烏山

からすやま

Karasuyama

電車の充電設備がある駅

所在地

栃木県那須烏山市

1日平均乗車人員

JR東日本(2023年)約450人

Train line

烏山線

上り
宝積寺・宇都宮方面

 

 

どんな駅?

JR東日本


烏山線(宝積寺起点)20.4km


開業日 1923年(大正12年)4月15日

 

非電化の烏山線を走行するEV-E301系(ACCUM)は大容量の蓄電池を搭載したJRグループ初の蓄電池動車。電化区間ではパンタグラフを上昇させ架線から供給した電力で走行しつつ蓄電池を充電し、非電化区間ではパンタグラフを降下させ蓄電池の電力のみで走行する車両。烏山線の終着駅となる当駅はEV-E301系の急速充電設備が設置されており、停車している間はパンタグラフを上げ充電している様子を見ることができる駅。急速充電設備は充電時間の短縮を図るため大きな電流に耐える頑丈な「剛体架線」を使用している。

 

JR東日本唯一の発車予告メロディーが流れる駅。発車3分前になると時間帯に応じたメロディーが流れ、朝は「エーデルワイス」、昼は「恋はみずいろ」、夕方は「夕焼け子焼け」、夜は「ふるさと」の4曲である。

 

2019年より那須烏山市の行事「山あげ祭」開催に合わせ発車予告メロディーが「お囃子」に期間限定で変更された。山あげ祭の周知と地域活性化が目的である。2022年7月1日からはお囃子が通年化されたため、上記4曲の発車予告メロディーは事実上廃止になった。

 

山あげ祭の山をあげる瞬間をイメージした斜めの屋根が印象的な駅舎。2025年3月15日より無人化され券売機も使えなくなった。

 

烏山線は駅が8駅かつ、「宝積寺」や「大金」といった縁起の良い駅名があることから七福神をキャラクターとして宝積寺駅を除いた各駅に各尊を割り当てている。当駅は悪魔、魔物、災害などを防ぐ神の「弁財天」。

 

駅周辺

 

所々に店舗が見られる場所。那須烏山市の行事、山あげ祭は毎年7月に開催され当駅周辺が祭り会場となる。

Stamp

設置場所 駅舎内(駅スタンプアプリエキタグ)

山あげ会館、那珂川 落石(おちいし)。当駅から徒歩約7分の山あげ会館では那須烏山市の行事である山あげ祭についてミニチュアや映像で紹介している。那須烏山市落石地区を流れる那珂川には近代化遺産のアーチ橋「境橋」があり、「関東の嵐山」と称される風光明媚な紅葉の名所である。

設置場所 WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手

山あげ祭り。当駅周辺で毎年7月下旬に3日連続で開催する八雲神社例大祭の奉納行事。烏山城主が八雲神社にお祀りし五穀豊穣や疫病消除を祈願したのが始まり。網代状に竹を組んだ木枠に山水を描いた烏山特産の和紙を張った「はりか山」を人力で上げ、はりか山を背景に歌舞伎や神楽などの余興公演を奉納する。山に描かれる滝は全町を潤すという意味がある。

Gallery

駅名標。「とりやま」ではない

烏山線のカラス、山あげ祭りのシルエットデザインの駅名標

ホームの端にある駅名標

縦型駅名標

烏山駅(周辺)では国の重要無形民俗文化財及びユネスコ無形文化遺産に指定された移動式野外劇「山あげ祭り」が毎年7月下旬に3日連続で開催されている

烏山線は地元の利用客からは「からせん」の略称で呼ばれている。地域に愛され続け2023年4月15日には開業100周年を迎えている歴史ある路線

単線のホーム。EV-E301系ことACCUM(アキュム)が蓄電池に充電するための充電設備が設置されており、その部分だけ架線が張られている(電化されている)

ホームから滝寄りを眺める。「宝積寺」〜「滝」間は非電化で、蓄電池の電力のみでアキュムが走行する

パンタグラフを上げ架線から電力を給電しているアキュム。電力会社の配電線から受電し、変電装置で降圧・整流を行い剛体架線を通じて車両に給電する

アキュムの車内にある車内情報装置では現在の電気の流れが表示され、今は架線から電力を充電していることがわかる

剛体架線は主に地下鉄路線で採用されているもの。摩耗しやすく離線もしやすい上、架線の柔軟性がなく高速運転ができないため地上ではほとんど使用されない。しかし充電用架線は離線や摩耗の心配がないため、当駅では大電流に強く急速充電可能な剛体架線を採用している

烏山線の線路終端部を眺める。先にあるのはアキュムの充電設備となる烏山変電所。電力会社の交流6600V配電線から受電し、変圧器と整流器を用いて直流1500Vに変換する

駅舎の中。2025年3月15日より終日無人化されている。終着駅なのに降車時の精算は運転士頼み、さらに券売機も使用停止されたのできっぷは買えず、乗車時は乗車駅証明書を発行して下車駅で精算しなければならない

駅周辺は那須烏山市の市街地。徒歩約7分の場所に烏山の山あげ行事について展示を行う「山あげ会館」が立地している

那須烏山市の近代化遺産、国鉄(JR)烏山駅舎。開業当時の烏山駅は瓦葺き切妻屋根の木造平屋建てで、屋根にはドーマー窓と呼ばれる屋根面に対して直角に取り付けられた三角形の小窓があった

駅前に保存されている腕木式信号機。烏山線開業の1923年から1974年までの54年間使用されていたもの

関東ふれあいの道。山あげ会館、烏山城址などを巡る9kmのコース「山あげ祭の里をめぐるみち」

那須烏山市案内図。龍門の滝、境橋、花立峠ツツジ、平群山からの那珂川など

駅前にある旧烏山駅舎のデザインマンホール。大正12年開業当時、烏山線は烏山駅と宝積寺駅を結ぶことから「烏宝(うほう)線」と呼ばれていた

駅前にあるアキュム導入10周年記念のデザインマンホール。烏山線を走行する列車アキュムが導入から10周年を迎えたことを記念し2024年に設置。デザインはJR東日本社員が作成したJR烏山線アキュム導入10周年記念ヘッドマークがベース

烏山駅の文字

駅前からぐるりと回ってある烏山変電所の門

変電所内にはいかにも烏山線の軌道が敷けそうな、もしくはここまで軌道があったかのようなスペースがある

昔はこの辺まで烏山線があった?そんな匂いがプンプンする