発車標レア表記集
常磐線
場所 柏
撮影日 2020年2月
上りの特急踊り子号我孫子始発伊豆急下田行き。なお常磐線直通の踊り子は2021年2月をもって運行を終了している。我孫子駅から伊豆急下田駅まで約3時間40分で停車駅は我孫子・柏・松戸・北千住・上野・東京・品川・川崎・横浜・大船・小田原・湯河原・熱海・網代・伊東・伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田。常磐線から東海道線、伊東線、伊豆急行線へ直通するルートで185系が運行を担っていた。
我孫子始発は大宮総合車両センター東大宮センターから東北本線(尾久経由)を通り一度上野駅まで行き、折り返して常磐線経由で回送されてくる。
場所 柏
撮影日 2019年2月
伊豆急下田駅から来る下りの特急踊り子我孫子行き。踊り子の運用としては最長距離である。2015年に上野東京ラインが開業し常磐線と東海道線が直通運転できるようになったことから臨時列車扱いとして土日に運行され、土曜日に我孫子発伊豆急下田行きの踊り子131号、日曜日に伊豆急下田発我孫子行きがの踊り子132号という形で運行。
帰りの我孫子行きは我孫子駅に着くと回送となって一度松戸駅まで行き、折り返して馬橋駅から武蔵野線に入り、武蔵浦和駅から西浦和支線を通過、西浦和支線から東北本線に出て大宮総合車両センター東大宮センターにたどり着く。
場所 佐貫(現龍ケ崎市)
撮影日 2019年3月
上りの舞浜・東京ベイエリア号東京行き。常磐線・武蔵野線・京葉線を経由しディズニーランドなどのあるベイエリアへのアクセスを促す臨時列車。停車駅は2021年2月現在、日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・赤塚・友部・石岡・土浦・牛久・龍ケ崎市・我孫子・舞浜・葛西臨海公園・新木場・東京。日立駅から東京駅まで約3時間。東京駅に着くと一旦西船橋駅まで引き上げ、新習志野駅にある京葉車両センターに回送される。
使用車両は2021年現在E653系、2020年、2022年以降は運行されていない。
2009年まではわくわく舞浜・東京号と呼ばれ、一時期はワンダーランド号やイクスピアリ号とも呼ばれていた。なおこの列車は特急ではなく快速である。
場所 我孫子
撮影日 2021年3月
上りの舞浜・東京ベイエリア号東京行きを我孫子駅で撮影。常磐線・武蔵野線・京葉線を経由するルートで常磐線から武蔵野線に直通するときは北小金から貨物支線に入り、南流山にてスイッチバックする。
場所 我孫子
撮影日 2021年3月
下りの舞浜・東京ベイエリア号日立行きを我孫子駅で撮影。茨城県民の日は停車駅が微妙に異なる「わくわく舞浜号」が運行される。
場所 水戸
撮影日 2019年10月
常磐線から小江戸、川越へのアクセスを目的とした指定席の快速。GW、川越まつりで賑わう秋季、冬季に運行される。停車駅は2021年2月現在、日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・赤塚・友部・石岡・土浦・牛久・龍ケ崎市・取手・柏・南流山・南越谷・大宮・川越。日立駅から川越駅まで約3時間。川越駅に着くと川越車両センターに回送される。
使用車両は2019年現在E653系。2018年度までは651系でこの臨時快速がE653系における川越線初入線となった。2020、2021年度はコロナの影響で川越まつり自体が中止となり当列車も運休になった。2022年度以降は運行されていない。
場所 水戸
撮影日 2023年7月
常磐線から小江戸、川越へのアクセスを目的とした臨時特急。恐らく快速ぶらり川越号を特急に格上げしたものだと思われる。停車駅は日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・赤塚・友部・石岡・土浦・牛久・柏・川越。日立駅から川越駅まで約2時間55分。使用車両はE653系。
