運用者 JR東日本
所属 鎌倉車両センター
運用開始日 2009年(平成21年)10月1日
編成 6両
運用区間
NEX「成田空港」〜「大船」・「新宿」
しおさい「東京」〜「銚子」
特急成田エクスプレスの車両。前身の253系から輸送力増強を目的に開発され2009年10月から営業運転を開始した。6両編成であり最大12両編成で運行可能。6(12)号車はグリーン車となっている。
東京駅では連結・切り離し作業が可能であり前6両(1〜6号車)を大船行き、後6両(7〜12号車)を新宿行きというように多層建て列車として運行されている。「東京」〜「成田空港」間はこれらを併結した12両編成で運行される。
2023年4月以降、成田エクスプレス利用の多様化を意識し「ご利用いただく様々な場面」や「移り変わる沿線地域の風景」を移しこむシルバー基調のカラーに順次塗装変更されている。
2024年3月16日のダイヤ改正から6両編成の特急しおさいとしての役割も持つようになり、しおさいの255系を置き換えた。
成田エクスプレスロゴマーク
SERIES E259
SERIES E259、その2
デザインリニューアル前
リニューアル前の成田エクスプレスロゴマーク
Narita Express NEX SERIES E259。リニューアル前のもの
車内
座席最前列(最後尾)のテーブル
テーブルを開く
肘掛けにコンセント
座席後ろのテーブル
座席後ろのテーブルを開く
座席後ろにある網ポケットとドリンクホルダー
普通車5・11号車14A・14D席の横は車椅子スペースがある車椅子対応座席
車椅子対応座席にある車椅子固定ベルト
普通車5・11号車は成田空港方面運行時、13A・13B・13C・13D座席は座席前が車椅子対応座席、2B・2C座席は座席前が車椅子スペースとなり、テーブルがない。補完として、フックとドリンクホルダーが2つある
普通車5・11号車13A・13B・13C・13D座席は成田空港方面運行時、座席前にテーブルがない補完として中央の肘掛けから収納式のテーブルを出すことができる
デッキの旅客案内表示器
現在地走行案内。現在定期運行されていない区間が表記されている
客室の旅客案内表示機。左に停車駅案内、右にこの特急の名称
ダイヤル式ワイヤ錠がある荷物置き場
くずかご。缶やペットボトル、雑誌も一つにまとめられている
洗面台
洋式トイレ内
6・12号車はグリーン車
6・12号車のトイレは車椅子対応
車椅子対応トイレ内
グリーン車の車内
座席後ろのテーブル
座席後ろのテーブルを開く
座席後ろのポケット、ドリンクホルダー。そして普通車にないフットレスト
グリーン車の座席最前列(最後尾)のテーブル、フットレスト
テーブルを開く
フットレスト
成田空港行き
横浜行き
横浜・大船行き
成田空港行き・英語
横浜行き・英語
横浜・大船行き・英語
大船行き
新宿行き
池袋行き
大船行き・英語
新宿行き・英語
池袋行き・英語
大宮行き
八王子行き
高尾行き
大宮行き・英語
八王子行き・英語
高尾行き・英語
NEX
回送
しおさい東京行き
しおさい成東行き
しおさい銚子行き
しおさい東京行き・英語
しおさい成東行き・英語
しおさい銚子行き・英語
円覚寺の境内を走る。鎌倉駅への回送列車
撮影地ガイド
円覚寺の白鷺池(びゃくろち)から境内を走る横須賀線を撮影する。手前の石碑を加えると鎌倉っぼさが引き立つ。
成田エクスプレスは大船駅までしか営業運転しないが鎌倉駅への回送列車が通過する。これはコロナ禍に伴う減便により、鎌倉車両センターに成田エクスプレスを全て留置するのが難しいために鎌倉駅の留置線が使われているようだ。
2022年3月12日のダイヤ改正より本数が戻ったので現在は鎌倉駅まで回送されていないと思われる。
「大船」〜「戸塚」間のカーブ
撮影地ガイド
戸塚駅から大船駅方面に向かって線路沿いに1km程歩くと跨線橋がある。その跨線橋の階段から戸塚駅を発車または到着する電車を撮る。戸塚カーブと呼ばれる有名撮影地であり、4番線を発車する下り横須賀線と湘南新宿ラインを最も綺麗に撮れる。
駅から近いカーブという線形で電車はそれほどスピードを出せないためシャッターチャンスは掴みやすい。跨線橋の人通りは少ないが狭いため人一人が行き違うのがなかなか大変。また、有名撮影地であるためネタの時は撮影者が集まる。
2021年8月現在撮影対象は横須賀線E217、E235、東海道線と湘南新宿ラインのE231、E233、成田エクスプレスのE259、踊り子と湘南のE257、サフィール踊り子のE261。
185系は2021年3月13日のダイヤ改正で定期運用を終了したため撮れなくなった。鎌倉発着の臨時列車が通ることが多く、代表的なものとしてホリデー快速鎌倉がある。
「横浜」〜「武蔵小杉」間、武蔵小杉のタワーマンションをバックに走る
撮影地ガイド
南武線「平間駅」から約550m。平間駅を出たら駅の西側にある国道409号線に行き北上、横須賀線の上を跨ぐ所まで来たらそこで横須賀線を撮影する。武蔵小杉駅周辺のタワーマンション群が背景になる。
E235・E217・E259が撮影可能。湘南新宿ラインもこの辺りを走っている。
「中野」〜「東中野」間
東京駅にて増結作業
江戸川を渡る
撮影地ガイド
