矢切
やぎり
Yagiri
矢切の渡しからは遠い
千葉県松戸市
北総鉄道(2019年)約4,040人
北総線
上り
京成高砂・
京成上野・押上方面
下り
東松戸・新鎌ヶ谷・
成田空港方面
普通
北総鉄道
北総線(京成高砂起点)3.2km
開業日 1991年(平成3年)3月31日
当駅は北総線で数少ない発車メロディが流れる駅。
駅周辺
江戸川の渡し舟である「矢切の渡し」は当駅から距離があるため、対岸の柴又側から乗船し往復利用するのが一般的のようだ。
北総線
2面4線ホームで外側に位置する1・4番線は普通列車がアクセス特急の通過待ち、北国分寄りにある片渡り線を用いて上り終電矢切行きの夜間留置に使われる。夜間留置した車両は翌朝の矢切始発普通印旛日本医大行きとして運行される。
出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/
駅名標。駅名はや「ぎ」り、地名はや「き」り。歌謡曲の矢切の渡しが「やぎり」と読むためそれにつられて「やぎり」の発音が主になったとか
縦型駅名標。矢切の渡しのおかげでそれなりに知名度があると思われる地名。ここから矢切の渡しへのアクセスは不向きだが
ホーム。発車メロディー「矢切の渡し」が流れる。普通のみの停車だが2面4線、折り返し運転ができる
床の矢印は矢羽をイメージしている?
改札。利用客が特別少ないというわけではないが、閑散としているような
改札外に「矢切の渡し」で使用されていた渡し船が展示されている。昭和45年に製造され平成9年初めまで使われていたもの。所有者により松戸市に寄贈され、北総鉄道の協力を経て駅に展示している
駅の外へ
ステンドグラス
駅前。「矢切の渡し」は当駅より京成線「柴又駅」の方が圧倒的に近い。当駅から矢切の渡しの船着き場まで徒歩約27分かかる
初恋のまち・やきり 名作「野菊の墓」の舞台 民子と野菊と矢切の渡し。野菊の墓とは主人公の政夫と従姉の民子の恋を描く小説。舞台が松戸市矢切付近
水上勉氏旧居跡。水上勉(みずかみつとむ)とは松戸市下矢切に約2年間住んでいた作家の事。その間に推理小説「霧と影」を発表し作家として一躍脚光を浴びた、とのこと
矢切駅出入口。地下駅にしては大きく広々としている。2つあるが出入口の名称はない
矢切駅の文字。日本橋まで最速25分、という決まり文句あり。運賃は2024年現在、片道668円(IC優勢)
矢切の渡し
やぎりのわたし
矢切駅から約2km
江戸時代初期に江戸川を跨ぐ移動手段として、徳川幕府が設けた利根川水系河川15ヶ所の渡し場のうちのひとつ。明治時代になると鉄道や橋が次々に建設され渡し舟は次第に廃れていった。現在はこの「矢切の渡し」を残すのみとなっている。東京都葛飾区の柴又駅(東京)側からは近いが、千葉県松戸市の矢切駅(松戸)側からは遠い。
※柴又駅のページでも紹介しています。
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