日光
にっこう
Nikko
大正ロマン感じる洋館駅舎
日光線の終着駅。日本有数の観光地日光の玄関口を担う駅。現在の駅舎は1912年に改築された2代目にあたり、ネオ・ルネサンス様式のハーフティンバー様式木造洋風建築2階建て。「白い貴婦人」の異名を持つ、明治や大正時代の面影を色濃く残す駅舎。出入口は両開きの観音扉と、現存する駅舎では珍しいものとなっている。
東武日光駅まで徒歩約3分。乗り換え駅には指定されていない。JR日光線は宇都宮駅までの普通列車のみだが、東武日光線は日光と東京都心を結ぶ特急列車が運行されている。運行本数もJR日光線は1時間に1本、東武日光線は1時間に2〜5本と、東武はJRと比較して東京都心に直結している上に運行本数まで勝っている。国鉄時代は東京と日光間の観光輸送において激しい競争が繰り広げられたとあるが、現状を見て東武が勝ったように思える。
路線
日光線
宇都宮起点
40.5km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業日 1890年(明治23年)8月1日
運営形態 直営駅
設置場所 | 改札外 |
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日光東照宮 陽明門(ようめいもん)。豪華絢爛な建物、多くの国宝や重要文化財を持つ日本屈指の歴史的な観光スポット。世界遺産にも登録されている。そして陽明門は日光東照宮の象徴的存在。龍や鳳凰、中国の故事や聖人など500以上の彫刻が施され、日本で最も美しい門と言われている
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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日光東照宮、三猿。日光東照宮の神厩舎(しんきゅうしゃ)には三猿のレリーフが施されていて、「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名である。幼少期に悪いことを見たり聞いたり言ったりせず、良いことだけ受け入れて成長してほしいという教えを示している。三猿は日本古来のものではなく、古代エジプトやアンコールワットからシルクロードを経由し、さらに中国から日本に伝わったと言われている。
駅名標。日光線沿線カラー「クラシックルビーブラウン」
駅名標2
縦型駅名標
ホーム。基本的に駅舎側の1番線に発着する
1番線ホームにある貴賓室。皇族が鉄道を利用する際に使う特別な空間。中は非公開
1番線ホームにあるTRAIN SUITE 四季島のお客様専用ゲート
1番線のサイン
日光駅のペーパークラフト
日光線の線路終端部
改札。壁に化粧材として木製パネルを設置するなど、大正レトロな雰囲気を演出
コインロッカー、観光案内所など
「日光の社寺」世界遺産登録25周年
世界遺産登録25周年、にこまる
いちご王国栃木。栃木県は1968年からいちごの生産量日本一の「いちご王国」!
ホワイトルームへの階段。当駅の2階には一等旅客専用の待合室として使用されている部屋があった・現在は写真展などを開催するホワイトルームとして一般開放されている
ホワイトルーム。豪華なシャンデリア、往年の姿を残すハーフティンバー構造の窓にはカーテンが優雅に波打つ
ホワイトルームのシャンデリア。シャンデリアを支える天井のレリーフは建設当時(大正元年)のもので、100年以上の歴史をもつ
駅出入口。国際的な観光地の玄関口にふさわしい佇まい
駅出入口の天井に日光東照宮の「鳴龍」と同じものが描かれている。この下で拍手をすると日光の鳴龍と同じような声が聞こえるとのこと
駅前。徒歩約3分の東武日光駅とともに日光の玄関口
駅前ロータリー。ここから日光東照宮までバスで約10分で結ばれている
ようこそ世界遺産のまち日光へ
1番線ホームに通じる団体専用出入口
関東の駅百選認定。選定理由は「明治時代の面影を残す白亜の木造建築の駅」
駅の看板