運用者 JR東日本
所属 幕張車両センター
運用開始日 1993年(平成5年)7月2日
編成 9両
運用区間
定期運用終了
「Boso View Express」の愛称を持つ特急列車。さざなみ・わかしお・しおさいとして運行され、基本的にしおさいで運用されている。9両編成で4号車がグリーン車となっている。
同じ特急列車として運用されているE257系は需要に応じて5両・10両と編成を変えることが可能だが、本系列は9両固定なため過剰となりやすく、さざなみ・わかしおはE257系で運行される事が多い。
しおさいでの運行は2024年3月16日のダイヤ改正で全てE259系に置き換えられる形で離脱。わかしお・さざなみも同日付で離脱するはずだったが、同ダイヤ改正で全席指定席化した房総特急をまだ知らない利用客が乗ってきて座席が足りなくなることを防ぐため、定着まで9両の255系での運行を継続することにした模様。
普通車の車内
旅客案内表示器
自由席
座席後ろ。足を乗せるフットレストがある
テーブルは肘掛けから出す
読書灯
5号車1A・2Aの横は車椅子スペースがある車椅子対応座席
4号車はグリーン車
グリーン車の車内
座席上の荷物置き場
グリーン車にあるこの仕切りで禁煙席と喫煙席に分かれていたらしい
座席最前列(最後尾)のテーブル
座席の前にあるフットレストは普通車と違って動く
仕切り部のテーブル
座席後ろにある折り畳み式テーブル
折り畳み式テーブルを開く
グリーン車4号車11A・11D席の横は車椅子スペースがある車椅子対応座席
車椅子対応座席にある車椅子固定ベルト
グリーン車4号車10B・10C座席は銚子方面運行時、座席前にテーブルがない補完として通路側の肘掛けから収納式のテーブルを出すことができる
グリーン車の荷物置き場
洗面台
洋式トイレ
トイレの洗浄はセンサー式
グリーン車のトイレ
荷物置き場
このスペースには公衆電話があったらしい
缶・ビン、可燃ゴミ捨て場
ロゴマーク
しおさい東京行き
しおさい成東行き
しおさい銚子行き
しおさい東京行き・英語
しおさい成東行き・英語
しおさい銚子行き・英語
わかしお東京行き
わかしお上総一ノ宮行き
わかしお勝浦行き
わかしお東京行き・英語
わかしお上総一ノ宮行き・英語
わかしお勝浦行き・英語
新宿わかしお新宿行き
新宿わかしお安房鴨川行き
勝浦から普通
新宿わかしお新宿行き・英語
新宿わかしお安房鴨川行き・英語
京葉線経由
さざなみ東京行き
さざなみ君津行き
新宿さざなみ館山行き
さざなみ東京行き・英語
さざなみ君津行き・英語
新宿さざなみ館山行き・英語
回送
特急
千葉ポートタワーから見下ろす
撮影地ガイド
千葉みなと駅から約1.5km地点にある展望台の千葉ポートタワーに登って撮る。大半が高架の京葉線を俯瞰でき、ビル群や海も景色に加えられる京葉線らしい撮影地。千葉ポートタワーの営業時間は9時から、入館料大人420円、強風だと臨時休業になるため注意。
2021年8月現在撮影対象はE233、209、わかしおとさざなみのE257、255。
「千葉みなと」〜「蘇我」間
撮影地ガイド
外房線・内房線「本千葉駅」から約1.5km。京葉線の区間だが中間にある本千葉駅が近い。小峯丸遊漁船乗降所という場所から撮影するというもの。京葉線が高架から地上に降りる区間な上、柵などがないため撮影に適す。東京湾や船が京葉線らしさを引き立てる一枚になる。
安房鴨川駅
安房鴨川駅で209系と並ぶ
「安房天津」〜「安房鴨川」間、晴れ
撮影地ガイド
安房鴨川駅から約3.5km、安房天津駅から約2.5kmと両駅の中間辺り。東条海岸沿いの国道128号線が外房線の上を跨ぐ場所があるのでそこから撮る。海を背景に加えつつ電車を撮影できる外房線の貴重なポイントであり房総らしい風景が撮れる。
2021年8月現在撮影対象はE131、わかしおのE257と255、209、B.B.BASEの209。ただし209は朝と夜の限られた時間しか来ない。