7月15日(土)の1日限りの運行。「柏」〜「川越」間はノンストップで走る。
場所 水戸
撮影日 2019年11月
常磐線から高尾山へのアクセスを目的とした指定席の快速で主に新緑の5月、紅葉の11月、高尾山薬王院の初詣の1月に運行される。停車駅は2021年3月現在、日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・赤塚・友部・石岡・土浦・牛久・龍ケ崎市・取手・柏・南越谷・北朝霞・東所沢・新秋津・高尾。日立駅から高尾駅まで約3時間30分。高尾駅に着くと豊田車両センターに回送される。当列車は快速だが特急停車駅の立川と八王子は通過する。
使用車両は2020年現在E653系。2021年度以降は運行されていない。
同時期に日立始発鎌倉行きの「ぶらり横浜・鎌倉号」が設定されていたが2018年以降運行されていない。
場所 水戸
撮影日 2019年1月
常磐線沿線から成田山新勝寺のある成田駅までのアクセスを目的とした臨時列車。初詣の時期に運行される。停車駅は2019年1月現在、富岡・広野・いわき・湯本・泉・勿来・磯原・高萩・日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・赤塚・友部・石岡・土浦・成田。富岡駅から成田駅まで約4時間、土浦駅から成田駅までは停車駅がない。「土浦」〜「成田」間の間では我孫子駅で成田線に転線するためにスイッチバックを行う。この時しばらく停車するが乗降は行わない。
成田駅に着くと酒々井寄りにある留置線に回送され、帰りの列車に備えて待機する。
基本的にいわき発着だが、常磐線全線開通前は富岡始発だった時があった。
2020・2021年度の使用車両はE653系。2022年度以降は運行されていない。
場所 いわき
撮影日 2019年4月
栃木県足利市「あしかがフラワーパーク」で、藤の花が見頃を向かえるゴールデンウィークに開催される「大藤まつり」へのアクセスを目的とした指定席の快速。
いわき発桐生行き5・6号の停車駅は2018年現在、いわき・湯本・磯原・高萩・日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・赤塚・友部・笠間・岩瀬・下館・結城・佐野・富田・あしかがフラワーパーク・足利・桐生。いわき駅から桐生駅まで約4時間10分。常磐線・水戸線・両毛線を経由するルート。使用車両は2021年5月現在485系「リゾートやまどり」で2019年度は651系だった。
なお2021年5月現在、1・2号は上野発、3・4号は大船発である。1〜4号の停車駅は大船・横浜・武蔵小杉・品川・東京・上野・赤羽・浦和・大宮・蓮田・久喜・あしかがフラワーパーク・足利・桐生。大船駅から桐生駅まで約3時間20分。使用車両は2021年度が185系、2022年度がE257系5500番台。
2020年度は新型コロナの影響で運休となり、2022年以降はいわき発着は運行されていない。
2023年度から大船発着は特急に格上げされた。停車駅は大船・横浜・浦和・大宮・あしかがフラワーパーク・桐生。大船駅から桐生駅まで約2時間55分。使用車両は185系。
場所 品川
撮影日 2021年12月
「品川」〜「土浦」間で運行される快速の上位列車。三河島・南千住・我孫子・天王台を通過することで約1時間10分かかる「土浦」〜「上野」間を約1時間で結ぶ。土浦駅から品川駅までの所有時間は約1時間10分。設定当初は北千住が通過となっていたが、2015年3月14日のダイヤ改正より北千住に停車するようになった。
上り特別快速は水戸始発の上り普通列車と接続し、上り普通列車は特別快速を先に行かせるため土浦駅にて約10分停車する。また北千住駅にて先行する快速と接続し追い抜く。因みに下り特別快速は龍ケ崎市駅に停車する際、徐行運転の必要が少ない3番線に入り極力所有時間を短縮する配慮が行われている。
2022年3月12日のダイヤ改正まで品川行き6本、土浦行き6本が日中に1時間1本設定されていたが、ダイヤ改正で朝の品川行き2本、夕方の土浦行き2本に削減されてしまった。
