上毛高原
じょうもうこうげん
Jomo-Kogen
仮称のまま40年
駅名の上毛高原とは実在しない地名。建設当時は月夜野という地名から「月夜野」、 みなかみ町を中心とする観光地の名称「奥利根」などの案が検討されたが、当駅は県北観光地の玄関口の機能を持ち、その範囲は日光、尾瀬、沼田、谷川、四万、草津まで及ぶことから、その広域性を意味する「上毛高原」を採用したという。仮称の駅名が採用されてから40年たった今も、変わらずそのままである。
当駅のあるみなかみ町は上毛高原駅の改名を求めている。観光業においてマイナスに働いているということで、みなかみ町はJR東日本高崎支社に対して「みなかみ」を含む地域名を入れて駅名変更するよう要望しているが、そう容易ではない模様。
上越新幹線唯一の新幹線単独駅。利用客は少なめ。ホーム側に乗降を行う副本線、副本線の間に通過線を持つ。たにがわはすべて停車、ときは一部停車する。
路線
上越新幹線
大宮起点
121.3km
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業日 1982年(昭和57年)11月15日
運営形態 直営駅(管理駅)
設置場所 | 改札内 |
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ホタルの里。当駅西口から徒歩約8分、月夜野ホタルの里はみなかみ町のホタル鑑賞スポット。北関東一の規模を誇るホタルの自然生息地。2kmの遊歩道を散策しながら小さな光を発するホタルを鑑賞することができる。見頃は6月中旬から7月上旬までとされている。
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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ホタル。みなかみ町では各所で例年6月中旬から7月中旬にかけてホタルを見ることができ、観光資源として機能している。ホタルは時間に正確で20時頃になると光を発しながら飛び始め、21時頃に落ち着いてくるという。蒸し暑い夜で月の灯りがない夜に比較的多く飛ぶらしい。
駅名標。群馬デスティネーションキャンペーンのロゴ入り
駅名標2
縦型駅名標
縦型駅名標2
ホーム。ホームに接する副本線の間に通過線を持つ
ホーム越後湯沢寄りにある待合室
改札階ののりば案内。下に谷川岳と上毛高原駅の文字
自由席方向、指定席方向
巨大な天狗の面。当駅より東に18kmの群馬県沼田市には「迦葉山龍華院弥勒寺」という天狗伝説が伝わる寺院がある。そこの拝殿には高さ6.5mにもなる日本一大きな天狗の面があるという
上毛高原駅キャラクター「蛍子(ほたるこ)」。ホタルモチーフの女の子。群馬県みなかみ町は北関東一の自然発生のホタルの数を誇るホタルの名所。当駅から徒歩約8分の場所には「月夜野ホタルの里」というホタル観賞スポットがある
フォトスポット
階段アート
駅構内の至る所に蛍子ちゃん
蛍子神社。蛍子ちゃんが恋愛成就を叶えてくれる
改札内のトイレ。みなかみ町の観光名所を描いたものか
改札。利用客が少ないことが一目でわかる自動改札機の数
利根沼田広域案内所。訪問時は上毛高原駅工事中のため臨時休業だった
イヌワシストア。みなかみの豊かな自然の象徴「イヌワシ」をモチーフに、町の魅力を発信するコーヒースタンド
改札外にあるニューデイズ上毛高原1号
スノーボーダーの撮影パネル、提灯
泉極志(せんごくし)。群馬県水上温泉郷公認、群馬県みなかみ町を舞台とした激烈温泉バトルファンタジー
WELCOME!!みなかみ町
休憩所「tanigawa hanare」。JR東日本クロスステーションが製造・販売するミネラルウォーター「From AQUA」の天然水は、当駅と越後湯沢駅の間にある上越新幹線大清水トンネルで採水されている。大清水トンネル掘削中に悩まされていた湧水が美味であったことが始まりである
谷川連峰に降り積もる雨や雪が地中に浸透し、ろ過されることでまろやかな軟水に。その湧水の取水基地が当駅高架下に設置されているらしい
上毛高原そば、営業時間外。日中のみの営業。関東地方における立ち食いそばで最難関、訪問困難店として有名らしい
東口。上越線「後閑駅」までの連絡バスが出ている。上毛高原駅の営業キロは後閑駅と同じ扱いになっている
赤い城山(しろやま)。月夜野焼と呼ばれる351枚の陶板を組み合わせた壁画。月夜野焼は上越新幹線の工事現場の廃土を活用した群馬県下初の陶芸品。そして赤城山は群馬県を代表する山。枯れ草の芽吹く頃に午後の陽光を一杯に浴びて赤く燃えると言われている
東口。駅前広場はない。月夜野ホタルの里まで徒歩約8分
東口出入口
上毛高原駅の文字