「安房天津」〜「安房鴨川」間、曇り
「上総湊」〜「竹岡」間、湊川橋梁
撮影地ガイド
上総湊駅から約1km。駅前から国道127号線に出て竹岡駅方面へ、湊川が見えたら内房線の線路へ向かい、川沿いから湊川橋梁を渡る電車を撮る。E131系、新宿さざなみのE257系、朝と夜限定で209系、運転日であればB.B.BASEが撮れる。
内房線は臨時列車が運行されることはほぼないが、毎年GWの多客期に増発される特急さざなみは定期列車とは異なる車両が乗り入れる。
「物井」〜「佐倉」間の菜の花
「物井」〜「佐倉」間の菜の花2
「物井」〜「佐倉」間のあじさい
撮影地ガイド
有名撮影地のモノサクの山野越踏切付近には少しだがあじさいがある(2021年現在)。そのあじさいと一緒に走る列車を撮影することで梅雨の季節感溢れる一枚になる。列車をあえてぼやかしてもよい。
「物井」〜「佐倉」間
撮影地ガイド
佐倉駅から約1.5km。佐倉駅から物井駅間にある古峰神社および密蔵院薬師堂まで行く。ここには田園地帯を望む高台があるのでそこに上って総武本線・成田線を撮影する。有名撮影地のモノサクを俯瞰できる場所である。車両全てを写真1枚に収めるためE217とE235の15両編成の場合、車両は小さく写ってしまいわかりにくくなる。
周辺にコンビニはないため注意すること。
雪残る「物井」〜「佐倉」間
「物井」〜「佐倉」間、山野越踏切付近上り
撮影地ガイド
物井駅から約1km、通称「モノサク」。駅から佐倉駅方面に向かって線路沿いを歩くと田園地帯に出るので、そこを走る総武本線(成田線)を撮影する。柵がない、見晴らしが良い、本数そこそこ、乗り入れる車両も多岐に渡る有名撮影地である。ただし周辺にコンビニはない。
撮影対象は2022年6月現在、209系・E217系、E235系・E259系(成田エクスプレス)・255系(しおさい)・E257系(しおさい)。E257系のしおさいは平日朝1本上りしか設定されていない。
「物井」〜「佐倉」間、亀崎踏切上り
「飯岡」〜「倉橋」間、風力発電所の脇を走る
撮影地ガイド
飯岡駅から約1.5km。飯岡〜倉橋間には田園地帯から風力発電所が見える場所があるのでそこから電車を撮影する。銚子市近辺は年間を通して比較的風が強いとされ、風力発電所の稼働に適しているらしく多くの風力発電所が立地している。
209系・255系(しおさい)・BBBASEが撮影できる。風力発電所は千葉で銚子側にしかないので個性が引き立つ。
江戸城の外堀沿いを走る。この区間は新宿わかしお・さざなみしか走らない
E233系と並走
中央線複々線区間
「市ケ谷」〜「飯田橋」間、外濠の桜
撮影地ガイド
JR市ケ谷駅から皇居の外堀に架かる市ケ谷橋を渡り、外堀通りに出る。そこは春になると外堀沿いに桜の花が目一杯に咲く桜の名所であり、外堀に沿って走る電車と桜を交えて撮影できる。桜の花の間にどう電車を入れるかがポイントとなる。
2021年4月現在撮影対象は中央総武線のE231、中央快速線のE233、209、あずさ・かいじのE353、新宿さざなみとわかしおのE257、255。
「水道橋」〜「御茶ノ水」間
撮影地ガイド
JR御茶ノ水駅から御茶ノ水橋口を出てすぐ、お茶の水橋から下を通る中央線を撮影する。撮影対象は2021年10月現在、中央総武線のE231、中央快速線のE233・209、特急あずさ・かいじのE353、土休日限定で新宿わかしお・さざなみの255、E257。
駅前故に人通りが多いが道が広いのでさほど気にならない。キャパも広め。
「御茶ノ水」〜「秋葉原」間
撮影地ガイド
御茶ノ水駅聖橋口からすぐの場所にある聖橋から神田側を跨ぐ中央・総武線を撮影する。神田川やビル群が背景になる。中央線快速はこの橋を渡らないので中央・総武線のみの撮影となるが、千葉発着の特急あずさや土休日臨時列車の新宿わかしお・さざなみが通る。
