運用者 JR東日本

 

所属 幕張車両センター

 

運用開始日 2004年(平成16年)10月16日

 

編成 5両

 

運用区間
わかしお「東京」〜「安房鴨川」
さざなみ「東京」〜「君津」
しおさい「東京」〜「佐倉」

 
E257系(房総)

「Boso Express」の愛称を持つ特急列車。さざなみ・わかしお・しおさいとして運行され、基本的にさざなみ・わかしおで運用されている。同じ特急列車の255系とは違いグリーン車がない。

 

5両編成であり最大10両編成で運行できる。外房線の上総一ノ宮駅では連結・切り離し作業が可能であり、利用客の多い上総一ノ宮以北では10両編成、同じく少ない上総一ノ宮以南は5両編成と需要に応じた編成が可能である。

  • WC トイレ
  • 多WC 多機能トイレ
  • 車椅子 車椅子対応座席

Gallery

ロゴマーク

ロゴマーク2

車内

旅客案内表示器

自由席

座席最前列(最後尾)のテーブル

座席後ろにある折り畳み式テーブル

折り畳み式のテーブルには飲み物を置くくぼみがある

座席後ろにある網ポケットとドリンクホルダー

衣服をかけるフックは収納式

コンセント

 

普通車2・7号車1A・1D席の横は車椅子スペースがある車椅子対応座席

車椅子対応座席にある車椅子固定ベルト

普通車2・7号車2A・2B・2C・2D座席は東京方面運行時、座席前にテーブルがない補完として中央の肘掛けから収納式のテーブルを出すことができる

新聞・雑誌、缶、くずかご

洗面台

洋式トイレ

車椅子対応トイレ

デッキにあるこのスペースには公衆電話があったらしい

わかしお東京行き

わかしお上総一ノ宮行き

わかしお勝浦行き

わかしお東京行き・英語

わかしお上総一ノ宮行き・英語

わかしお勝浦行き・英語

わかしお安房鴨川行き

勝浦から普通・自由席

京葉線経由東京行き

わかしお安房鴨川行き・英語

勝浦から普通

 

さざなみ東京行き

さざなみ君津行き

さざなみ館山行き

さざなみ東京行き・英語

さざなみ君津行き・英語

さざなみ館山行き・英語

新宿さざなみ新宿行き

新宿さざなみ館山行き

 

新宿さざなみ新宿行き・英語

新宿さざなみ館山行き・英語

 

しおさい東京行き

しおさい佐倉行き

しおさい銚子行き

しおさい東京行き・英語

しおさい佐倉行き・英語

しおさい銚子行き・英語

回送

特急

快速

臨時

 

 

特急新宿行き

特急佐原行き

特急鹿島神宮行き

特急新宿行き・英語

特急佐原行き・英語

特急鹿島神宮行き・英語

特急銚子行き

あやめ新宿行き

あやめ鹿島神宮行き

特急銚子行き・英語

あやめ新宿行き・英語

あやめ鹿島神宮行き・英語

特急千倉行き

 

 

特急千倉行き・英語

 

 

わかしお・さざなみ50周年ラッピング

さざなみ

記念ロゴ

記念ロゴ入り専用ヘッドレストカバー。先着1万枚限定

マザーファーム号ヘッドレストカバー

わかしお

さざなみ

しおさい

特急あやめ祭り

特急佐原夏祭り

特急佐原秋祭り

新宿わかしお

新宿さざなみ

 

特急外房初日の出

特急犬吠初日の出

特急

普通

回送

 

209系と並ぶ

E131系と並ぶ

中央線複々線区間を走る。この区間は新宿わかしお・さざなみしか走らない

中央線複々線区間2

中央線内、江戸城の外濠沿いを走る

「市ケ谷」〜「飯田橋」間、桜咲く外濠

 

撮影地ガイド

 

JR市ケ谷駅から皇居の外堀に架かる市ケ谷橋を渡り、外堀通りに出る。そこは春になると外堀沿いに桜の花が目一杯に咲く桜の名所であり、外堀に沿って走る電車と桜を交えて撮影できる。桜の花の間にどう電車を入れるかがポイントとなる。

 

2021年4月現在撮影対象は中央総武線のE231、中央快速線のE233、209、あずさ・かいじのE353、新宿さざなみとわかしおのE257、255。


外濠の桜2

外濠の菜の花と桜

桜紅葉

千代田区外濠公園付近

「水道橋」〜「御茶ノ水」間

 

撮影地ガイド

 

JR御茶ノ水駅から御茶ノ水橋口を出てすぐ、お茶の水橋から下を通る中央線を撮影する。撮影対象は2021年10月現在、中央総武線のE231、中央快速線のE233・209、特急あずさ・かいじのE353、土休日限定で新宿わかしお・さざなみの255、E257。

