運用者 JR東日本
所属 鎌倉車両センター
運用開始日 2020年(令和2年)12月21日
編成 11両・4両
運用区間
横須賀・総武快速線「久里浜」〜「千葉」
内房線「千葉」〜「君津」
外房線「千葉」〜「上総一ノ宮」
総武本線「千葉」〜「成東」
成田線「千葉」〜「成田空港」・「佐原」
鹿島線「佐原」〜「鹿島神宮」
2020年12月から横須賀・総武快速線で営業運転開始。営業運転20年を超え老朽化の進んだE217系を置き換える目的で導入される。E235系としては初のグリーン車となる系列となった。
従来のE217系にあったセミクロスシートは撤廃しオールロングシートになり、ロングシートは10mm座席幅が拡大。普通車のトイレは全て車椅子対応大型洋式トイレになり、基本編成の1・6号車と付属編成の増1号車にある。11号車のトイレはE217系から6号車に移動した。新たに半自動ドアボタンが設けられ、車内温度保持を目的として使用される。
車内。E217系にあったクロスシートはない
優先席
1・6号車、付属編成1号車にはトイレがあるため車端部に優先席が設置できず、トイレ隣のロングシートに優先席が設けられている
車内案内画面
3画面あるトレインチャンネル。3画面を繋がった1つの画面として使用することが可能
JR東日本横浜支社マスコットキャラクター「ハマの電チャン」
田浦駅ではこのドアは開きません
普通車のトイレ
普通車のトイレ内
半自動ドアボタン・車外
半自動ドアボタン・車内
付属編成4号車
4〜5号車はグリーン車
グリーン車・車内
グリーン車2階建て部分の1階は座席と通路に段差があるので注意
座席の肘掛けにあるコンセント。E217系にはなかった
Suicaグリーン券読み取り部
2階建て部分の1階には暗さを補うための読書灯がある。E217系にあったスポットクーラーはない
座席最前列(最後尾)のテーブル。E217系から代わり折り畳み式となり、大きくなった
テーブルを開く
座席後ろにある折り畳み式テーブル
テーブルを開く
座席後ろにある網ポケット。E217系にはなかったドリンクホルダーがある
グリーン車・車内案内画面
グリーン車平屋席には座席上に荷物置き場があるが、2階建て部分にはない
グリーン車デッキにあるくずかご
洗面台
グリーン車のトイレ
普通久里浜行き
快速久里浜行き
普通横須賀行き
普通久里浜行き・英語
快速久里浜行き・英語
普通横須賀行き・英語
快速横須賀行き
普通逗子行き
快速逗子行き
快速横須賀行き・英語
普通逗子行き・英語
快速逗子行き・英語
普通大船行き
快速大船行き
普通品川行き
普通大船行き・英語
快速大船行き・英語
普通品川行き・英語
快速品川行き
普通東京行き
快速東京行き
快速品川行き・英語
普通東京行き・英語
快速東京行き・英語
普通津田沼行き
快速津田沼行き
普通千葉行き
普通津田沼行き・英語
快速津田沼行き・英語
普通千葉行き・英語
快速千葉行き
普通佐倉行き
快速佐倉行き
快速千葉行き・英語
普通佐倉行き・英語
快速佐倉行き・英語
普通成田行き
快速成田行き
普通成田空港行き
普通成田行き・英語
快速成田行き・英語
普通成田空港行き・英語
快速成田空港行き
普通成東行き
快速成東行き
快速成田空港行き・英語
普通成東行き・英語
快速成東行き・英語
普通鹿島神宮行き
快速鹿島神宮行き
普通佐原行き
普通鹿島神宮行き・英語
快速鹿島神宮行き・英語
普通佐原行き・英語
快速茂原行き
普通上総一ノ宮行き
快速上総一ノ宮行き
快速茂原行き・英語
普通上総一ノ宮行き・英語
快速上総一ノ宮行き・英語
快速姉ケ崎行き
快速木更津行き
快速姉ケ崎行き・英語
快速木更津行き・英語
普通君津行き
快速君津行き
普通君津行き・英語
快速君津行き・英語
普通・横須賀線-総武線
普通・横須賀線
普通・総武本線
快速・横須賀線-総武線
