西藤原

にしふじわら

Nishi-Fujiwara

蒸気機関車が並ぶ駅舎

所在地

三重県いなべ市

1日平均乗車人員

三岐鉄道(2019年)約70人

Train line

三岐鉄道三岐線

上り
近鉄富田方面

 

どんな駅?

三岐鉄道


三岐線(富田起点)26.5km


開業日 1931年(昭和6年)12月23日

 

三岐線の終着駅にして三重県最北端の駅。蒸気機関車が客車を牽引している形の変わった駅舎を持つ。駅員が配置されているほか簡易郵便局を併設している。

 

1面2線ホームの1線に三岐鉄道で活躍した機関車3両を展示保存している。そのため旅客面では1面1線の駅となる。

 

駅周辺


ホームの前(一度駅の外に出る必要あり)は駅舎プラットホームの一部を利用して作られた西藤原駅前SL公園が広がり展示車両を眺めることができるほか、ボランティアの手により不定期でミニSLの運転を開催している。

 

三重県と滋賀県の境にある藤原岳の玄関口。藤原岳は今なおセメントの主原料となる石灰石の採掘が行われている山で、太平洋セメントで作られたセメントは東藤原駅からJR富田駅方面に貨物輸送されている。

Stamp

設置場所 改札外(駅スタンプアプリエキタグ)

西藤原駅。

Gallery

駅名標。三岐線の終着駅

縦型駅名標。近鉄富田駅からの所有時間は約50分ぐらいか

西藤原駅周辺のご案内。西藤原駅前公園、聖宝寺、藤原岳、藤原岳自然科学館、中里ダム

1面2線ホーム。片側は車両の展示保存に使われているため実質1面1線

西藤原駅に展示保存されている車両は3両。こちらは蒸気機関車E102号機。1931年の三岐線開業にあたって大阪の汽車製造会社で製造された。三岐線開業当時から貨物列車を牽引し、1954年に三岐線が電化されると大阪窯業セメント株式会社(現住友大阪セメント)に譲渡。譲渡先では入換作業列車として活躍し、現役を退いた後は三岐鉄道が開業70周年を機に里帰りさせた

電気機関車ED222号機。1956〜1984年まで三岐鉄道で電車故障時の救援牽引や富田駅構内の入換作業に活躍。引退後はいなべ市に寄贈され、いなべ市大安町中央児童センター前の公園で展示されていたが開業85周年を機に三岐鉄道へ里帰りした

ディーゼル機関車DB25号機。JR八田駅にあった小野田セメント名古屋サービスステーションで建設工事用セメント輸送貨車の入換えを行っていた。現役時代に三岐鉄道に入線したことはない。引退後は三岐通運藤原営業所で保存されていたが三岐鉄道が開業70周年を機に西藤原駅で展示を開始。太陽光などを考慮した向きで展示されている

ホームから構内踏切を渡って駅舎の中へ。踏切は保存車両のある線路を渡る。なお旅客電車が発着する線路と保存用の線路は繋がっていない。線路終端部側は藤原岳の景色が良い

線路終端部。三岐線はもともと四日市市の富田駅から岐阜県大垣市を経て関ヶ原町の関ヶ原駅を結ぶ路線として計画された路線。「西藤原」〜「関ヶ原」間は1937年に免許が失効してしまい同区間は未成線のまま終わった

ホームから駅舎を眺める。よく見ると「WISTERIA EXPRESS」を書かれている。2015年まで西藤原駅にはミニSLやミニ新幹線の無料運行を行う蒸気機関車のテーマパーク「ウィステリア鉄道」があった。ウィステリアとは旧藤原町の花であるフジ

改札。窓口の営業時間は6時50分〜20時30分(2026年時点)

駅舎の中。西藤原簡易郵便局を併設

駅前とその周辺は集落。藤原岳登山の玄関口でもあり、それらしき人たちの姿も見えた

駅舎は蒸気機関車部分が駅務室や待合室、客車部分がトイレになっている

駅舎を後ろから眺める。客車の後ろもよく再現されている

西藤原駅の文字

西藤原駅前SL公園。「桑工(そうこう)ゆめ鉄道」という庭園鉄道が走り、2015年に終了したウィステリア鉄道を三重県立桑名工業高等学校の生徒と教師が復活させたものである

 

三岐鉄道北勢線の線路(軌間)は762mm、三岐線の線路は1067mm、近鉄線の線路は1435mm

西藤原駅プラットホームの下にある駅名標

公園から見る3つの保存車両。訪問時は桑工ゆめ鉄道の運転会が行われていて公園は賑やかだった

標高1140mの藤原岳が絶景。鈴鹿山脈の北部に位置し、フクジュソウやセツブンソウの群生地であることから花の百名山の一つに選ばれている