特別快速は2005年7月に競合関係であるつくばエクスプレスに対抗するために新設されたものであり、最高130kmの高速運転が可能な青色のE531系が同時に投入された。運転速度や区間の関係で緑色のE231系が特別快速になることはない。
場所 東京
撮影日 2022年1月
東京駅バージョン。
場所 土浦
撮影日 2023年11月
土浦始発の特別快速品川行き。
場所 取手
撮影日 2023年9月
上りの品川行きを取手駅で撮影。取手駅の次は柏駅に停車するため発車標に「次は柏に停車」と表記している。特別快速は終日運行されているわけでないので、それの注意喚起だろう。
場所 柏
撮影日 2020年9月
深夜時間帯の行き先。松戸駅には松戸車両センターへの入出庫線があり、緑快速のE231系、各駅停車のE233系を取り扱う。青快速のE531系は勝田車両センター所属のため松戸行きにならない。因みに快速に松戸駅折り返しの列車はないため、快速松戸行きは全て車両基地への回送となる。
上野始発か取手始発で運行される。どちらも4〜5駅で終点となり、意外と短い。
松戸車両センターは松戸駅から金町駅側1kmの場所に所在する。入出庫線は緩行線側にある。
場所 土浦
撮影日 2023年11月
2023年11月4日(土)に開催された土浦全国花火競技大会に伴う多客に対応するため増発された土浦始発の臨時列車。定期列車としては2023年11月現在勝田始発の終電として1本だけの設定。その他花火大会に伴う増発は土浦始発我孫子行きがもう1本、同じく取手行きが運行された。
我孫子行きの表記は成田線で運行されているE231系で日常的に見ることができるが、E531系の我孫子行きは快速の定期設定がなく普通列車も上記1本だけなのでなかなか貴重。
場所 土浦
撮影日 2023年11月
2023年11月4日(土)に開催された土浦全国花火競技大会に伴う多客に対応するため増発された土浦始発の臨時列車。下りの取手行きは日常的に見ることができるが、上りの取手行きは定期設定がなく大変貴重。普段取手駅で折り返すことのないE531系が「取手」の表記を出した。
場所 水戸
撮影日 2023年7月
7月29日(土)の水戸偕楽園花火大会に合わせて運行された臨時列車。水戸線ではない。E501系10編成で運行され、定員は1400名とオールロングシートならではの輸送力を見せつけた。
場所 水戸
撮影日 2023年7月
7月29日(土)の水戸偕楽園花火大会に合わせて運行された臨時列車。E531系5両編成で運行された。プレスリリースにはワンマン運転と書かれていなかったがワンマンでの運行。ワンマン日立行きが初運行された。
場所 日立
撮影日 2020年3月
2021年3月現在深夜時間帯水戸始発1日1本しかないレアな行き先の大津港行き。大津港駅に着いた列車は高萩駅まで回送される。これは国鉄の時から設定されているものらしい。
高萩駅に回送された列車は翌朝の高萩始発の水戸線直通小山行きになる。2022年現在水戸線はE531系しか乗り入れないため、E501系が大津港行きになることはない。
「南中郷」〜「大津港」間の最終列車にあたる。後の水戸始発の下り列車は全て高萩行きか勝田行きになる。
かつて品川始発の水戸行きの列車が水戸駅に到着後、約20分後に大津港行きとして運転される列車が夜に1本あり、走行距離約128km、品川駅から大津港駅まで約3時間30分と寝過ごしてはいけない列車だった。2021年10月現在は高萩行きになっている。
場所 いわき
撮影日 2018年12月
常磐線の「富岡」〜「浪江」間は2017年10月〜2020年3月まで東日本大震災の影響で不通区間となり、いわき側からは富岡駅、原ノ町側からは浪江駅で折り返し運転を行っていた。そのため設定された行き先。富岡駅に着いた列車は折り返しでいわき行きか水戸行きになる。不通区間の移動は列車代行バスにより行われていた。
