鹿高原駅は観光開発を目的に設けられたと言われている

国道121号に出たがやはり何もない。車通りはそこそこだった。利用客がほぼゼロの当駅が廃止されないのは野岩鉄道曰く「周辺には多少の集落が存在し住む人もいる。自治体による移住者誘致などの取組もあり、将来的に鉄道を利用する人の居住が見込めないわけではない」