市川大門
いちかわだいもん
Ichikawadaimon
中華風の独特な外観
駅舎は市川大門下地区公民館との合築となっていて、駅の機能のほか町民が利用可能な調理実習室や風呂場などがある。中華風の特徴駅な外観をしているが、町内にある大門碑林公園に意識したデザインである。和紙生産が盛んな市川三郷町は、書道の手本となる中国の古文書や石碑を復元して大門碑林公園で公開を行っている。公園の最寄り駅は当駅ではなく、市川本町駅である。
特急ふじかわ停車駅。市川三郷町による簡易委託の有人駅だったが2024年4月1日より無人化。立派な駅舎はほぼ公民館としての機能しかない。
路線
身延線
富士起点
69.8km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業日 1927年(昭和2年)12月17日
運営形態 無人駅
設置場所 | 改札外 |
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備考 | 廃止 |
8月7日 神明の花火。訪問時、スタンプは廃止されていたが残っていたスタンプ台に綺麗に押されたものがあったので、それを撮った。神明の花火とは市川三郷町にて毎年8月7日に開催される花火大会。当駅から徒歩約10分の河川敷を会場とする。身延線では臨時列車が設定され、定期にはない甲府始発市川大門行きなどを運行する。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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神明の花火大会。江戸時代には日本三大花火の一つと称された市川三郷町の花火大会。起源は平安時代、源義清が甲斐国に赴任し館を構えた際、京都から義清の家臣である甚左衛門が同地に館を構える事になる。紙工でもあった甚左衛門は同地で和紙を作っていた者に技術を教え、市川和紙として一大地場産業に発展。戦国時代になると武田信玄の「のろし」の生産地となり、市川大門地区の住人は市川和紙の発展に貢献した甚左衛門を祭るためのろしの技術を活かして花火を作り、命日の7月20日に打ち上げたことが市川の花火の始まりと言われている。
駅名標
縦型駅名標
ホーム。特急ふじかわが停車する。隣の鰍沢口駅にも停車する
ホームから駅舎へ。中華風の駅舎がここからでも目を引く
駅舎の中。無人駅で待合室としての機能しかない
駅スタンプがあったようだが、現在は未設置。台の上に綺麗に押してあるのがあったので、それを撮って押したことに
トイレ、市川大門下地区公民館。誰もいない
静かな駅前。駅前にコンビニはない。当駅のデザインモチーフとなった大門碑林公園は、市川本町駅の方が近い
市川三郷町観光案内図。大門碑林公園、神明の花火大会、四尾連湖など
駅舎全景。こんな立派なのに無人駅
駅の看板