快速・総武線
快速・総武本線
快速・成田線
普通成田線-鹿島線
快速成田線-成田線
快速・外房線
快速・内房線
回送
普通逗子行き・単体表示
快速大船行き・単体表示
快速東京行き・単体表示
普通千葉行き・単体表示
快速成田空港行き・単体表示
普通横須賀線・単体表示時
前面行き先表示機・横須賀線-総武線2つ
前面行き先表示機・快速成田空港成東行き
前面行き先表示機・成田線-鹿島線と成田線
前面行き先表示機・快速鹿島神宮成田空港行き
前面行き先表示機・快速茂原行き
前面行き先表示機・快速姉ケ崎行き
車内案内表示装置・成田空港成東行き切り離し案内
車内案内表示装置・成田空港鹿島神宮行き切り離し案内
車内案内表示装置・田浦駅でのドアカット
グリーン車の車内案内表示装置・乗り換え案内
グリーン車の車内案内表示装置・袖ケ浦の次は木更津に止まります
グリーン車の車内案内表示装置・木更津の次は袖ケ浦に止まります
グリーン車の車内案内表示装置・袖ケ浦から先は各駅にとまります
グリーン車の車内案内表示装置・都賀の次は千葉に止まります
グリーン車の車内案内表示装置・千葉から先は各駅にとまります
正面から見る
横須賀駅
撮影地ガイド
横須賀駅2番線は行き止まりの頭端式ホームになっており、横須賀行きの列車は2番線に入線して横須賀始発の列車になる。そこで2番線の列車を面縦したり旧型の駅名標を交えて撮影する。横須賀行きは朝に多い。
田浦駅
両端をトンネルで挟まれた田浦駅はホームが10両までしか対応しない。11両の列車は先頭1両と2両目の一番前をドアカットする
逗子駅にて後4両増結
撮影地ガイド
1番線で増結作業を行う横須賀線を撮影する。増結作業を行う頻度はそれなりに多いため狙わなくても目にしやすい。1番線ホームは逗子駅で人通りの多い改札があるので周囲への配慮を忘れないこと。逗子駅の日常で特に珍しい風景でもないが横須賀線らしさは満点。
円覚寺の境内を走る
撮影地ガイド
円覚寺の白鷺池(びゃくろち)から境内を走る横須賀線を撮影する。手前の石碑を加えると鎌倉っぼさが引き立つ。
成田エクスプレスは大船駅までしか営業運転しないが鎌倉駅への回送列車が通過する。これはコロナ禍に伴う減便により、鎌倉車両センターに成田エクスプレスを全て留置するのが難しいために鎌倉駅の留置線が使われているようだ。
2022年3月12日のダイヤ改正より本数が戻ったので現在は鎌倉駅まで回送されていないと思われる。
円覚寺の紅葉
撮影地ガイド
北鎌倉駅前にある円覚寺の紅葉と横須賀線を交えて撮影する。出入口から撮影するため円覚寺が開門すると人が往来して撮影が困難になるため、早朝の内にさっさと撮影してしまうこと。
「大船」〜「戸塚」間のカーブ
撮影地ガイド
戸塚駅から大船駅方面に向かって線路沿いに1km程歩くと跨線橋がある。その跨線橋の階段から戸塚駅を発車または到着する電車を撮る。戸塚カーブと呼ばれる有名撮影地であり、4番線を発車する下り横須賀線と湘南新宿ラインを最も綺麗に撮れる。
駅から近いカーブという線形で電車はそれほどスピードを出せないためシャッターチャンスは掴みやすい。跨線橋の人通りは少ないが狭いため人一人が行き違うのがなかなか大変。また、有名撮影地であるためネタの時は撮影者が集まる。
2021年8月現在撮影対象は横須賀線E217、E235、東海道線と湘南新宿ラインのE231、E233、成田エクスプレスのE259、踊り子と湘南のE257、サフィール踊り子のE261。
185系は2021年3月13日のダイヤ改正で定期運用を終了したため撮れなくなった。鎌倉発着の臨時列車が通ることが多く、代表的なものとしてホリデー快速鎌倉がある。
湘南新宿ライン
「大船」〜「戸塚」間
「横浜」〜「武蔵小杉」間、武蔵小杉のタワーマンションをバックに走る
撮影地ガイド
