竜王

りゅうおう

Ryuo

日本一かっこいい駅名

所在地

山梨県甲斐市

1日平均乗車人員

JR東日本(2022年)約2,150人

Train line

中央本線

上り
甲府・新宿方面

下り
小淵沢・松本方面

普通

どんな駅?

JR東日本


中央本線(東京起点)138.6km


開業日 1903年(明治36年)12月15日

 

竜王とは山梨県甲斐市の地名。慈照寺の開祖「真翁宗見禅師」が竜王潭に住み着いた悪竜に善を説き更生させる。すると竜王潭の主が老翁の姿で現れ、礼として慈照寺の境内に清水を湧き出させるとこの湧水は「竜王水」と呼ばれるようになった。これが「竜王」という地名の由来。

 

2020年、gooランキングが調査及び発表した「かっこいいと思う駅名ランキング」第1位に選ばれた経歴を持つ。竜王という読み方の力強さと格好良さが多大な支持を受けたと思われる。

Tracks map

JR中央本線

2面3線ホーム。1番線が下り、2番線が上下兼用、3番線が上り。2番線は上下兼用の待避線及び、特急かいじの発着に使われる。特急かいじは朝に当駅始発の東京行き2本、夜に1本東京始発の竜王行き1本の設定。当駅に特急あずさは停車しない。

 

JR貨物の1面2線のコンテナホームが南口の西側にある。定期貨物列車発着駅としては山梨県唯一の駅。またコンテナホームから旅客ホームを挟んで向かい側にはENEOS甲府油槽所の荷役設備へ続く専用線がある。

 

出典「配線略図.net」https://www.haisenryakuzu.net/

Stamp

設置場所 改札窓口

信玄提(しんげんつつみ)とドラゴンパーク。信玄提とは戦国大名の武田信玄が釜無川の治水のため築いた堤防の事。洪水時は堤防の随所にある開口部からあえて水を溢れさせることで洪水時の勢いを弱める。その効果は絶大で、築堤以来450年以上甲府盆地流域を守り続けているとか。ドラゴンパークとは赤坂台総合公園の愛称。甲府盆地を眼下に望む高台に位置し、高さ33mの展望塔からは甲府盆地を眼下に眺められる。近隣の慈照寺に湧水の竜王水があることが愛称の由来。

設置場所 WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手

竜。甲斐市にある当駅は旧竜王町。由来として、竜王潭に付近の田畑を泥の海に沈めていた悪竜がいた。慈照寺の開祖が善を説き更生させると、ある晩竜王潭の主が現れ、慈照寺の境内に清水が湧き出る泉「竜王水」を残したというものがある。

Gallery

駅名標。甲斐市の代表駅。一部の特急かいじは当駅発着になっている。あずさは止まらない

縦型駅名標。国民的RPGの第一作に出てくるラスボスを思い浮かべる

ホーム。当駅は甲府駅の隣で、上り列車は甲府止まり多め。運行本数は日中だと1時価あたり1本になる

3番線外側に貨物用の側線があり、コンテナホームとENEOS甲府油槽所の荷役設備を備える。取り扱う貨物は12tコンテナ、石油、産業廃棄物

デザイン性のあるホーム上のベンチ

1番線ホームに1つ、2・3番線ホームに1つある待合室

吹き抜け構造の駅舎

ホームから階段を上がって駅舎へ

改札。改札口と南北自由通路の間にはオープンスペースが確保されており、ラッシュ時も利用しやすい空間

透明感あふれる全面ガラス張りの南北自由通路。山や街並みを見渡せる開放的な空間を演出

甲斐市の町並みと山並み

富士山が見える

竜王駅から望む山並みのガイドがある。北側は八ヶ岳(やつがたけ)、茅ヶ岳(かやがたけ)、曲岳(まがりたけ)、黒富士(くろふじ)、瑞牆山(みずがきやま)、金峰山(きんぷさん)

祝 日本遺産認定 甲州の匠の源流 御嶽昇仙峡(みたけしょうせんきょう)。甲府市の日本五大名峡の一つに数えられる渓谷。山梨県を流れる荒川の上流に位置し、悠久の時をかけて侵食による渓谷美と水晶を作り出した場所

昇仙峡ゲートの名を持つ北口。昇仙峡が当駅から北にあるため。なお昇仙峡行きのバスは当駅南口から。丸の穴が印象的なビックルーフ(大屋根)。屋根には三角形の穴もあり、これは水晶の結晶や信玄堤の聖牛を表現しているとか

竜王駅北口の文字。昇仙峡は甲府駅南口からバス利用が主流。あっちは山梨県の中心駅で、あずさもかいじも止まる

甲斐市のマスコットキャラクター「やはたいぬ」の撮影パネル。甲斐市の名産品「やはたいも」と山梨県の犬種「甲斐犬」モチーフ。頭にやはたいもの葉っぱ、同じくお腹にギザギザ模様

富士山ゲートの名を持つ南口。富士山が当駅の南にあるから。甲斐市役所まで徒歩約14分

山県大弐(やまがただいに)。江戸時代中頃に活躍した甲斐市出身の大学者。徳川九代将軍の側近「大岡出雲守忠光」へ仕え、上総国勝浦の代官や岩槻藩の藩医を務めた

さすり石。甲斐市が所蔵する山県大弐のの著書と、甲斐市構成している旧竜王町、旧敷島町、旧双葉町に関係する町村誌・史を原寸大またそれに近い大きさにかたどり造られている

「やはたいぬ」の撮影パネル2。穏やかでのんびり屋な男の子。頭の葉っぱを触られると怒る。一人称は「ぼく」

竜王駅南口の文字。当駅から富士山へのバスは運行されていない