これに伴い特急ひたちと特急ときわはいわき駅までの運転となっていた。全線復旧すると特急ひたちは仙台まで、特急ときわは高萩駅までの運転に戻り、一部臨時列車も富岡発着からいわき発着に変更された。
富岡駅は2面3線ホームで震災の津波で全壊したが復旧後も2面3線が維持されている。2022年現在、富岡駅で折り返す定期列車はない。
場所 水戸
撮影日 2018年9月
水戸駅バージョン。富岡行きは水戸始発もあった。
場所 いわき
撮影日 2019年4月
どちらもいわき始発となる列車で久ノ浜行きは1日1本のみ、広野行きはそこそこある。かつては上野始発久ノ浜行き、久ノ浜始発上野行きの列車があったとのこと。
久ノ浜駅に着いた列車は当日の内に折り返しでいわき行きになる。広野行きはいわき駅からの区間列車であり、広野駅に着いた列車は折り返しでいわき行きか水戸行きになる。
いわきから原ノ町方面は本数が少ない上に広野行きが混じっているため、この区間は乗り鉄にとって難所とされる。日中の原ノ町行きは少なく特急を除くと2022年6月現在9:22発、12:14発、15:19発と大きく時間が開く。
広野行きはいわき始発しかないが、2023年3月のダイヤ改正で朝の水戸始発普通いわき行き1本が広野行きに延長された。
場所 水戸
撮影日 2023年5月
2023年3月のダイヤ改正で新規設定された水戸始発ワンマン広野行き。ワンマン運転を行うのはいわき駅までであり、いわき駅から先は車掌が乗務してツーマン運転となる。
いわき駅を跨いで運行される数少ない下り普通列車。また「高萩」〜「いわき」間唯一のワンマン列車である。
場所 高萩
撮影日 2023年4月
高萩駅バージョン。
場所 いわき
撮影日 2021年2月
2021年2月13日に発生した地震の影響で東北新幹線の一部区間が運転見合わせとなり、代行輸送として常磐線の特急ひたち号の延長運転が行われた。「品川」〜「いわき」間は特急ひたち、いわきより先は特急券不要の快速列車として運行。停車駅はいわき・原ノ町・相馬・岩沼・仙台。
快速運転区間でのグリーン車の利用はできない。運行日は2021年2月16日〜2月24日。
なお特急の車両ではあるが快速列車として運行されたため自由席。現在の特急ひたち・ときわはすべて指定席なため、2015年に自由席が廃止されてからおよそ6年ぶりの自由席が実現したのだった。「特急ひたち」ならぬ「快速ひたち」である。
いわき駅の社員にはLED職人がいて、臨時列車が走る時に楽しんでもらいたい、という想いから製作しているとのこと。
場所 いわき
撮影日 2022年4月
こちらは2022年3月16日に福島県で発生した震度6強の地震で東北新幹線が脱線し、当面の間運転見合わせとなった時のもの。新たに「臨時」が加わっている。
ひたち3・13・19号は「品川」〜「原ノ町」間、ひたち9号は「品川」〜「いわき」間を特急ひたちとして運行し、「原ノ町(いわき)」〜「仙台」間を臨時快速として運行した。ひたち9号の快速運転区間の停車駅はいわき・広野・富岡・原ノ町・相馬・岩沼・仙台。
場所 水戸
撮影日 2021年5月
東北6県の自治体や観光関係者とJR6社などが一体となって行う大型の観光キャンペーン「東北デスティネーションキャンペーン」とアニメ「刀剣乱舞」のコラボ企画。刀剣乱舞のキャラクター「燭台切光忠(しょくだいきりみつただ)」の名を冠する団体臨時列車が水戸と仙台を結ぶ。
水戸発のAコース停車駅は水戸・いわき・仙台。仙台発のBコース停車駅は仙台・原ノ町・水戸。E653系には専用ラッピングが施され、車内も刀剣乱舞の装飾がされた。さらに燭台切光忠の声優による車内放送、限定オリジナルグッズの配布があった。
イベントの一環として期間中、水戸駅と仙台駅構内に燭台切光忠・大倶利伽羅・太鼓鐘貞宗・鶴丸国永の等身大パネルが設置されたり、駅構内のニューデイズなどで特急 燭台切光忠グッズが販売された。
2022年5・6月にはE3系つばさを用いた新幹線 燭台切光忠が運行された。運行区間は「上野」〜「米沢」間。
場所 土浦
