新柴又
しんしばまた
Shin-Shibamata
毎時3本の東京都区内のローカルな駅
東京都葛飾区
北総鉄道(2019年)約2,470人
北総線
上り
京成高砂・
京成上野・押上方面
下り
東松戸・新鎌ヶ谷・
成田空港方面
普通
北総線は隣の「京成高砂駅」が起点だが、北総線の駅ナンバリングは当駅から始まっている。これは京成高砂駅が京成電鉄管理駅のためである。当駅は北総線で数少ない発車メロディが流れる駅。
都心部寄りの駅だが普通列車しか止まらないため日中毎時3本、ラッシュ時でも最高6本運行。駅周辺は住宅街であるために騒音問題があり、急カーブでもあるためか「京成高砂」〜「新柴又」間の最高運転速度は50kmとなっている。アクセス特急やスカイライナーは大きく減速する。
路線
北総線
京成高砂起点
1.3km
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業日 1991年(平成3年)3月31日
駅名標。京成高砂駅は京成の表記なし
駅名標2
縦型駅名標
ホーム。発車メロディー「男はつらいよ」が流れる。普通のみの停車で、東京23区内にありながら日中毎時3本しか電車が止まらない
改札
駅前は柴又街道。江戸川にやや近い。京成線「柴又駅」まで徒歩約11分
新柴又駅の文字
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北総線は一番安い区間で初乗り210円と運賃がかなり高額だが、利用する駅、路線によっては割引が適用される制度があるのは知っているだろうか。制度は複数あるので一つずつ解説していく。
京成線との連絡による割引
北総線「新柴又」と京成線「青砥」「京成立石」「お花茶屋」「京成小岩」「江戸川」「柴又」「京成金町」の駅を利用する場合は2路線の運賃から大人10円、小児5円が割引になる。
例:新柴又駅から江戸川駅まで
- 北総線「新柴又」〜「京成高砂」間210円
- 京成線「京成高砂」〜「江戸川」間140円
合計350円。上記の割引制度により北総線10円、京成線10円割引。割引額が20円となり「新柴又」〜「江戸川」間は330円となる。
京成線・都営浅草線との連絡による割引
北総線の駅から京成押上線を経由して都営浅草線の駅を利用する場合は3路線の運賃から大人10円、小児5円が割引になる。
北総線に限り「新鎌ヶ谷」〜「印旛日本医大」の駅を利用すると割引が増え大人20円、小児10円が割引になる。割引した合算額に5円の端数が生じた場合はそこから10円単位で切り上げる。
ここで注意、あくまでも割引対象は北総線の駅なので「成田湯川」〜「成田空港」間の成田スカイアクセス線を利用しても割引されない。
例1:新柴又駅から本所吾妻橋駅まで
- 北総線「新柴又」〜「京成高砂」間210円
- 京成線「京成高砂」〜「押上」間190円
- 都営浅草線「押上」〜「本所吾妻橋」間180円
合計580円。上記の割引制度により北総線10円、京成線10円、都営浅草線10円割引。割引額合計が30円となり「新柴又」〜「本所吾妻橋」間は550円となる。
例2:新鎌ヶ谷駅から本所吾妻橋駅まで
- 北総線「新鎌ヶ谷」〜「京成高砂」間580円
- 京成線「京成高砂」〜「押上」間190円
- 都営浅草線「押上」〜「本所吾妻橋」間180円
合計990円。上記の割引制度により北総線20円、京成線10円、都営浅草線10円割引。割引額合計が40円となり「新鎌ヶ谷」〜「本所吾妻橋」間は950円となる。
羽田空港駅との連絡による割引
北総線の駅から京成押上線と都営浅草線を経由して京急線の「羽田空港国際線第1・第2ターミナル」「羽田空港第3ターミナル」の駅を利用する場合は北総線10円、京成線10円(小児北総線5円、京成線5円)、都営浅草線30円、京急線30円(小児都営浅草線15円、京急線15円)が割引になる。
北総線に限り「新鎌ヶ谷」〜「印旛日本医大」の駅を利用すると割引が増え大人20円、小児10円が割引になる。割引した合算額に5円の端数が生じた場合はそこから10円単位で切り上げる。
例:新鎌ヶ谷駅から羽田空港第1・第2ターミナル駅まで
- 北総線「新鎌ヶ谷」〜「京成高砂」間580円
- 京成線「京成高砂」〜「押上」間190円
- 都営浅草線「押上」〜「泉岳寺」間280円
- 京急線「泉岳寺」〜「羽田空港第1・第2ターミナル」間340円
合計1390円。上記の割引制度により北総線20円、京成線10円、都営浅草線30円、京急線30円割引。割引額合計が90円となり「新鎌ヶ谷」〜「羽田空港第1・第2ターミナル」間は1300円となる。
以上の制度から利用する駅によっては最大90円も割引になる。とはいえ元々の運賃が高いため申し訳程度か。
北総線のみ割引するのではなく、ひとつひとつの路線から割引するのが特徴的だ。北総線が高いのを承知の上、直通先の鉄道会社も協力してくれているのだろう。
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