南武線「平間駅」から約550m。平間駅を出たら駅の西側にある国道409号線に行き北上、横須賀線の上を跨ぐ所まで来たらそこで横須賀線を撮影する。武蔵小杉駅周辺のタワーマンション群が背景になる。
E235・E217・E259が撮影可能。湘南新宿ラインもこの辺りを走っている。
錦糸町駅の留置線
撮影地ガイド
4番線ホームから見える快速線の留置線6本に留置されている列車を撮影する。角度を変えたりして様々な構図を試す。東京発着の横須賀・総武快速線ですぐに折り返さない列車をここまで回送するという利用なので、原則的にE235系とE217系がいる。
錦糸町駅の留置線2
錦糸町駅の留置線3。E235系が勢力を拡大しつつある
江戸川を渡る
撮影地ガイド
市川駅南口にある高層マンションのザ・タワーズウエストの最上階にあるアイ・リンクタウン展望施設から総武線を俯瞰する。展望施設は無料だが9時からの営業であること、ガラス越しの撮影になる。高架が多い総武線複々線区間における数少ない俯瞰撮影地で、京成線も見える。
定期列車として緩行線のE231系、快速線のE217系・E235系、成田エクスプレスのE259系が走る。新宿わかしお・さざなみのE257系・255系も撮影できるが土休日限定かつ展望施設の営業時間が定められているので時間を合わせる必要がある。
江戸川を渡る2
「物井」〜「佐倉」間、山野越踏切付近上り15両編成
撮影地ガイド
物井駅から約1km、通称「モノサク」。駅から佐倉駅方面に向かって線路沿いを歩くと田園地帯に出るので、そこを走る総武本線(成田線)を撮影する。柵がない、見晴らしが良い、本数そこそこ、乗り入れる車両も多岐に渡る有名撮影地である。ただし周辺にコンビニはない。
撮影対象は2022年6月現在、209系・E217系、E235系・E259系(成田エクスプレス)・255系(しおさい)・E257系(しおさい)。E257系のしおさいは平日朝1本上りしか設定されていない。
「物井」〜「佐倉」間、亀崎踏切上り
「物井」〜「佐倉」間の菜の花
「物井」〜「佐倉」間の菜の花2
「物井」〜「佐倉」間のあじさい
撮影地ガイド
有名撮影地のモノサクの山野越踏切付近には少しだがあじさいがある(2021年現在)。そのあじさいと一緒に走る列車を撮影することで梅雨の季節感溢れる一枚になる。列車をあえてぼやかしてもよい。
「物井」〜「佐倉」間のあじさい2
「成田」〜「空港第2ビル」間、京急1000形と並走
撮影地ガイド
成田駅から約4km。成田駅から東に向かって坂を下り、成田市役所下交差点へ。交差点からは国道51号線を道なりに北上し、取香川を渡る。川を渡ったら最初の信号を右に曲がり田園地帯へ。田園地帯に入ると高架が姿を表すので高架をくぐって線路の反対側へ。線路の反対側に出たら線路沿いを東に向かって進む。すると上り坂と下り坂に差し掛かり、坂を下った先の左に山道が現れる。その山道を進むと成田線と京成線(成田スカイアクセス線)の線路の真上にある橋に出るので、そこから金網越しに俯瞰して撮影する。
JR成田線と京成本線・成田スカイアクセス線が並走する関係上多くの種類の車両が通過する。印旛日本医大止まりの北総線普通列車は来ない。ここは本数が少ないだけでなく、成田駅からも遠いので全車両を撮影するのは至難の技。周辺にコンビニはない。
「成田」〜「空港第2ビル」間2
千葉駅でE217系と並ぶ
金谷郷のひまわり畑
撮影地ガイド
2022年度からは栽培管理者の確保が困難となったためにひまわりの作付けが行われなくなり消滅。
大網駅から約2.5kmの金谷郷のひまわり畑に行き、ひまわりと高架を走る外房線を撮る有名撮影地。近くには大網白里市ふれあいセンターがある。見上げるような形で撮影するため、畑側から見て奥の上り線は車両が少し隠れるので手前の下り線を撮影すると良い。
