海芝浦
うみしばうら
Umi-Shibaura
駅の外に出られず、外からも来れない絶景駅
神奈川県横浜市
JR東日本(2008年)約3,250人
鶴見線
上り
鶴見方面
JR東日本
鶴見線海芝浦支線(浅野起点)1.7km
開業日 1940年(昭和15年)11月1日
鶴見線海芝浦支線の終着駅。ホームが京浜運河に隣接しており、鶴見つばさ橋や横浜ベイブリッジなどが見渡せる絶景駅として知られている。駅に隣接する形で東芝が整備した海芝公園があり、2023年現在9時〜20時半の間で利用できる。
駅は東芝エネルギーシステムズの京浜事業所の敷地内に立地し、駅出入口がそのまま工場の門の役割を果たしていて一般人は駅の外に出ることが不可能。一般人は駅でありながら駅の外にも出られず、外からも電車でしか来ることができない特異な駅となっている。
駅名標。東芝の前身「芝浦」と駅が海に面しているから海芝浦
縦型駅名標。日中の運行本数は平日と土休日共に1時間あたり1本。それ以上に電車が来ない時間もある
京浜運河が目の前のホーム。電車を降りた瞬間に広がる、開放感抜群の海
当駅に観光目的で来る人は多いようだ。京浜運河が綺麗かは置いといて、良いロケーション
京浜運河を眺める。東京都港区田町付近から神奈川県横浜市の大黒埠頭まで続く運河を京浜運河と呼ぶ
鶴見つばさ橋。扇島と大黒埠頭を結ぶ橋。首都高速湾岸線の一部分。横浜では横浜ベイブリッジと肩を並べる橋
横浜ベイブリッジ。大黒埠頭と本牧埠頭を結ぶ横浜を代表する橋。2層構造で上層が首都高速湾岸線、下層が国道357号となっている
東京ガス扇島工場。容量20万キロリットルのLNG地下貯蔵タンク3基を有する、首都圏への都市ガス供給の拠点
JFEスチール東日本製鉄所。ここ京浜地区と千葉県千葉市の千葉地区にある製鉄所。京浜地区は埋め立てによる人工島の扇島にある
線路終端部。起点の浅野駅から1.7km、鶴見駅から計4.7kmで終点
精算のご案内。駅の外に出られないからと言って、そのままの折り返し乗車は不正扱い
関東の駅百選認定駅。海風にさらされていて、かつ雨ざらしなためか劣化している。選定理由は「近くに鶴見つばさ橋、遠くにベイブリッジを望むことのできる景観抜群な海に一番近い駅」
改札。簡易Suica改札機と乗車駅証明書発光機のみで券売機は設置されていない。因みに東芝の敷地内に向かっての撮影は禁止されている
自動販売機と奥にトイレがある。外に出られない当駅のインフラは最低限確保されている
駅に隣接する海芝公園。東芝が工場の一部を憩いの場として整備し解放している場所。無論公園から外には出られず、ここを駅の外と呼んでいいのかはわからないが一般人が立ち入れる海芝浦駅の外
公園を歩く。細い道が奥まで続いているような公園。広くはないので5分もあれば見て回れる
鶴見線の205系。2024年3月16日のダイヤ改正でE131系に置き換えられる形で、定期運用を離脱した
夕方の時間帯、黄昏の海芝浦駅
ゆっくりと日が落ちていく
夕暮れの鶴見つばさ橋
夕暮れの横浜ベイブリッジ
夕暮れの海芝公園
いつまでもいたくなる不思議な空間、帰りたくない
帰りを待つE131系
夜になると夜景が楽しめる駅へと変化する。電車の本数が少ないので帰る際は気を付けて
電車が折り返す時間は短めな時があるので注意。4分しかいられないこともある。余裕がある時は1本パスしてもよいかも
ホームを照らすE131系
鶴見つばさ橋
横浜ベイブリッジ
東京ガス扇島工場
駅名標などと
海芝公園