 

駅前故に人通りが多いが道が広いのでさほど気にならない。キャパも広め。


「御茶ノ水」〜「秋葉原」間

 

撮影地ガイド

 

御茶ノ水駅聖橋口からすぐの場所にある聖橋から神田側を跨ぐ中央・総武線を撮影する。神田川やビル群が背景になる。中央線快速はこの橋を渡らないので中央・総武線のみの撮影となるが、千葉発着の特急あずさや土休日臨時列車の新宿わかしお・さざなみが通る。


「浅草橋」〜「両国」間、隅田川を渡る

 

撮影地ガイド

 

両国駅西口から隅田川に向かって歩き、両国橋に向かう。隅田川沿いは遊歩道が整備されているのでそちらに降りて隅田川を渡る総武線を撮る。スカイツリーがバックに入るため東京らしい一枚となる。

 

撮影対象はE231、新宿わかしおとさざなみのE257、255、あずさのE353。


さくら広場と幕張新都心

 

撮影地ガイド

 

幕張豊砂駅から約100mのさくら広場に行き、広場の高台から京葉線と桜を交えて撮影する。下り線が地上にあるため高架にある上り線のみの撮影。ただしさくら広場が2023年現在10時〜17時30分しか開いていないため、武蔵野線と特急列車を撮影できる時間は限られる。

 

幕張豊砂駅開業前は新習志野駅から約1.5kmと歩いていくには遠かった。


千葉ポートタワーから見下ろす

 

撮影地ガイド

 

千葉みなと駅から約1.5km地点にある展望台の千葉ポートタワーに登って撮る。大半が高架の京葉線を俯瞰でき、ビル群や海も景色に加えられる京葉線らしい撮影地。千葉ポートタワーの営業時間は9時から、入館料大人420円、強風だと臨時休業になるため注意。

 

2021年8月現在撮影対象はE233、209、わかしおとさざなみのE257、255。


「千葉みなと」〜「蘇我」間、5両編成

 

撮影地ガイド

 

外房線・内房線「本千葉駅」から約1.5km。京葉線の区間だが中間にある本千葉駅が近い。小峯丸遊漁船乗降所という場所から撮影するというもの。京葉線が高架から地上に降りる区間な上、柵などがないため撮影に適す。東京湾や船が京葉線らしさを引き立てる一枚になる。


「千葉みなと」〜「蘇我」間、10両編成

内房線内、京葉工業地域をバックに走る

 

撮影地ガイド

 

巌根駅から約2km。巌根駅から見て北東にある小櫃川付近にある高柳交差点へ、交差点に入ったら北西方向の国道409号線に入る。国道は高架になっており内房線が下をくぐる場所があるのでそこから撮ると京葉工業地域が背景になって内房線らしさが引き立つ。

 

最寄りとなる巌根駅は普通列車と京葉線のみの停車なので注意。総武線快速停車駅の袖ケ浦駅からは約3kmとやや遠い。


「袖ケ浦」〜「巌根」間

 

撮影地ガイド

 

袖ケ浦駅から約1.5km。袖ケ浦駅西にある浮戸川付近は田園地帯が広がっており内房線にも遮るものがないので撮影に適している。

 

撮影対象は2022年4月現在209系・E217系、E235系・E233系・209系(京葉)・E257系(さざなみ)・255(さざなみ)。京葉線車両の乗り入れは朝と夜しかなく、特急さざなみは平日のみの運行なので注意。


「袖ケ浦」〜「巌根」間2

木更津駅

「佐貫町」〜「上総湊」間、富士山が見える

 

撮影地ガイド

 

上総湊駅から約1.5km。駅前から国道127号線に出て北上、GoogleMapで見てマスヤという店付近から海側に一本道が延びている。そこに進み「やながわ米の里」まで行き高台から内房線を撮影する。天候に恵まれれば背景に富士山が写る。


「佐貫町」〜「上総湊」間、富士山は見えない

「上総湊」〜「竹岡」間、曇り

上総湊駅の桜

 

撮影地ガイド

 

上総湊駅2番線側にある桜と列車を組み合わせて撮影する。上り列車が対象。駅舎反対側に行くと桜を強調できる構図となるが駅の出入口が一つしかないために遠回りとなり、反対側に行くには徒歩約10分かかる。坂道も多い。


上総湊港

 

撮影地ガイド

 

上総湊駅から約1km。駅前から国道127号線に出て竹岡駅方面へ、湊川が見えたら内房線の線路へ向かい、川沿いから湊川橋梁を渡る電車を撮る。E131系、新宿さざなみのE257系、朝と夜限定で209系、運転日であればB.B.BASEが撮れる。

