E353系

中央線特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」として運行されている車両。E257系0番台の老朽化に伴う置き換えで製造され、2017年12月より営業運転開始した。

 

9両編成と付属3両編成があり最大12両編成で運行可能。9号車はグリーン車となっている。12両編成で運行される付属編成の連結・切り離しは南小谷発着の特急あずさが松本駅で行ったり、9両編成のあずさ・かいじと付属3両編成の富士回遊を併結した多層立て列車が大月駅で行ったりする。

Gallery

車内

普通車の座席は南アルプスと沿線にある梓川の清らかさをイメージ

座席上にある座席情報ランプ。赤色は空席、黄色は座席指定を受けた乗客がもうすぐ来る、緑は指定席発売済

普通車2・10号車1A・1D席の横は車椅子スペースがある車椅子対応座席

車椅子対応座席にある車椅子固定ベルト

普通車2・10号車は新宿方面運行時、2A・2D座席は座席前が車椅子対応座席、2B・2C座席は座席前が車椅子スペースとなり、テーブルがない。補完として、フックとドリンクホルダーが2つある

普通車2・10号車2A・2B・2C・2D座席は新宿方面運行時、座席前にテーブルがない補完として中央の肘掛けから収納式のテーブルを出すことができる

窓のフックはスライドして移動できる可動式

座席最前列(最後尾)のテーブル

座席後ろのテーブルに比べると大きい

座席後ろにある折り畳み式テーブル

座席後ろのテーブルを開く

座席後ろにある網ポケットとドリンクホルダー

座席下のコンセント

座席最前列(最後尾)、普通車2・10号車2A・2B・2C・2D座席、車椅子対応座席1A・1D座席は肘掛けの下にコンセントがある

旅客案内表示機

荷物スペース

瓶・缶・ペットボトル、くずかご

洗面台

洋式トイレ

9号車はグリーン車

9号車のトイレは車椅子対応

車椅子対応トイレ内

グリーン車の車内

座席後ろのテーブル

座席後ろのテーブルを開く

座席後ろの網ポケット、ドリンクホルダー。そして普通車にないフットレスト

フットレスト

ロゴマーク

南小谷行き

松本行き

富士山・河口湖行き

南小谷行き・英語

松本行き・英語

富士山・河口湖行き・英語

甲府・竜王行き

甲府行き

東京行き

甲府・竜王行き・英語

甲府行き・英語

東京行き・英語

千葉行き

特急おうめ青梅行き

特急おうめ千葉行き

千葉行き・英語

特急おうめ青梅行き・英語

特急おうめ千葉行き・英語

特急おうめ新宿・東京行き

特急はちおうじ新宿・東京行き

特急はちおうじ立川・八王子行き

特急おうめ新宿・東京行き・英語

特急はちおうじ新宿・東京行き・英語

特急はちおうじ立川・八王子行き・英語

次の停車駅

富士回遊

回送

江戸城の外濠沿いを走る

「飯田橋」〜「市ケ谷」間、桜咲く外濠

 

撮影地ガイド

 

JR市ケ谷駅から皇居の外堀に架かる市ケ谷橋を渡り、外堀通りに出る。そこは春になると外堀沿いに桜の花が目一杯に咲く桜の名所であり、外堀に沿って走る電車と桜を交えて撮影できる。桜の花の間にどう電車を入れるかがポイントとなる。

 

2021年4月現在撮影対象は中央総武線のE231、中央快速線のE233、209、あずさ・かいじのE353、新宿さざなみとわかしおのE257、255。


外濠の菜の花と桜

中央線複々線区間

「水道橋」〜「御茶ノ水」間

 

撮影地ガイド

 

JR御茶ノ水駅から御茶ノ水橋口を出てすぐ、お茶の水橋から下を通る中央線を撮影する。撮影対象は2021年10月現在、中央総武線のE231、中央快速線のE233・209、特急あずさ・かいじのE353、土休日限定で新宿わかしお・さざなみの255、E257。


「御茶ノ水」〜「秋葉原」間

 

撮影地ガイド

 

御茶ノ水駅聖橋口からすぐの場所にある聖橋から神田側を跨ぐ中央・総武線を撮影する。神田川やビル群が背景になる。中央線快速はこの橋を渡らないので中央・総武線のみの撮影となるが、千葉発着の特急あずさや土休日臨時列車の新宿わかしお・さざなみが通る。


「浅草橋」〜「両国」間晴れ、隅田川を渡る

 

撮影地ガイド

 