撮影日 2022年1月
冬の仙台方面への観光を目的とした臨時特急列車。走行距離約340kmという長距離列車で日帰りが困難なため、土曜日に土浦発小牛田行き、日曜日に帰りの小牛田発土浦行きという日程になっている。2週間の土日に運行されたが、1週間目の帰りの土浦行きはトンガで発生した海底火山の噴火により発令された津波注意報で運休になった。
停車駅は2022年1月現在、土浦・石岡・友部・赤塚・水戸・勝田・日立・高萩・泉・いわき・原ノ町・仙台・松島・小牛田。土浦駅から小牛田駅まで約6時間10分。小牛田駅に着くと仙台駅にある仙台車両センターに回送される。
2022年から新たに設定された臨時列車で使用車両はE653系。松島と鳴子温泉のアクセスを目的としているが松島駅は折り返し不可能、鳴子温泉駅のある陸羽東線は非電化なため直通できずに小牛田発着になったとのこと。
場所 友部
撮影日 2022年1月
クラブツーリズム鉄道部が開催した「デッドセクションを2回通過 友部・下館・国定・高崎で扉開放 お座敷列車華で行く北関東メガループ日帰り旅」。運転区間は両国・千葉・成田・我孫子・友部・小山・高崎・上野である。友部・下館・国定・高崎の4駅で扉を開放する。
「我孫子」〜「友部」間の常磐線、「友部」〜「小山」間の水戸線でデッドセクションを通過している。
使用車両は485系「華」。両国発9:42、上野着19:04と約9時間に渡る旅だった。
場所 品川
撮影日 2024年11月
茨城県日立市で開催されるひたちシーサイドマラソンへのアクセスに便利な臨時特急。開催日の2024年11月17日(日)に品川始発の特急ときわ35号(ひたちシーサイドマラソン35号)、特急ときわ37号(ひたちシーサイドマラソン37号)の2本が運行された。
マラソンの開催時間は10時で、品川駅から日立駅まで特急利用で約1時間50分はかかり、さらに日立駅から会場まで約15分のシャトルバスに乗る必要があるため運行時間が朝早い。
停車駅は品川・東京・上野・柏・水戸・勝田・日立。停車タイプの特急ときわにしては停車駅が絞られており、全てのときわが停車する土浦駅・石岡駅・友部駅・大甕駅・常陸多賀駅は通過となっている。
また帰りには日立始発上野行きの特急ときわ32号(ひたちシーサイドマラソン32号)が運行された。停車駅は日立・勝田・水戸・柏・上野。
場所 品川
撮影日 2022年3月
2022年3月16日に福島県で発生した震度6強の地震で東北新幹線が脱線し、当面の間運転見合わせとなる。福島県を走る常磐線も例外ではなく「原ノ町」〜「新地」間が運転見合わせとなったが、3月24日に運転を再開する。運転を再開した常磐線は東北新幹線の代替として、当面の間「品川」〜「仙台」間を走る特急ひたちの一部区間を快速列車として運行することになった。
停車駅は品川・東京・上野・(異なる停車駅)・いわき・原ノ町・相馬・岩沼・仙台。ひたち3・13・19号は「品川」〜「原ノ町」間、ひたち9号は「品川」〜「いわき」間を特急ひたちとして運行し、「原ノ町(いわき)」〜「仙台」間は臨時快速として運行する。
快速運転区間はグリーン車の利用はできない。特急の時からグリーン車に乗っていても引き続きの利用はできなかった。
品川駅から仙台駅まで約5時間30分。従来の特急ひたち仙台行きは約4時間40分と所有時間が長くなっているがこれは速度を落として運行しているためである。
東北新幹線の復旧予定は4月20日頃の予定だったが作業が順調に進んだため4月14日に全線で運転を再開した。ただし本数が8〜9割程で一部区間は徐行運転を強いられた。通常ダイヤに戻ったのは5月13日の事だった。
場所 東京
撮影日 2022年3月
東京駅バージョン。
場所 いわき
撮影日 2022年4月
いわき駅バージョン。
場所 いわき
撮影日 2022年4月
4月22・23日の運行。Jヴィレッジで開かれるももいろクローバーZのイベント開催に伴い運行された臨時列車。快速と普通列車が運行され、快速は発車標にも描かれている501系が使用された。快速停車駅はいわき・広野・Jヴィレッジでいわき駅からJヴィレッジ駅まで約25分。E501系がいわき(草野)以北に乗り入れる貴重な運行だった。
