高円寺
こうえんじ
Koenji
高円寺阿波おどりが開催される、杉並三駅の一つ
東京都杉並区
JR東日本(2021年)約40,000人
中央線快速
上り
中野・新宿・
東京方面
下り
立川・八王子・
高尾方面
快速(平日)
中央・総武線
西行
三鷹方面
東行
中野・新宿・
千葉方面
東行
東西線直通
平日ダイヤに限り快速が停車する、欲に言う「杉並三駅」の一つ。土休日ダイヤは快速が終日通過となる。このため土休日ダイヤの時は中央・総武線のみの単独駅となるため、同路線の「三鷹」〜「中野」間の運行本数が変わる。平日は日中毎時8本、土休日は日中毎時12本となる。
快速の平日ダイヤは杉並三駅と呼ばれる高円寺駅・阿佐ケ谷駅・西荻窪駅に停車し、中野以西は実質各駅停車と化す。土休日になると終日通過となりこの3駅の快速線ホームは封鎖され立ち入れなくなる。
8月下旬に駅前から東京メトロ新高円寺駅にかけて開催される「東京高円寺阿波踊り」は商店街の町おこしとして高円寺の氷川神社の例大祭に併せて始めたものである。約1万人が踊る東京の代表的な夏祭りの一つとして知られている。
路線
中央本線
新宿起点
5.8km
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
開業日 1922年(大正11年)7月15日
運営形態 直営駅
設置場所 | 改札外 |
---|---|
備考 | 2020年7月8日の駅のスタンプリニューアルに伴い廃止 |
高円寺阿波踊り。毎年8月下旬の最終土日に開催される。東京周辺では最大規模の阿波踊り。約1万人が踊り、規模は徳島市阿波おどりに次ぐと言われる。開催時は多くの人が訪れるが開催日が土日であるため快速列車が止まらず、臨時停車する事もしないので各駅停車が混雑する。
設置場所 | 改札外 |
---|
高円寺阿波踊り、楽器屋、気象神社。高円寺駅周辺は昔、ロックのレコードを聞かせるロック喫茶というものがあり、若者も多かった事から音楽文化が広がり楽器屋などが多い。気象神社とは高円寺氷川神社の境内社の事で高円寺駅南口から約200m。日本唯一の天気のご利益が譲与される神社。またこの神社は2019年に公開された映画「天気の子」の聖地として知られている。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
---|
阿波踊り。高円寺阿波踊りは昭和32年、高円寺商店街振興組合の青年部が誕生した記念に何かやろうとした事がきっかけ。隣の阿佐ヶ谷ではすでに七夕祭りが開催されていたため負けじとイベントの開催を決意。その時、四国の徳島には道を踊りながら進む祭りがあるという意見が出る。当時は阿波踊りを踊れる人がいなかったため、当初は阿波踊りに似た「高円寺ばか踊り」だった。後に都内在住の徳島県出身者から指導を受ける形で「阿波おどり」として成長した。
中央・総武線駅名標。余白が大きくて、何かでかい
中央線快速駅名標。平日ダイヤの快速は中野以西各駅停車
中央・総武線縦型駅名標
中央線快速縦型駅名標
ホーム。中央・総武線ホームは東西線直通電車も発車する。新宿方面に行きたい時に東西線直通電車が来る時のぬぐえない気持ち
平日の中央線快速ホーム。当駅と阿佐ケ谷駅と西荻窪駅は平日ダイヤと土休日ダイヤで異なった顔を見せる
銀色で青い帯の電車は地下鉄東西線です。抽象的な案内。東西線にはオレンジ色の東葉高速線の車両も走るが、保安装置がJRの設備に非対応なためJR線には乗り入れない
高円寺駅キャラクター「Koenzoo(コウエンズー)」。高円寺がバンドの街であることから。メンバーはボーカルのウッキー(サル)、ベースと作詞作曲のニャニャーン(ネコ)、ギターのワーン(イヌ)、キーボードのベーア(クマ)、ドラムのガオーン(ライオン)
中央線快速ホームへの出入口。平日ダイヤの時。土休日ダイヤはシャッターが閉められる
中央線快速は平日のみ停車。そのため中央線快速ホームは平日しか入れない
改札。朝はインターホンによる対応。改札からホームはM2階を挟む
2023年度高円寺阿波踊り開催時は大混雑。南口が出口専用、北口が入口専用と出入口が分断されるほどであった
