とうげ

Toge

シェルターに覆われた秘境駅

所在地

山形県米沢市

1日平均乗車人員

JR東日本(2004年)約10人

Train line

奥羽本線(山形線)

上り
福島方面

下り
米沢・山形方面

どんな駅?

急勾配と豪雪による難所の板谷峠を越えるためスイッチバック用の駅として開業した駅。それらに必要なポイント等の設備を雪から守るためにシェルターで覆われている。奥羽本線に山形新幹線を直通させるために改軌工事と電化が行われるとスイッチバックは廃止され、ホームも本線上に移設され現在の形になったらしい。

 

駅周辺は山の中でわずかな建物しかない。当駅と隣の板谷駅の間には熊の出没が確認されており、この区間を歩いていくのは危険だとの注意書きがある。当駅周辺でJR東日本の作業員が作業中に熊に襲われたという事例がある。

 

普通電車が停車すると駅前にある「峠の茶屋 力餅」が峠の力餅という名物商品の立ち売りが行われる。奥羽本線「福島」〜「米沢」間が開業して間もない1901年から始まり、100年以上たった今も健在である。

JR東日本
 

路線

奥羽本線

福島起点
24.5km

 

 

駅構造 地上駅

 

ホーム 1面2線

 

開業日 1899年(明治32年)8月1日

 

運営形態 無人駅

 

Gallery

駅名標。板谷駅は冬季期間中通過するわ、大沢駅は2024年12月以降全列車が通過するわ・・・

縦型駅名標。「峠」というシンプルな駅名

スノーシェルター内にあるホームは静けさが漂っている。時折山形新幹線が通過していく

ホームから板谷寄りを眺める。この先はトンネルだ

ホーム大沢寄りを眺める。駅の出入口はこっちだ

ホーム上にある待合室。電光掲示板に情報が流れている

待合室の中。窓に駅ノートが置かれている

時刻表。本数が少なく降り立つ際は計画的に

米沢・山形方面。奥羽本線下り普通列車はこの辺りだと全て米沢止まり

福島方面。福島駅からの下り普通列車は庭坂折り返しが設定されている

日中の当駅において立ち売りが行われている名物の「峠の力餅」。当駅停車中のわずか30秒、最後尾1番後ろのドアから購入する

8個入りで値段は2025年現在1000円。一人で食べるとなかなかのボリューム

奥羽本線下り(米沢)方面

構内踏切

踏切付近から眺めるホーム。車両基地の中にでもいるみたい

ホームから見える、壁に取り付けられた「峠駅」の看板

ここは、新幹線が通過する駅です。ご注意ください。

汲み取り式のトイレ。臭いがするが、こんな駅でもあるのは助かる

JR峠駅からのご案内。タクシー会社への連絡先。米沢駅まで車で50分

板谷〜峠間、熊・出没!この区間を歩いていくのは危険です!ラジオで大きな音を鳴らしながら行くか、熊鈴の着用を!

先日、峠駅付近で作業中の社員が熊に襲われる事象が発生いたしました。また、猪にもご注意ください。

この周辺には、害獣が近寄らないための薬剤を散布しております。

駅の出入口へ。ここはかつて当駅でスイッチバックを行っていた場所である

小さな旅モデルコース。滑川温泉コース、姥湯温泉コース、五色温泉コース

まずは左の出入口に行ってみよう

山奥の駅だが駅前はしっかり雪かきされている。後からハイキング客が山から降りてきて駅の中に入っていった

駅の出入口

駅の看板

再び駅の中へ

雪がなければこの外に出られるのか?

外から光が差し込んでいる

スイッチバックの名残のバラストが確認できる

一部線路がそのまま残っている

ポイント切り替え設備の何か?

所々に残る何かが、昔の峠駅を思わせる

シェルターの出口までもう少し

通ってきた場所を振り返る。屋根の骨組みがなんかすごい

架線柱がそのまま残っている駅前。雪かきされた道の先には一体何が?

残された信号機。点灯部分に近づくぐらい雪が積もっている

民家が雪で見えなくなっている

駅前にある「峠の茶屋 力餅」。昔から峠駅で峠の力餅の立ち売りを行っている場所。食事処として営業するのは降雪期(11月中旬〜4月中旬)以外の時

峠の力餅 旅情ただようおいしさ。電車のお供に、露天風呂のお供に。ほんもの杵つき餅の決定版

「峠」〜「板谷」間は熊が出没するという危険地帯。この先行くのはやめておこう・・・