E501系は10両編成での運行。また仙台発着の特急ひたちがJヴィレッジ駅に臨時停車した。因みにJヴィレッジ駅で特急券の購入はできない。
因みに「臨時快速」の文字の色は一文字ずつ、「EXTRA RAPID」の文字の色はももいろクローバーZメンバーそれぞれのイメージカラーになっているという凝ったもの。
帰りの列車もありJヴィレッジ始発普通水戸行きが2本運行された。うち1本は途中広野・いわきに停車する快速列車として運行し、いわき駅から普通列車になる。
場所 いわき
撮影日 2022年4月
Jヴィレッジ行き普通列車。いわき駅からJヴィレッジ駅まで約30分。使用車両はE531系で行き先は「Jヴィレッジ」と表記できる。これは2019年4月20日のJヴィレッジ駅開業と同時に設定されたものらしい。
場所 勝田
撮影日 2022年7月
夏シーズンの山梨へのアクセスに便利な臨時特急。2022年度より新規設定され読み方は常磐・甲斐国(じょうばん・かいのくに)。停車駅は2022年7月現在、勝田・水戸・友部・石岡・土浦・大月・勝沼ぶどう郷・塩山・山梨市・石和温泉・甲府・韮崎・小淵沢。「土浦」〜「大月」間は停車駅がない。
使用車両は2022年7月現在485系「リゾートやまどり」。リゾートやまどりはほとんどが快速としての運用であり、特急の運用は少ないものであった。
場所 勝田
撮影日 2022年7月
海や花の絶景、グルメが楽しめる夏の大洗へのアクセスを目的とした臨時特急。2022年度より新規設定。こちらは帰りの八王子行き。停車駅は2022年7月現在、八王子・立川・新秋津・北朝霞・南浦和・南越谷・吉川美南・水戸・勝田。「吉川美南」〜「水戸」間は停車駅がない。使用車両は2022年7月現在E653系。
また夏休み大洗ひたちなか号の運行に合わせて、国営ひたち海浜公園からアクアワールド大洗間の臨時バスが運行された。
場所 水戸
撮影日 2022年10月
茨城県ひたちなか市にある、国営ひたち海浜公園のコキアの色づき等に合わせて運行される臨時列車。勝田駅からはひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換えて阿字ヶ浦駅まで向かう。この列車は快速花咲くひたち海浜公園号が特急に格上げされたものだと思われる。
停車駅は2022年10月現在、大宮・南浦和・南越谷・吉川美南・水戸・勝田。使用車両は2022年10月現在、E653系。大宮駅から勝田駅まで約1時間50分。
ほぼ同時期に八王子号・大船号・蘇我号、仙台発着のひたち92号(赤色ふわもこコキア号)が運行されている。
場所 水戸
撮影日 2023年10月
2023年度より新規設定。国営ひたち海浜公園のコキアの色づき等に合わせて運行される臨時列車シリーズの一つ。これは帰りの平塚行きである。停車駅は平塚・大船・横浜・水戸・勝田。平塚駅から勝田駅まで約2時間20分。
E657系での運行。常磐線特急E657系の品川以南の営業運転は今年8月に運行された「伊東按針祭花火大会号」から2回目となった。E657系で運行されたのは臨時列車用(波動用)の車両が足りなかったためらしい。
場所 勝田
撮影日 2023年4月
2023年度より新規設定。茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園のネモフィラの見頃に合わせて運行された臨時特急の一つ。帰りの蘇我行き。停車駅は蘇我・海浜幕張・西船橋・水戸・勝田。勝田駅から蘇我駅まで約2時間。
使用車両はE653系。蘇我駅に着くと一旦誉田駅まで回送され、折り返しで幕張車両センターまで回送された模様。
場所 いわき
撮影日 2023年4月
2022年度より新規設定。八王子・立川から春のいわき観光へのアクセスを目的とした臨時特急。長距離運転故に日帰りが困難なため2023年度は4月1日(土)に行きのいわき行き、4月2日(日)に帰りの八王子行きという日程で運行された。
