発車標レア表記集
東西線・東葉高速線
場所 中野
撮影日 2020年11月
平日朝ラッシュのみ運行される運行形態で通常の快速に比べると葛西・西葛西・南砂町に停車し停車駅が多くなっている。東葉勝田台始発と津田沼始発が大半を占めている。通勤快速の運行時間帯に上りの快速は運行されず、下りの通勤快速はない。
「西船橋」〜「浦安」間の停車駅は快速と変わらないが所有時間が異なり通勤快速が約10分、快速が7分。通勤快速の運行時間帯はラッシュ時の過密ダイヤであるがゆえにスピードが出しづらくなっている。
通勤快速は1986年のダイヤ改正より新設。この時の名称は「C快速」だった。現在の快速は「B快速」と呼ばれ、「東陽町」〜「西船橋」間停車駅がない「A快速」があった。C快速に通勤快速という名称が与えられたのは1996年のダイヤ改正の事。
2023年のダイヤ改正で西船橋始発がなくなった?
場所 北習志野
撮影日 2023年5月
東葉高速線のディスプレイ発車標。
場所 東海神
撮影日 2023年5月
東海神駅バージョン。
場所 妙典
撮影日 2020年11月
平日朝1本のみ運行される妙典始発の九段下行き。九段下駅に着いた車両は中野駅まで回送され、中野始発東陽町行きになる。以前は九段下駅の飯田橋寄りにある引き上げ線を利用して折り返していたが、現在はダイヤでも乱れない限り入線しない。
2019年3月のダイヤ改正での九段下行きは東葉車で運行され、中野駅に回送後は折り返し八千代緑が丘行きになっていた。
折り返さず中野駅まで回送するのは東西線は大手町で利用客の大半が降りるため、大手町以西は利用客が減少する傾向がある。ラッシュのピーク終了時に九段下始発東陽町行きを運行するよりも、中野駅まで回送して中野始発東陽町行きのほうが需要があると考えているのではないだろうか。理由は不明だが、東京メトロ車両以外が九段下行きになったりしない。
場所 中野
撮影日 2020年8月
東陽町駅には東西線の深川車両基地があるため東陽町発着が設定される行先。平日朝ラッシュの下り列車に多く、ラッシュ時に増発した車両を車両基地へ回送する。東陽町駅は南砂町寄りに入出庫線と中線を備えている。東西線の車両基地は妙典駅にもあり、そちらへの入庫を目的とした妙典行きもある。
基本的にメトロ車が東陽町行きになる。JR車の東陽町行きは定期設定がないが「東陽町」の行き先を出すことはできる。
場所 中野
撮影日 2020年8月
妙典行きは平日朝中心に多く運行され、中野方面からの最終列車に設定。土休日は中野方面からの最終列車1本しか設定がない。妙典駅に到着した車両は深川検車区行徳分室と呼ばれる車両基地に回送される。なおこちらの車両基地は東京メトロ唯一の千葉県に位置する車両基地である。妙典駅が開業する前は隣の行徳駅から回送していた。
妙典駅に着いた列車は折り返しで妙典始発の列車になることもある。JR車と東葉車も妙典行きになる。
場所 中野
撮影日 2020年8月
平日朝夕のみ運行され、西船橋駅から先はJR総武線の津田沼駅まで直通運転を行う。快速もあるが総武線内は各駅に停車し、津田沼駅に着いた列車は折り返しで東西線直通列車になる。津田沼駅には幕張車両センターへの入出庫線があるが東西線の車両は扱わない。
東西線各駅停車の三鷹駅から津田沼駅までの所有時間は約1時間20分、同区間を中央・総武線で行っても大きな差はない。朝の津田沼行きは津田沼駅に着くと折り返しで通勤快速三鷹行きになることが多い。
場所 中野
撮影日 2020年11月
快速津田沼行き。平日夜に多く設定されている。
東葉高速鉄道の車両はJRの保安装置を非搭載という関係上JR線に直通できず、津田沼行きにならない。しかし行き先で「津田沼」や「三鷹」を出すことはできるようだ。
