運用者 JR東日本

 

所属 仙台車両センター

 

運用開始日 2006年(平成18年)3月17日

 

編成 2両・4両

 

運用区間
常磐線「原ノ町」〜「仙台」

 
E721系

東北地区の交流型電車。2両編成と4両編成があり、常磐線「原ノ町」〜「仙台」間を走る701系と営業運転での併結が可能。仙台地区の低床プラットホームに対応した設計であり、同地区の従来の車両と違って乗降口のステップがない。

 

東日本大震災により被災した系列であり、2編成計4両が2011年3月11日に発生した津波に流され廃車となっている。

Gallery

車内

ボックス席

優先席

車内案内表示装置

トイレ

トイレ内

ワンマン運転用の整理券発行機。常磐線では使われない

ワンマン運転用の液晶ディスプレイ式運賃表示器。常磐線では使われない

乗務員室部分は従来の701系との併結に対応するため連結器の高さ制約がある。そのため客室との段差が生じている

ゆびにご注意ください

半自動ドアのボタン・車内側

半自動ドアのボタン・車体側

原ノ町行き

新地行き

山下行き

岩沼行き

仙台行き

大河原行き

白石行き

福島行き

松川行き

郡山行き

矢吹行き

新白河行き

利府行き

松島行き

石越行き

小牛田行き

一ノ関行き

愛子行き

作並行き

山形行き

快速山形行き

快速仙台行き

回送

 

相馬野馬追ラッピング

 

原ノ町駅

山をバックに走る

震災の被害を受け、「駒ヶ嶺」〜「浜吉田」間は線路が1km内陸に移設工事および高架化された。

 

撮影地ガイド

 

常磐線の「駒ヶ嶺」〜「浜吉田」間は震災の津波で流失し、線路が内陸部に移設され高架になった。常磐線が田園地帯の高架を走るのはありそうでない光景。山下駅から浜吉田駅方面に向かって少し歩けばこの光景になる。


「山下」〜「駒ケ嶺」間

Column

仙台行き


原ノ町駅から仙台駅まで約1時間20分。原ノ町以南から仙台方面に直通する普通列車はない。なお常磐線の線路上の終点は岩沼駅であり、常磐線の仙台行きは東北本線と直通する形になっている。旅客案内上は「岩沼」〜「仙台」間も常磐線と案内される。

 

かつては上野始発の普通仙台行きがあったらしいが時代と共にダイヤの柔軟性の意識、車両運用の効率化といった合理化が進み長距離普通列車は姿を消していった。長距離なら特急に乗ってくれという事だろう。

山下行き


仙台駅から山下駅まで約40分。仙台方面からの常磐線最終列車。なお山下駅にて夜間留置は行わない模様であり、到着後は原ノ町駅まで回送され翌朝の始発列車になるものと思われる。

 

なお2022年現在山下始発仙台行きが朝に2本設定されているが、恐らく原ノ町駅から回送されてくるのだろう。

新地行き


仙台方面から夕方と夜に2本設定され、新地駅に着いた列車は折り返しで新地始発仙台行きになる。新地駅から仙台駅までの所有時間は約1時間。宮城県山元町と亘理町の利用が多い事から設定されているらしい。

 

新地駅は1面2線ホームで2番線に入線し折り返す。

原ノ町行き


常磐線におけるE721系最南端の行き先で、原ノ町以南からは青色のE531系にバトンタッチ。基本的に仙台始発だがわずかに利府始発がある。E721系が原ノ町以南に乗り入れることは可能だが仙台近郊と首都圏のホームの高さの規格が異なるため、乗降に支障が生じる。

 

この理由によりE721系に原ノ町以南の行き先表示は用意されていない。逆にE531系は原ノ町以北の行き先表示がない。

白石行き


白石駅は「福島」〜「仙台」間の拠点駅であり、両方面共日中は全て白石行きになる。白石駅での接続は仙台方面から来るといい時と悪い時があり、悪いと40分ぐらい待たされる。福島駅から白石駅まで約30分、仙台駅から白石駅まで約50分。

大河原行き


仙台始発が朝と夕に1本ずつ設定。白石方面からの設定はない。大河原駅のある大河原町は仙台市のベッドタウンの末端部であるために設定されているようだ。大河原駅に着いた列車は折り返しで仙台行きになる模様。仙台駅から大河原駅まで約35分。