停車駅は2023年現在、八王子・立川・新秋津・北朝霞・南浦和・南越谷・吉川美南・水戸・勝田・日立・泉・湯本・いわき。八王子駅からいわき駅まで約3時間35分、使用車両はE653系。
2022年の運行時、始発となる八王子駅ではホームが撮影者で溢れて撮影者が線路に転落し、一時運転見合わせになる事態があった。誤って落ちた、自分から降りた、押されて落ちたなど様々な説があるが、JR東日本曰く「身を乗り出して撮影していたところ、誤って落ちてしまったよう」。
場所 いわき
撮影日 2023年9月
9月から始まった「ふくしま秋観光キャンペーン『福が満開、福のしま。』のスタートに合わせて運転された臨時特急。9月2日(土)に高尾始発いわき行き、翌日3日(日)いわき始発高尾行きというスケジュールで運行された。
停車駅は高尾・八王子・立川・新秋津・北朝霞・南浦和・南越谷・吉川美南・泉・湯本・内郷・いわき。高尾駅からいわき駅まで約3時間20分。「吉川美南」〜「泉」間はノンストップで茨城県内の停車駅が一つもない。また特急が停車しない内郷駅に停車する。E653系で運行された。
2枚目の絵は左が内郷駅を最寄りとする白水阿弥陀堂、右がいわき市の小名浜港を描いているものと思われる。
場所 日立
撮影日 2023年12月
12月9日(土)の1日のみ運行。 茨城の冬の味覚や自然を堪能できる冬の観光に便利な臨時特急列車。こちらは帰りの大宮行き。停車駅は大宮・南浦和・南越谷・吉川美南・水戸・勝田・大甕・日立。大宮駅から日立駅まで約2時間10分。
E653系(水色)での運行。
場所 水戸
撮影日 2024年3月
2024年3月9日(土)に運行された団体臨時列車。10:03水戸線結城駅発、11:51勝田着の「結城駅発〜勝田駅着コース」、14:14偕楽園駅発、勝田駅折り返しで16:05土浦駅着の「偕楽園駅発〜土浦駅着コース」の2コースが運行された。
時期的に偕楽園の梅の花が見頃を迎えていたため、偕楽園近くの偕楽橋は多くの撮影者で溢れていた。
場所 水戸
撮影日 2024年5月
2024年6月1日(土)に水戸駅を下車した際に偶然鉢合わせたもの。E657系が学生たちを乗せ上野方面に向かっていった。
場所 原ノ町
撮影日 2024年5月
福島県相馬地方の伝統行事「相馬野馬追」の見物を目的とした臨時特急。相馬野馬追は3日間の開催だが一番の見どころである2日目の本祭り、行きも帰りも2024年5月26日(日)の1日のみ運行。停車駅は東京・上野・柏・土浦・水戸・いわき・原ノ町。東京駅から原ノ町駅まで約3時間10分、E657系での運行。
始発となる東京駅は6:16発と早い出発。原ノ町は9:26着で相馬野馬追の見どころの一つである9:30からのお行列を見ることができる。帰りの原ノ町始発は15:50発で甲冑競馬と神旗争奪戦を見てから帰宅可能。
場所 水戸
撮影日 2024年5月
6月1日(土)の1日のみ運転。日光の中禅寺湖畔の「トウゴクミツバツツジ」の見頃に合わせて運転するというもの。停車駅は高萩・日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・友部・下館・宇都宮・日光。高萩駅から日光駅まで約3時間35分。常磐線・水戸線・宇都宮線(東北本線)・日光線という異色のルート。そのためか発車標にお猿さんを表記するなど力の入りようが違う。
使用車両はE653系。この臨時特急でE653系は日光線初入線を果たした。
場所 水戸
撮影日 2024年7月
夏の鎌倉に向けた特急。停車駅は日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・友部・石岡・土浦・横浜・大船・北鎌倉・鎌倉。日立駅から鎌倉駅まで約2時間40分。「土浦」〜「横浜」間ノンストップの特急。発車標に大仏が描かれるなど、2024年度の水戸駅は凝っている。
使用車両はE653系。