南口。駅周辺はいくつもの商店街があり、大小合わせると約20もあるとか。南口はアーケード街の高円寺パル商店街、その先にある高円寺ルック商店街など。下北沢と並んで都内有数の古着屋の街と言われている
南口駅舎。ちらっと写っているみどりの窓口は2022年3月18日に営業終了
駅舎の壁には高円寺阿波踊り。毎年8月下旬に当駅と南にある丸ノ内線の新高円寺駅周辺を中心に開催される一大イベント
北口。高円寺駅のシンボル、元祖商店街の高円寺純情商店街。高円寺は音楽の街とも言われており駅周辺に多くのハコ、もといライブハウスが立地している
高円寺駅の文字。下の南口側にあるやつは多分、高円寺阿波おどりから来ていると思う
高円寺阿波おどり
こうえんじあわおどり
8月の最終土日に高円寺駅周辺で開催
高円寺駅から新高円寺駅にかけての商店街及び高南通りを舞台に開催される阿波おどり。高円寺氷川神社の例大祭に併せ高円寺の商店街が町おこしとして始めたもの。阿波おどりは都内在住の徳島県出身者から指導を受け発展した。東京周辺では最大規模の阿波踊りであり、100万人が来場する夏の風物詩となっている。
2023年度の様子。新型コロナウイルスの影響で2020年から3年間中止となり、4年ぶりの開催となった
2025年開催予定の日本国際博覧会の公式キャラクター「ミャクミャク」が来た
杉並区のなみすけの妹「ナミー」も来てくれた。(なみすけも来たけど撮れませんでした)
2023年度の様子2
2023年度の様子3
2023年度の様子4
2023年度の様子5
高円寺氷川神社
こうえんじひかわじんじゃ
高円寺駅から約150m
素盞嗚命(すさのおのみこと)を祭神とする神社。ご利益は勝負事・厄除けや防災招福など。境内社として鎮座する気象神社は日本唯一の気象神社であり天気の神様が祭られている。晴天祈願、雨男や雨女の脱却を願う、天災除けを祈るなど天気に関する祈願が行われている。
鳥居
手水舎
気象神社。祭神は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
てるてる坊主
←NEXT→
東京都心と多摩地域を結ぶ中央線快速。基本的に「東京」〜「吉祥寺」間で快速運転を行っているがそれは土休日ダイヤでの話。平日ダイヤでは快速運転区間が「東京」〜「中野」間に縮小する。なぜだろう。
それは高円寺駅・阿佐ケ谷駅・西荻窪駅が平日ダイヤに限り停車駅に加わるからである。この3駅は杉並区に位置していることから通称「杉並三駅」と呼ばれている。
なぜ平日だけ快速が停車するのか?それは中央線が複々線化する1960年代まで遡る。高円寺駅・阿佐ケ谷駅・西荻窪駅は複々線化の際、快速のホームはもともと設置しない予定だった。
複々線化の用地を提供した杉並区はこの事に対して反対の声を挙げ、「複々線化後も杉並三駅には停車する」という覚書を締結。当時の中央線は交渉に時間をかけられないほど混雑が悪化していたため仕方なく快速のホームを設置し、平日に限り停車するようになった。
しかし停車駅が増えたおかげで、運行本数の多い朝の通勤時間帯において前の列車が詰まりなかなか進まないという問題が発生する。
乗降客が多いため乗り降りに時間がかかり、場合によっては遅延が発生。電車は前を走る電車とある程度間隔を開けて走らなければならないため、前の電車が遅いと後続の電車も遅くなる。しかも通勤時間帯のため本数が多くスピードが出せない。
これらの理由から中央線は遅い、という不満の声が挙がっているのだ。快速はおろか特急も詰まり低速化、特急を除くと最も早い列車種別の通勤特快もノロノロと多摩地域及び山梨県からの通勤時間の延長化に拍車をかけている。
因みに杉並三駅の利用客は周辺の駅に比べると少ない。
1日平均乗車人員(2020年現在)
- 吉祥寺 約137,000人
- 西荻窪 約33,500人
- 荻窪 約67,200人
- 阿佐ケ谷 約34,300人
- 高円寺 約38,200人
- 中野 約103,000人
やはり少ない。当時の国鉄も通過させたかったわけだ。しかしホームを設置してしまった以上、停車は避けられない。
考えたのだが土休日通過に加えて平日の日中を通過にしたらどうだろうか。日中はどこの路線も利用客が減るのだから・・・・・よそ者が口出しすることではないか。
←NEXT→