市川駅南口にある高層マンションのザ・タワーズウエストの最上階にあるアイ・リンクタウン展望施設から総武線を俯瞰する。展望施設は無料だが9時からの営業であること、ガラス越しの撮影になる。高架が多い総武線複々線区間における数少ない俯瞰撮影地で、京成線も見える。
定期列車として緩行線のE231系、快速線のE217系・E235系、成田エクスプレスのE259系が走る。新宿わかしお・さざなみのE257系・255系も撮影できるが土休日限定かつ展望施設の営業時間が定められているので時間を合わせる必要がある。
「津田沼」〜「幕張本郷」間、総武線複々線区間
撮影地ガイド
幕張本郷駅から約850m。幕張本郷駅と津田沼駅の間にある鷺沼(さぎぬま)東跨線橋の上から電車を撮影する。総武快速線・中央総武線・京成千葉線(新京成線)を撮る事ができ走る列車の種類、構図が多種多様な場所。跨線橋の人通りはそこそこ。
「津田沼」〜「幕張本郷」間、日の出
「物井」〜「佐倉」間のあじさい
撮影地ガイド
有名撮影地のモノサクの山野越踏切付近には少しだがあじさいがある(2021年現在)。そのあじさいと一緒に走る列車を撮影することで梅雨の季節感溢れる一枚になる。列車をあえてぼやかしてもよい。
「物井」〜「佐倉」間のあじさい2
「物井」〜「佐倉」間の菜の花
「物井」〜「佐倉」間の菜の花2
「物井」〜「佐倉」間
撮影地ガイド
佐倉駅から約1.5km。佐倉駅から物井駅間にある古峰神社および密蔵院薬師堂まで行く。ここには田園地帯を望む高台があるのでそこに上って総武本線・成田線を撮影する。有名撮影地のモノサクを俯瞰できる場所である。車両全てを写真1枚に収めるためE217とE235の15両編成の場合、車両は小さく写ってしまいわかりにくくなる。
周辺にコンビニはないため注意すること。
「物井」〜「佐倉」間、山野越踏切付近上り
撮影地ガイド
物井駅から約1km、通称「モノサク」。駅から佐倉駅方面に向かって線路沿いを歩くと田園地帯に出るので、そこを走る総武本線(成田線)を撮影する。柵がない、見晴らしが良い、本数そこそこ、乗り入れる車両も多岐に渡る有名撮影地である。ただし周辺にコンビニはない。
撮影対象は2022年6月現在、209系・E217系、E235系・E259系(成田エクスプレス)・255系(しおさい)・E257系(しおさい)。E257系のしおさいは平日朝1本上りしか設定されていない。
「物井」〜「佐倉」間、山野越踏切下り
「物井」〜「佐倉」間曇り、山野越踏切付近下り
「物井」〜「佐倉」間晴れ、山野越踏切付近下り
「物井」〜「佐倉」間、亀崎踏切上り
「物井」〜「佐倉」間、亀崎踏切下り
「成田」〜「空港第2ビル」間
「成田」〜「空港第2ビル」間2
撮影地ガイド
成田駅から約4km。成田駅から東に向かって坂を下り、成田市役所下交差点へ。交差点からは国道51号線を道なりに北上し、取香川を渡る。川を渡ったら最初の信号を右に曲がり田園地帯へ。田園地帯に入ると高架が姿を表すので高架をくぐって線路の反対側へ。線路の反対側に出たら線路沿いを東に向かって進む。すると上り坂と下り坂に差し掛かり、坂を下った先の左に山道が現れる。その山道を進むと成田線と京成線(成田スカイアクセス線)の線路の真上にある橋に出るので、そこから金網越しに俯瞰して撮影する。
JR成田線と京成本線・成田スカイアクセス線が並走する関係上多くの種類の車両が通過する。印旛日本医大止まりの北総線普通列車は来ない。ここは本数が少ないだけでなく、成田駅からも遠いので全車両を撮影するのは至難の技。周辺にコンビニはない。
「成田」〜「空港第2ビル」間3
2020年3月14日のダイヤ改正まで存在した行き先。このダイヤ改正で成田エクスプレスは1時間に1本程度に減便され、数本設定されていた横浜行きは全て大船行きになった。横浜駅に停車しなくなったわけではない。
横浜駅に着くと大船駅にある鎌倉車両センターまで回送される。車両基地まで回送された後は車内整備され大船駅か横浜駅まで再び回送、始発の成田エクスプレスになる。
成田空港駅から高尾駅まで約2時間10分。前6両が大船行き、後6両が高尾行きとなり東京駅で切り離しが行われる。高尾行きは需要が少ないためか2021年3月のダイヤ改正で八王子行きに短縮されることになる。
高尾駅に着くと豊田駅にある豊田車両センターまで回送される。特別快速の停車しない吉祥寺駅が成田エクスプレスの停車駅に選ばれているが、吉祥寺駅前から発着する成田空港行きのバスに対抗するために停車していると言われている。
成田空港駅から八王子駅まで約2時間10分。夜に大船行きとの併結が2本運行され前6両が大船行き、後6両が八王子行きとなり東京駅で切り離す。2021年3月まであった高尾行きが短縮されたものであり、高尾までの需要が少ないと判断したためだろう。
八王子行きの列車は品川駅から山手貨物線を通り大崎駅へ、大崎駅からは湘南新宿ライン、新宿駅からは中央快速線と同じルートで運行する。
成田空港駅から大宮駅まで約2時間。大宮の車庫から入出庫する列車があり始発駅の新宿まで回送するのはもったいないという理由で大宮発着が設定される。しかしこのルートは大宮→池袋→新宿→品川→東京→千葉→成田と都心をほぼ一周してから成田に向かうためかなりの遠回りとなる。また運行ルートが湘南新宿ラインなため「大宮」〜「池袋」間は田端駅経由になりだいぶ時間がかかる。
2022年3月13日のダイヤ改正で池袋行きと共に新宿発着に短縮され、消滅することになる。