発車標レア表記集
京成線・新京成線
場所 京成津田沼
撮影日 2020年2月
京成大和田駅には勝田台寄りに引き上げ線があるため、平日夜を中心に京成大和田行きが設定されている。普通のみの設定で京成大和田駅に着くと普通京成上野行きとして折り返す。
普通列車は京成臼井折り返しもあるが、京成臼井駅の引き上げ線は1線しかなく、全ての普通列車が折り返すことができないため一部を京成大和田行きにしている。
方向幕の列車や発車標は「京成」表記がされていないために京成が抜けて「大和田行き」になる。
場所 京成船橋
撮影日 2020年3月
大和田行き京成船橋バージョン。京成大和田行きは1996年のダイヤ改正まで40分間隔で設定されていたが、沿線人口の増加に伴い大半が京成臼井行きになった。
場所 京成船橋
撮影日 2023年4月
京成船橋駅の発車標が新しくなった。
場所 京成船橋
撮影日 2020年3月
宗吾参道駅周辺には京成電鉄最大の車両基地である宗吾車両基地があるため、宗吾参道駅を始終着とする列車が主に朝と夜に設定されている。普通が基本となるがごく一部に快速が存在する。京成上野方面からの設定が基本だが、京成成田方面からもある。
終電時間帯に成田空港発宗吾参道行きがあり、4駅で終点となる。宗吾参道駅での接続はない。
場所 京成上野
撮影日 2021年12月
京成上野駅バージョン。京成電鉄の車両基地は宗吾参道駅のほかに京成津田沼駅と京成高砂駅にある。京成電鉄の車両は全て宗吾車両基地の所属。
場所 京成高砂
撮影日 2020年2月
朝と深夜時間帯に何本か設定されている。京成高砂始発、印旛日本医大始発、京成佐倉発がありいずれも普通列車。京成佐倉始発はまず快速京成高砂行きとして運転された後、京成高砂から先は普通押上行きとして運転される変わった運用になっている。なお京成高砂駅での停車駅は1分。
押上行きは京成線側だけでなく浅草線側からもある。優等列車通過駅の本数をカバーするために運行されているようだ。
押上駅は京成曳舟及び本所吾妻橋方面どちらにも両渡り線を持つ。
場所 京成高砂
撮影日 2020年2月
京成線内では1日1本限定の三浦海岸行き。始発は平日が青砥、土休日が印西牧の原。三浦海岸駅に着いた列車は翌朝まで留置され、始発の上り列車になるとのこと。印西牧の原駅から三浦海岸駅まで約2時間20分、京急線内は特急として運転される。
三浦海岸行きは京急車しかならない。行き先も京急車以外は用意されていないようだが、3100形や5500形には備えられている。
場所 京成高砂
撮影日 2020年2月
京成線内では土休日1日1本限定の金沢文庫行き。深夜に運行され始発駅は印旛日本医大。京急線に直通すると特急になる。金沢文庫駅には複数の引き揚げ線と車両基地の金沢検車区があり京急線の列車運行拠点の役割を担っている。
印旛日本医大駅から金沢文庫駅まで約1時間50分。普通しかないが、2021年1月まではアクセス特急金沢文庫行きがあった。2022年1月現在はアクセス特急京成高砂行きになっている。金沢文庫駅での接続はない。
場所 京成高砂
撮影日 2020年2月
深夜時間帯に設定。京急線側からは多めに設定されているが京成線側だとレア。千代田線でいう綾瀬行きみたいなものだろう。平日の始発駅は印旛日本医大駅で、成田スカイアクセス線内はアクセス特急京成高砂行きとして運行、京成高砂駅から先は普通品川行きになる。
定かではないが、京成線側からは京急車しか品川行きにならないと思われる。
2023年7月現在始発駅は平日が印西牧の原、土休日が京成高砂である。
場所 京成高砂
撮影日 2021年9月
深夜時間帯に設定。都営浅草線ではよく見るが京成線からの泉岳寺行きはレア。泉岳寺駅に着いた列車は夜間留置され翌朝の普通西馬込行きになる。緊急事態宣言を再発した影響で京成が2021年1月20日に減便や運転区間短縮を行った結果、西馬込行きが短縮され泉岳寺行きになった。
泉岳寺駅で西馬込方面や京急線方面との接続はない。
場所 京成高砂
撮影日 2021年9月
京成高砂始発の上り最終列車。浅草橋駅に着くと押上寄りにある引き上げ線に入線し夜間留置、翌朝の浅草橋始発普通青砥行きになるようだ。またダイヤが乱れると京急線方面からの列車が浅草橋行きになることがある。
2021年から2022年度にかけての終夜運転は「押上」〜「浅草橋」間で30〜40分間隔の終夜運転が行われ、浅草橋行きが大量生産された。
場所 京成高砂
撮影日 2021年12月
平日朝と夜のみの設定で「勝田台」〜「成田空港」間は各駅停車、それ以外は特急と同じ停車駅として運転される。下りの通勤特急は大半が京急線の羽田空港発となっており、京急線内はエアポート急行かエアポート快特、都営浅草線内はエアポート快特または各駅停車として運行される。
下りの通勤特急は京成成田行き、成田空港行き、芝山千代田行きがあるが、芝山千代田行きの通勤特急は2022年3月のダイヤ改正で廃止された?