両国駅西口から隅田川に向かって歩き、両国橋に向かう。隅田川沿いは遊歩道が整備されているのでそちらに降りて隅田川を渡る総武線を撮る。スカイツリーがバックに入るため東京らしい一枚となる。

 

撮影対象はE231、新宿わかしおとさざなみのE257、255、あずさのE353。


「浅草橋」〜「両国」間曇り

Spec

E353系
運用者

東日本旅客鉄道

所属

松本車両センター

運用開始日

2017年(平成29年)12月23日

運用区間

あずさ「千葉」・「東京」〜「南小谷」
かいじ「東京」〜「竜王」
富士回遊「千葉」・「新宿」〜「河口湖」
はちおうじ「東京」〜「八王子」
おうめ「東京」〜「青梅」

編成 9両・3両
軌間 1,067mm
電気方式 直流1,500V
設計最高速度 130km
最高速度 130km
起動加速度 2km
減速度 5.2km

Column

あずさ南小谷行き


千葉始発が1日1本朝に運行され、千葉駅から南小谷駅まで約5時間。走行距離は約342kmという長大な特急。2020年3月のダイヤ改正からは前9両(4〜12号車)の特急あずさ松本行き、後3両(1〜3号車)の特急富士回遊富士山・河口湖行きに置き換えられた。

 

大糸線に乗り入れる唯一の特急あずさ。南小谷行きは2023年現在は新宿始発の朝1本あずさ5号のみ。松本駅で後3両(1〜3号車)を切り離し大糸線内は9両で運行される。大糸線内の特急停車駅はホーム有効長が9両なためである。南小谷駅には1番線に着き、帰りのあずさ46号新宿行きに備えてそのまま留置される。

あずさ松本行き・富士回遊富士山・河口湖行き


千葉駅から松本駅まで約3時間40分、河口湖駅まで約2時間40分。前9両(4〜12号車)が松本行き、後3両(1〜3号車)が河口湖行きとして併結され大月駅で切り離す。切り離した河口湖行きは大月駅から富士急行線に直通となる。富士急行線内の停車駅は大月・都留文科大学前・下吉田・富士山・富士急ハイランド・河口湖となっている。

 

新宿始発は朝のみ設定され特急かいじとも併結する。大月駅では特急あずさが先に発車し富士回遊は後に発車する。河口湖駅に着くと留置線に回送されて帰りの富士回遊に備えて待機する。帰りの富士回遊は全て新宿行きで千葉行きは設定されていない。

あずさ千葉行き


2023年現在夕方に1本松本始発が設定。千葉駅に着くと幕張車両センターに回送され翌朝に再び千葉駅に回送、千葉始発の特急あずさ松本行き・富士回遊河口湖行きになる。秋葉原駅を通過するが秋葉原駅中央・総武線ホームの有効長が10両分であり、当列車は12両なため停車できない。

かいじ竜王行き


2022年1月現在夜に東京始発1本、新宿始発1本が設定され、東京駅から竜王駅まで約2時間。特急かいじ最長となる行き先。竜王駅に着くと隣の甲府駅にある留置線に回送され、翌朝の竜王始発特急かいじ新宿行きと東京行きになる。竜王駅に特急あずさは停車しない。

 

行き先表示では甲府・竜王行きと表記されるが、竜王駅の首都圏での知名度の低さから甲府を表記しているとのこと。

おうめ青梅行き


2022年1月現在平日夜2本運行されるホームライナー。東京駅から青梅駅まで約1時間20分。同区間で同じ時間帯に運行される通勤快速は約1時間20分と所有時間が変わらない。確実に座れると考えれば・・・しかし東京駅は中央線の始発駅なので特急でなくとも座りやすい。

 

青梅駅に着くと1本は東京駅まで回送され東京始発のかいじ甲府行きに、もう1本は拝島駅まで回送されて夜間留置される。

はちおうじ八王子行き


2022年1月現在平日夜5本運行されるホームライナー。東京駅から八王子駅まで約50分。同区間で同じ時間帯に運行される通勤快速は約1時間、中央特快は約55分。特急おうめと違って東京駅から八王子駅まで乗車しても距離が50km未満なので特急料金が安い・・か?

 

前身は中央ライナーと呼ばれるホームライナー。現在の特急はちおうじと違って高尾駅まで運行されていた。中央ライナーは2019年3月のダイヤ改正で特急はちおうじとなり運行区間が八王子駅まで短縮、さらに特急格上げにより事実上の値上げとなった。因みに東京都内で完結する数少ない特急である。