「浅草橋」〜「両国」間、隅田川を渡る
撮影地ガイド
両国駅西口から隅田川に向かって歩き、両国橋に向かう。隅田川沿いは遊歩道が整備されているのでそちらに降りて隅田川を渡る総武線を撮る。スカイツリーがバックに入るため東京らしい一枚となる。
撮影対象はE231、新宿わかしおとさざなみのE257、255、あずさのE353。
江戸川を渡る
撮影地ガイド
市川駅南口にある高層マンションのザ・タワーズウエストの最上階にあるアイ・リンクタウン展望施設から総武線を俯瞰する。展望施設は無料だが9時からの営業であること、ガラス越しの撮影になる。高架が多い総武線複々線区間における数少ない俯瞰撮影地で、京成線も見える。
定期列車として緩行線のE231系、快速線のE217系・E235系、成田エクスプレスのE259系が走る。新宿わかしお・さざなみのE257系・255系も撮影できるが土休日限定かつ展望施設の営業時間が定められているので時間を合わせる必要がある。
「津田沼」〜「幕張本郷」間
撮影地ガイド
幕張本郷駅から約850m。幕張本郷駅と津田沼駅の間にある鷺沼(さぎぬま)東跨線橋の上から電車を撮影する。総武快速線・中央総武線・京成千葉線(新京成線)を撮る事ができ走る列車の種類、構図が多種多様な場所。跨線橋の人通りはそこそこ。
東京方面からのしおさい最終列車でしおさい唯一の途中駅止まり。平日限定で土休日は銚子行きになっている。東京駅から成東駅まで約1時間10分で、成東駅に着くと当日のうちに幕張車両センターまで回送される。
終点の成東駅での接続はないが、2023年3月のダイヤ改正から繰り上げられた千葉始発普通横芝行きに接続するようになった。
東京駅から銚子駅まで約1時間50分。かつては急行「犬吠」という名称だった。総武本線は千葉県唯一の「本線」で同地区の路線を束ねる大動脈のような位置付けであることから、千葉地区に優等列車を設定するだけの需要があるかを試すために運行が開始された。
255系における主力の特急。255系E257系と違って9両固定であり、需要に合わせて編成数を変えることができない。銚子辺りの高速バスは運賃の安さで負けるが、東京までの所有時間はしおさいの方が勝る。この理由から一定の需要が見込めるため9両固定の255系で運行されているようだ。
君津駅から東京駅まで約1時間。平日朝・夕・夜のみの運行かつ君津駅までしか運行されないホームライナー。かつてのさざなみは館山駅まで乗り入れ土休日も運行されていたが、東京湾アクアラインや高速道路などが開通したことにより特急の優位性は失われ、現在の運行形態になった。
さざなみはE257系で運行されるが、君津始発東京行きのさざなみ6号に限り255系で運行される。
東京駅から上総一ノ宮駅まで約1時間。一宮町は都心からも比較的近く、盛んなサーフィンを楽しみつつ田舎暮らしを送れることからサーファーの移住先として人気が高い。そういった意味合いでホームライナー的な行き先かもしれない。
2023年2月現在帰宅時間帯に平日は2本、土休日は1本設定されている。わかしお上総一ノ宮行きの特徴として土気駅に必ず停車する。
東京始発が4本設定され、東京駅から勝浦駅まで約1時間25分。下りのわかしお最終列車でもある。勝浦駅に着くと折り返しで勝浦始発わかしお東京行きになる。夜の安房鴨川行き2本は勝浦駅まで特急で「勝浦」〜「安房鴨川」間を普通列車として運行するが勝浦行きとはならない。
土休日1日1本運転。新宿駅から安房鴨川駅まで約2時間20分。普通のわかしおとは違い新宿発着なため京葉線ではなく中央線と総武線を経由する。臨時列車扱いのようだが毎週運行されている。
2022年3月のダイヤ改正からだと思われるが、運行頻度が減らされた。
2023年2月の傾向では1往復設定でE257系5両で運行されている。255系は新宿わかしおにならず、代わりに新宿さざなみが255系で運行されている。