 

内房線は臨時列車が運行されることはほぼないが、毎年GWの多客期に増発される特急さざなみは定期列車とは異なる車両が乗り入れる。


「上総湊」〜「竹岡」間、俯瞰

 

撮影地ガイド

 

上総湊駅から湊川を越えた場所にある天神社に向かい、本堂付近の住宅の間にある階段から山に入る。そこから獣道を進み赤いテープを頼りに山頂を目指す。目印が少ない、道が分かりにくい、斜面が多く怪我の危険性があるなど到達難易度がかなり高い。

 

撮影地も斜面の上で足場が悪い。内房線を代表する撮影地だが生半可な気持ちで行かない方が良い。


「竹岡」〜「浜金谷」間、鋸山から見下ろす

 

撮影地ガイド

 

鋸山ロープウェーの山頂にある山頂駅から鋸山を俯瞰する。東京湾を絡めるなり浜金谷駅や保田駅を絡めるなり様々なシチュエーションで撮影できる。なお鋸山ロープウェーの営業開始時間は9時となっている。自力で登山すれば時間に囚われず撮影可能。


浜金谷駅

内房線内、鋸山をバックに走る

 

撮影地ガイド

 

保田駅から約1km。内房線から見て内陸側を浜金谷駅方面に歩き、鋸山のふもと付近まで行くと開けた場所があるのでそこから撮影する。近くにはセブンイレブン鋸南保田店があるのでトイレや食べものなどには困らない。


0番台と並ぶ

金谷郷のひまわり畑

 

撮影地ガイド

 

2022年度からは栽培管理者の確保が困難となったためにひまわりの作付けが行われなくなり消滅。

 

大網駅から約2.5kmの金谷郷のひまわり畑に行き、ひまわりと高架を走る外房線を撮る有名撮影地。近くには大網白里市ふれあいセンターがある。見上げるような形で撮影するため、畑側から見て奥の上り線は車両が少し隠れるので手前の下り線を撮影すると良い。

 

撮影対象は2022年4月現在209系・E217系、E235系・E233系・209系(京葉)・E257系(わかしお)・255(わかしお)。

 

日中に総武快速線は乗り入れないので注意する。朝の時間帯は本数が多くなり京葉線・総武快速線・特急まで全ての車両を撮る事が可能なため朝が狙い目。周辺にコンビニやトイレがなく、夏場で日陰が少ないため体調に気を付ける。


上総一ノ宮駅にて切り離し

「安房天津」〜「安房鴨川」間

 

撮影地ガイド

 

安房鴨川駅から約3.5km、安房天津駅から約2.5kmと両駅の中間辺り。東条海岸沿いの国道128号線が外房線の上を跨ぐ場所があるのでそこから撮る。海を背景に加えつつ電車を撮影できる外房線の貴重なポイントであり房総らしい風景が撮れる。

 

2021年8月現在撮影対象はE131、わかしおのE257と255、209、B.B.BASEの209。ただし209は朝と夜の限られた時間しか来ない。


「物井」〜「佐倉」間

 

撮影地ガイド

 

佐倉駅から約1.5km。佐倉駅から物井駅間にある古峰神社および密蔵院薬師堂まで行く。ここには田園地帯を望む高台があるのでそこに上って総武本線・成田線を撮影する。有名撮影地のモノサクを俯瞰できる場所である。車両全てを写真1枚に収めるためE217とE235の15両編成の場合、車両は小さく写ってしまいわかりにくくなる。

 

周辺にコンビニはないため注意すること。


「東浦和」〜「東川口」間

 

撮影地ガイド

 

東浦和駅から約1.5km程の場所で奥ヒガウラの異名を持つ。東浦和駅から線路沿いに東川口方面に向かって歩き、芝川を渡る。芝川を渡ると田園風景が広がる場所が見え、そこでは武蔵野線が地上を走っている。高架や開削部の多い武蔵野線の数少ない地上撮影地である。

 

この区間はホリデー快速鎌倉を筆頭に臨時列車が通ることが多い。


「東浦和」〜「東川口」間2

「北小金」〜「南柏」間

 

撮影地ガイド

 

北小金駅から約500m。北口から南柏方面に向かって歩くと跨線橋がある。そして跨線橋に上り緩行線側にある踊り場から常磐線を撮影する。快速線緩行線共に撮影できる有名撮影地のようだ。武蔵野線からの臨時列車がこの区間を通ることがしばしばある。


「下総松崎」〜「成田」間

 

撮影地ガイド

 

成田駅から約1km。成田駅の北西の成田市体育館入口交差点から北にある公園通りに行く。撮れればいいなら成田線と交差する陸橋の上から、本気の一枚を狙うなら付近の踏切から撮影する。普段はE231系しか来ないが有名撮影地なようでネタの時は混雑する。