通勤特急は全て京成の車両で運行されているが、前は都営車の通勤特急運用があったようだ。
場所 京成高砂
撮影日 2021年12月
上りの通勤特急は平日朝の運行だが、深夜時間帯に1本だけ成田空港始発京成上野行きの通勤特急が設定されている。
場所 青砥
撮影日 2021年12月
平日深夜1本青砥始発が設定。2021年3月27日のダイヤ改正で誕生した行き先で、前身は快速羽田空港行き・京急線内エアポート急行羽田空港行き。新型コロナウイルスの影響に伴う終電の繰り上げで神奈川新町行きに短縮されたもの。京急線内は特急で運行される。
京急には快速という種別が存在しないため、快速と神奈川新町行きの組み合わせは京成線内限定となる。
2022年2月のダイヤ改正で特急になった。特急になっても京成線内「青砥」〜「押上」間の停車駅は快速と変わらないが・・・京急線内が特急なのでそれに合わせたのだろうか?
場所 京成高砂
撮影日 2022年6月
2022年2月26日のダイヤ改正で新設され、土休日深夜に京成高砂始発が1本設定。京成線から京急逗子線まで直通する唯一の行き先。京成線内と都営浅草線内は各駅停車、京急線内は特急として運行される。京成高砂駅から逗子・葉山駅まで約1時間45分。
金沢文庫駅に着くと後続の特急京急久里浜行きと待ち合わせを行うためしばらく停車する。先に特急京急久里浜行きを行かせてから特急逗子・葉山行きが発車するため、特急が特急を追い抜くというなかなか面白い光景が見られる。
場所 京成高砂
撮影日 2022年1月
2022年1月1日の終夜運転で実施され、「押上」〜「京成金町」間を1本で結ぶというもの。金町線はかつて京成上野や押上方面と直通していたが、2010年7月5日に京成高砂駅の金町線専用ホームを新たに開設したため、直通運転が廃止された。つまりこの直通運転は11年ぶりの金町線直通運転復活ということになる。なお、押上駅にて終夜運転の都営浅草線浅草橋行きに乗り換えることができた。3500形4両編成で運行され、運転間隔は20〜40分ぐらい。
なお金町線の発車標は簡易的なもので行き先の表記がなく、今回の運転で本線側に乗り入れを果たしたことにより本線側の発車標に「金町行き」の表記がされた。行き先はレアではないが、金町行きという表記がレア。
2023年1月1日の終夜運転でも運行された。しかし都営浅草線の終夜運転は行われなかった。
場所 京成上野
撮影日 2020年1月
成田山初詣開運号(シティライナー)の表記。成田山新勝寺へのアクセスを目的とする臨時特急。運行区間は「京成上野」〜「京成成田」で所有時間は約1時間。京成における毎年恒例の臨時特急であり、AE形電車にはラッピングが施される。京成成田行きはシティライナー91号と表記される。
1月中の土休日ダイヤの日に運行される。特急料金は2022年現在、大人970円。「京成船橋」〜「京成成田」間の乗車だと520円。
場所 京成成田
撮影日 2020年1月
成田山初詣開運号(シティライナー)の表記、帰りの京成上野行き。運行期間は1月中。停車駅は行き帰り共に京成上野・日暮里・青砥・京成船橋・京成成田。本線経由のモーニングライナー・イブニングライナーと比べると八千代台と京成佐倉は通過となっている。京成上野行きはシティライナー92号と表記される。
場所 八千代台
撮影日 2023年4月
千葉ニュータウン中央駅周辺にある、イオンモール千葉ニュータウンにて開催された「ほくそう春まつり」へのアクセスを目的とした臨時列車。開催日は4月30日(日)のみなので1日限りの運行。始発駅は八千代台で、停車駅は従来の特急と同じ。京成高砂駅では北総線に入るためスイッチバックを行う。八千代台駅から千葉ニュータウン中央駅まで約1時間10分。
9200形が使用され記念ヘッドマークも掲げられた。また北総車が京成本線を営業運転することは通常ないため貴重であった。
始発となる八千代台駅では「ほくそう春まつり号運転記念乗車券」が1枚500円で販売された。
場所 京成臼井
撮影日 2023年8月
8月5日の佐倉市民花火大会に伴い設定された臨時列車。始発駅は京成臼井。1本だけではなく2本運行された。また普段停車しない特急の京成上野行きが1本だけ京成臼井駅に臨時停車した。
場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2020年4月
平日朝ラッシュの時間帯および終電時間帯に多い行き先。くぬぎ山駅には車両基地があるためそちらに回送する。新京成線の土休日ダイヤは時間帯に関わらずほぼ毎時10分間隔なため列車を回送する必要がなく、夜に数本しか設定されていない。
くぬぎ山駅の車両基地の入出庫線は上り線の北初富寄りにある。北初富寄りに片渡り線、元山寄りに両渡り線を備える。
松戸駅周辺で開催される松戸花火大会に合わせて増発された列車がくぬぎ山行きになることもある。
場所 松戸
撮影日 2020年4月
平日朝ラッシュの時間帯に多い行き先。「新津田沼」〜「京成津田沼」間は単線のためすべて京成津田沼行きにすると増発が難しくなる。そのため平日朝の通勤時間帯は京成津田沼寄りにある引き上げ線を利用し折り返すことで本数を増やす。2021年6月現在土休日は夜1本しかない。
夜に設定される新津田沼行き2本は新津田沼駅で夜間留置され、1本は新津田沼始発松戸行き、もう1本は新津田沼始発京成津田沼行きと1駅で終点の列車になる。
新津田沼駅では徒歩で総武線の津田沼駅、京成津田沼駅では京成線とどちらも都心へ向かう路線に乗り換えられるため、輸送需要が新津田沼を境に異なっている。