塔ノ沢
とうのさわ
Tonosawa
徒歩でしか行けない秘境駅
神奈川県足柄下郡箱根町
箱根登山鉄道(2018年)約40人
箱根登山線
上り
箱根湯本・小田原方面
下り
強羅・早雲山方面
小田急箱根
鉄道線(小田原起点)7.1km
開業日 1920年(大正9年)10月21日
鬱蒼とした山の中にある駅。駅の出入口である国道1号線までは徒歩約5分ぐらいかかる細い歩行者専用通路で結ばれており、車や自転車では駅に到達できない。この通路も高低差があるため駅に着く頃にはちょっとした運動になるレベル。
2面2線ホーム。2番線箱根湯本方面ホームには深沢銭洗弁天と呼ばれる弁財天が直結している。この境内の水でお金を洗うと何倍にも増え、金運向上のご利益があると伝えられている。
駅名標。標高153M。地名は「塔之澤」。簡単な字の「塔之沢」や「塔ノ沢」で表記される事が多いらしい
駅ナンバリング。数字は新宿駅からの連番で、色が小田原駅から赤茶色になっている
ホーム。トンネルに挟まれた場所にあり、辺りは鬱蒼とした山。1日の利用客は100人にも満たず、箱根登山電車(鉄道線)ワースト1位
1・2番線ホーム両方にある待合所
スマホでインターホン。QRコードをスマホで読み込むとそれがインターホン代わりになるそうだ
無人駅には珍しくゴミ箱が設置されている
簡易Suica改札機がそれぞれ1・2番線ホームにある
ホームへ上がる階段
2番線箱根湯本方面ホームはトンネルを跨ぐ階段を上って移動
階段から塔ノ峰・明星ヶ原ハイキングコースに通じている
ハイキングコース案内。明星ヶ岳(みょうじょうがたけ)180分、塔ノ峰65分
2番線ホームは深沢銭洗弁天・火伏観音に直結
深沢銭洗弁天。塔ノ沢駅直結のパワースポット。電車が来ている時に境内からホームを見ると、鳥居と登山電車を一緒に撮影できるとのこと
本宮。豊かな自然の中、聞こえる水のせせらぎに癒される。祭神は「瀬織津姫之大神(せおりつひめのおおかみ)」。人々の暮らしに欠かせない水を司る神
奥にも続いている
奥宮。近づくと自動で洞窟の中の灯りがつく
こんこんと湧き出る水。「弁天癒水」と言い、この水でお金を洗うと何倍にも増えるという金運アップの御利益あり
火伏観音。火から守ってくれると信仰を集めている
駅の外へ向かう。朝早いのもあるだろうが、誰もいない
塔ノ澤温泉ご案内。温泉旅館などに加え、函嶺洞門(かんれいどうもん)、阿弥陀寺(あみだじ)、深沢銭洗弁財天、火伏観音、出山鉄橋
彼岸花が咲いている
塔ノ沢駅の文字
塔ノ沢駅から外に出るには徒歩約5分ぐらいかかる通路を抜けなければならない。駅近くの廃墟と化した建物は、元々何だったのだろうか
なかなか外が見えない。こんな細い道が駅を結ぶ通路だとは
途中にある箱根弥八七福神。「弥八」とは箱根の商人。様々な困難があっても大黒天や恵比寿のお陰で、順風満帆な商いを続けられたという
お堂の中を覗くとたくさんのお供え物があった
ようやく出られそうだ。しかし、どう見てもハイキングコースの出入口にしか見えない
長い通路を抜け駅前。国道1号で車通りは多め。駅周辺は箱根温泉の一つ、塔之沢温泉
塔ノ沢駅出入口の階段。駅の出入口というか登山口みたいだ
一応看板はある