 

E231系は5両と10両が撮影可能。陸橋の上ならキャパは広め。


「香取」〜「十二橋」間

 

撮影地ガイド

 

十二橋駅周辺は見晴らしのよい水田地帯であり、高架を走る鹿島線が際立つ。稲と一緒に撮影すると水郷地帯らしさが伝わる一枚になる。近くには与田浦コスモス園もあるので、コスモスの時期ならばそちらに行くのもよい。


水郷潮来あやめ園

 

撮影地ガイド

 

潮来駅から約200mの水郷潮来あやめ園からあやめの花などを交えて鹿島線を撮影する。鹿島線の本数が少ないことさえ気を付ければ駅から近いため撮影しやすい。基本的にE131系が対象だがあやめの花が見頃の時期には臨時特急が運行されるのでそちらも撮れる。

 

水郷潮来あやめ園は無料で24時間解放されている。周辺にコンビニもある。


「延方」〜「鹿島神宮」間、北浦橋梁

 

撮影地ガイド

 

鹿島神宮駅から約2km。鹿島神宮駅から延方方面にある北浦に向かい北浦の湖畔、鹿島線の高架下から撮影する。まるで海の上を走るかのような一枚になる鹿島線を代表する撮影地。ただし鹿島線の運行本数は内房線や外房線末端区間を下回る。

 

有名撮影地だがキャパはかなり広い。周辺にコンビニはない。1日1往復のみの総武快速線直通列車が来たり、貨物列車が来たりする。梅雨の時期になると臨時列車が運行されたりする。


「延方」〜「鹿島神宮」間、鹿島城山公園から見下ろす

 

撮影地ガイド

 

鹿島神宮駅から約700mの鹿島城山公園の高台に上り、北浦に向かって鹿島線を俯瞰する。北浦の上もしくは田園地帯を走る鹿島線2種類のパターンが撮影できる。

 

公園内のためトイレがある。駅から近いが公園が高台にある関係上上り下りがやや大変。


鹿島城山公園から見下ろす2

Column

わかしお安房鴨川行き


東京駅から安房鴨川駅まで約2時間。東京駅では他の路線から遠く離れた京葉線ホームから発着するため余裕を持って移動した方が良い。夜の安房鴨川行きは「勝浦」〜「安房鴨川」間の各駅に停車し、勝浦から先は座席指定が解除。普通列車として運転される。

 

E257系のわかしお安房鴨川行きの一部は5両+5両の10両で運行され、後ろ1〜5号車を上総一ノ宮駅にて切り離す。そのため後ろ1〜5号車は上総一ノ宮行きになる。

新宿さざなみ館山行き


新宿駅から館山駅まで約2時間10分。土休日のみ運行される観光客向けの特急であり新宿発が2本、館山発新宿行きが2本設定されている。普通のさざなみは平日のみ運行され「東京」〜「君津」間を往復するホームライナーのような位置づけである。2022年3月のダイヤ改正からだと思われるが、1往復が廃止された。

 

5両のE257系で運行されているが、2023年2月現在は255系で運行されている。1往復減らす代わりに9両の255系で一度に多くの乗客を運ぶという考えなのだろうか。

しおさい東京行き


しおさいは255系に統一されているが2022年1月現在平日朝に運行される佐倉始発のしおさい4号に限り、E257系で運転される。佐倉駅から東京駅まで約1時間。E257系が銚子行きになるのは臨時列車のしおさい81号・82号に限られる。

 

しおさい4号は10両で運行される。停車駅は2023年2月現在、佐倉・四街道・千葉・錦糸町・東京。東京駅に着くと幕張車両センターに回送される。

あやめ鹿島神宮行き


「東京」〜「鹿島神宮」間を結ぶ特急で鹿島線内は各駅に停車する。2015年3月に廃止されたため現在は運行されていない。香取市や潮来市で開かれる6月のあやめ祭りに合わせて臨時の「あやめ祭り号」として運行されるのみ。

 

特急あやめの停車駅は東京・錦糸町・千葉・佐倉・成田・滑河・佐原・「佐原」〜「鹿島神宮」の各駅。「佐原」〜「鹿島神宮」は普通列車扱いになり特急券不要で乗車できる。

わかしお・さざなみ50周年ラッピング


1972年7月15日に運行を開始した特急わかしお・さざなみは2022年で運行50周年を迎える。これを記念してE257系5両1編成に記念ラッピングを施す。さらに座席には先着1万枚限定で専用ヘッドレストカバーが取り付けられた。因みに特急しおさいは1975年3月10日運行開始。