場所 中野
撮影日 2020年8月
2021年7月現在平日朝2本のみ運行される東葉高速線の行き先。始発駅は中野。東葉高速線における唯一の途中駅止まりとなり車両を八千代緑が丘車両基地へ入庫する。
八千代緑が丘駅に着くと1本は運用終了、もう1本は15時ぐらいまで車両基地で過ごし、車両基地から駅まで回送されて八千代緑が丘始発東葉勝田台行きになる。
八千代緑が丘車両基地は東葉高速線と東西線の車両を取り扱うが、JRのE231系だけ東葉高速線の保安装置を搭載しないため東葉高速線に入線できない。逆に東葉高速鉄道2000系はJRの保安装置を搭載しないためJR線に直通できない。
場所 西船橋
撮影日 2020年4月
八千代緑が丘行き西船橋バージョン。
八千代緑が丘駅に着いた車両は折り返すことなく車両基地に回送する。折り返しはできないわけではないが車内点検の後、車庫側へ一度引き上げる構造で手間なのか行われない。
場所 東海神
撮影日 2020年5月
八千代緑が丘行き東海神バージョン。
場所 北習志野
撮影日 2022年9月
2022年9月19日に接近した台風14号による大雨で飯田橋駅が冠水し、「高田馬場」〜「日本橋」間が運休となった際に西船橋方面から運行された行き先。中野側からは中央線との直通運転を中止し高田馬場行きの列車が運行された。運転見合わせは13時頃〜21時頃までと長時間に及ぶものだった。
東西線日本橋駅には渡り線も何もなく直接折り返す事は不可能。西船橋方面からの列車は、一つ手前の茅場町駅にある片渡り線で上り線から下り線に転線し折り返していた。
場所 西船橋
撮影日 2022年9月
東西線の発車標では日本橋行きが出せないために中野方面となっている。因みに茅場町駅でも確認したが何も表記されていなかった。
場所 中野
撮影日 2024年5月
2024年5月11日(土)〜5月12日(日)の南砂町駅改良工事に伴い「東陽町」〜「西葛西」間が運休となった時に運行されたもの。「中野」〜「東陽町」間は日中毎時12本、茅場町行きと東陽町が交互に運行されることとなった。
茅場町駅に到着した電車は東陽町駅まで回送されて東陽町始発の上り列車となる。
場所 荻窪
撮影日 2024年5月
三鷹始発の茅場町行きを中央線内で撮影。中野駅のJRの発車標では確認できなかったが、荻窪駅に移動したら確認できた。英語表記なし。
場所 西船橋
撮影日 2024年5月
2024年5月11日(土)〜5月12日(日)の南砂町駅改良工事に伴い「東陽町」〜「西葛西」間が運休となった時に運行されたもの。西船橋始発の列車は全て6番線発で葛西行きになり、葛西に着いた電車は全て折り返しで西船橋行きとなった。葛西駅にて始発の西葛西行きと接続する。
日中毎時4本、15分間隔で運行された。折り返しの西船橋行きは日中毎時8本運行と差があったが、代行バスの輸送力に合わせたものと言われている。折り返しの西船橋行きは西船橋駅到着後、葛西駅まで回送されるものもあった。
場所 北習志野
撮影日 2024年5月
2024年5月11日(土)〜5月12日(日)の南砂町駅改良工事に伴い「東陽町」〜「西葛西」間が運休となった時に運行されたもの。東葉高速線は東西線との直通運転を中止し、全て「西船橋」〜「東葉勝田台」間の折り返し運転となった。
東葉高速線は終日東西線と直通運転を行っているため、上りで西船橋行きの定期列車はない。
場所 東葉勝田台
撮影日 2024年8月
2024年8月24日(土)に村上駅周辺で開催された八千代ふるさと親子祭花火大会に伴う臨時列車。北習志野駅では折り返すことができないため、北習志野駅に着いた電車は飯山満駅の留置線まで回送して折り返した。飯山満駅の留置線は滅多に使われないのでそういう意味でも貴重な光景。