美佐島
みさしま
Misashima
ホーム上が危険すぎる駅
特急はくたかが運行されていた頃、当駅は山岳トンネルの中にある駅という関係上、空気の逃げ道がないため列車の通過ですさまじい風圧が発生する。はくたかの通過速度は時速160kmに及ぶとされ、その風圧は駅舎内の待合室の窓ガラスを粉砕する威力。風圧から利用客を守るためにホームと駅構内と防風扉で隔てて列車到着時以外はホームに出られないようになっている。防風扉はホーム上に加え列車発車時の気圧差による突風を防ぐため二重になっており、片方が閉じていないと開かない仕組み。
特急はくたかは2015年3月14日の北陸新幹線金沢駅延伸により廃止。2023年3月18日のダイヤ改正でほくほく線全列車が各駅停車になることで当駅を通過する列車は消滅。それでも普通列車の最高速度は95kmとローカル線にしては速めで発生する風圧も強いため、防風扉は引き続き運用されている。
路線
ほくほく線
六日町起点
12.2km
駅構造 地下駅
ホーム 1面1線
開業日 1997年(平成9年)3月22日
運営形態 無人駅
設置場所 | ホーム待合室 |
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美佐島駅。赤倉トンネル内にホームを持つ美佐島駅とHK100形電車。ほくほく線唯一の地下駅である当駅は、トンネル内にあるため空気の逃げ場がない上、単線でトンネルが狭いため電車が入ると凄まじい風圧が発生する。この風圧から乗客を守るため、重厚なホーム扉が設けられている。
駅名標
縦型駅名標
トンネルの中にあり不気味なホーム。このトンネル内に吹き荒れる風圧は窓ガラスをも粉砕する威力
越後湯沢・六日町方面、犀潟・直江津方面
ホームからの出口。重厚な鉄の自動ドア。ホームから2分以内に出ないと扉がロックされる模様
扉が開かない場合は、このボタンを押して開けて下さい
緊急の時にふたをあけてご使用ください。停電時とか・・・?
ホームから外に出る。電車が到着するまで扉は開きませんとある通り、扉は開かずホームに入ることができない
ドアは列車到着後、運転士が遠隔操作で解錠するらしい
電車が到着しましたので御乗車下さい
物々しい雰囲気を放つ鉄の扉。待合室扉が開いていると電車が到着していてもこの扉は開かない
ドアの向かい側。待合室は中で除湿機が動いているようで、使用停止されていた
スタンプ台とほくほくミニ図書コーナー。こんな不気味な所で本を読む気は起きないなぁ・・・
地上へ出る待合室扉。2枚の扉には同時に開かず、ホーム扉が閉まるとこの扉が開く
地上への階段。一体どんな駅舎なんだ・・・
立正佼成会(りっしょうこうせいかい)菅沼錬成道場、ミティラー美術館
赤倉神楽
階段の上から
え・・・?不気味な待合室から一変、階段から地上に出ると公民館のような部屋に出た
まさかこんな所に出るとは、地下とのギャップありすぎ
美佐島のごあんない、とおかまちの四大まつりなどの展示スペース
展示スペースに近づくと勝手に電気がつく
待合室。防犯上午後6時になるとシャッターが下りる
畳敷きの待合室。空調設備つき
トイレ。男子、女子、車椅子対応
乗車駅証明書発行機。運賃は車内または駅で支払う
十日町雪まつりの芸術展
雨や雪で困ったら、どなたでもお使いください。
2024年11月3日訪問時、駅舎内カメムシだらけ。静かな駅舎に響くカメムシの飛び回るバチバチという音・・・嫌なカメムシ臭
駅前は県道74号。車通り人通り皆無。周辺にほぼ何も見当たらないが、もしかして秘境駅だったりする?
駅の出入口・公民館みたいな駅舎の中にある、不気味な地下への階段
もう一つの出入口。ここから出入りする必要は特にない
平和の森建設記念碑?「平和の燈火を菅沼から世界へ」
駅の看板。ほくほく線開業10周年で沿線を訪れた片岡鶴太郎氏に駅名を書いて頂き、モチーフ画を加えたもの
駅の看板とミティラー美術館大池トレッキングコースご案内。所有時間2時間35分