撮影対象は2022年4月現在209系・E217系、E235系・E233系・209系(京葉)・E257系(わかしお)・255(わかしお)。
日中に総武快速線は乗り入れないので注意する。朝の時間帯は本数が多くなり京葉線・総武快速線・特急まで全ての車両を撮る事が可能なため朝が狙い目。周辺にコンビニやトイレがなく、夏場で日陰が少ないため体調に気を付ける。
「袖ヶ浦」〜「巌根」間、富士山
撮影地ガイド
袖ヶ浦駅から約600m。南口から袖ヶ浦駅入口交差点に出て左折し、海蔵院 那谷寺付近の急な坂を上り高台へ行く。そして高台から富士山をバックに内房線を撮影する。2022年4月現在209系・E217系、E235系・E233系・209系(京葉)・E257系(さざなみ)・E131系(回送)が撮れる。
朝の時間帯に多い。「横須賀」〜「久里浜」間が単線区間となるため、本数が多い時間帯は複線区間の末端である横須賀駅で折り返す。横須賀駅の2番線は上り方面しか線路が繋がらない行き止まりの頭端式ホームのため、横須賀止まりの列車は2番線に入線する。
横須賀行きになるのは全て東京方面からの列車。「逗子」〜「久里浜」間を往復する4両編成の区間列車が横須賀行きになったりはしない。
総武線が横須賀線に直通することなく完結する行き先。本数はそこそこ。東京駅に着くと折り返しで始発列車になるか錦糸町駅にある留置線に回送される。東京駅にて東京始発の横須賀線と接続が行われることがある。ダイヤが乱れると直通を中止し東京行きになることもある。
1日1本夜に設定される行き先で始発駅は逗子。佐倉駅にて前11両が成田空港行き、後ろ4両を成東行きとして切り離す。E235系が2020年12月にデビューしてから長らくこの行き先にならなかった。初めて成田空港・成東行きとして運行されたのは約1年後の2021年1月。
成東駅に着くと折り返しで逗子行きになる。この逗子行きは朝の成東始発と違って「成東」〜「都賀」間は各駅に停車する。東千葉駅は従来通り通過する。
横須賀・総武快速線から最も多い成田線直通の行き先。最長運用は久里浜発で成田空港駅まで約3時間、走行距離約127km。久里浜駅から毎時1本発車しており運行形態の分断された横須賀線末端区間から逗子以北に直通する列車としての役割もある。
2018年3月のダイヤ改正まで快速成田空港行きには「エアポート成田」という愛称が付けられていた。廃止理由は特急成田エクスプレスとの違いを明確にするため。
内房線の快速君津行きとは違い、日中の一部時間帯には運行されない。代わりに京葉線から快速列車が直通してくる。なお東京駅から上総一ノ宮駅までの時間は総武線だと約1時間30分、京葉線(外房線内各駅停車)だと1時間20分を要する。
外房線内の停車駅は「千葉」〜「大網」間の各駅と茂原・上総一ノ宮。通過する永田・本納・新茂原・八積はホーム有効長が10両分しかなく最低でも11両の総武快速線は停車できない。京葉線は10両なため上総一ノ宮以北までなら全ての駅に停車できる。
内房線は基本的に1時間に1本横須賀・総武快速線からの直通列車が設定されており、終点の君津駅で館山方面のワンマン列車に接続する。総武線の車両は15両(11両)なのに対しワンマン列車は2両しかないため乗る場所によってはかなり歩くことになる。
内房線内の通過駅が巌根駅しかないが当駅はホーム有効長が10両のため短い11両でも総武快速線は停車できない。前は本千葉・浜野・長浦・袖ケ浦を通過していたが本千葉駅と浜野駅は巌根駅と同案件で停車できなかった。後に沿線の快速停車要望からホームが15両分に延伸された。
各駅停車だと定期列車の姉ケ崎行きはあるが快速にはない。快速だが姉ケ崎止まりなため内房線内は各駅停車。こちらは蘇我駅周辺で開催されるROCK IN JAPAN FESTIVALに伴い、平日の定期列車である快速津田沼行きが姉ケ崎行きに延長されたものである。