奥津軽いまべつ
おくつがるいまべつ
Okutsugaru-Imabetsu
新幹線一の秘境駅
JR北海道
北海道新幹線(新青森起点)38.5km
海峡線(中小国起点)13km
開業日 2016年(平成28年)3月26日
北海道新幹線のみの駅。一部のはやぶさは当駅を通過する。
JR北海道が管轄する駅としては唯一本州にある駅。隣の木古内駅は北海道にあり、全長53.85kmの青函トンネルによって本州と北海道が結ばれている。
青函トンネルは長大な海底トンネルなため、当駅は単なる旅客駅だけではなくトンネルを管理するための保守基地や緊急用の避難拠点としての役割も持つ。
今別町の中心地から外れた場所の山の中にあるため新幹線一の秘境駅と言われている。利用客数も日本にある新幹線駅でワースト1位。
今別町は新幹線駅のある市町村で人口が一番少ないため「日本一小さい新幹線のまち」というキャッチフレーズを掲げ町をPRしている。
駅周辺
道の駅いまべつと奥津軽いまべつ駅の間にJR東日本の津軽線「津軽二股駅」があるが別駅扱い。当駅を含む津軽線の「蟹田」〜「三厩」間は2022年8月9日の豪雨被害により当面運休となったが、利用客減少と巨額の復旧費用という事で同区間の旅客営業は2027年4月1日づけで廃止される予定。
設置場所 | 改札外 |
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日本一小さい新幹線のまち
設置場所 | 改札外 |
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荒馬の里
設置場所 | WEBアプリ「TRAIN TRIP」で入手 |
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津軽海峡冬景色
駅名標。木古内駅からは北海道に入る
縦型駅名標。サッポロ生ビール黒ラベル入り
利用客が少なく盲導鈴の音が寂しく響くホーム。歩けるスペースは狭い。お盆休み訪問時の乗車客は5〜6人見られた
当駅は本州唯一のJR北海道管轄駅。当駅と隣の木古内駅は約75km離れている
青森県今別町に伝わる伝統芸能「荒馬(あらま)」。田植えが終わって田の神が天に昇る時、農民が神に加護と感謝のために催す神送りの行事
改札内に荒馬のシルエット。荒馬は青森県無形民俗文化財に指定されている
ようこそ、奥津軽いまべつへ!
待合室のガラスにも荒馬
改札。トイレは改札外にあり、当駅に売店はない
記念撮影パネル
当駅を通過する新幹線があるため停車本数は少な目。最大4時間停車しない時間帯も
駅の外へ通じる連絡通路。ここで奥津軽保守基地とJR津軽戦を跨ぐ
連絡通路から眺める南側の景色。左側2線は貨物列車などが通る在来線用の線路で、新幹線の待ち合わせなどの目的で2線ある
南側にある奥津軽保守基地。北海道新幹線や青函トンネルの点検・修繕・除雪などに当たる保守車両が停まっており、深夜に保守車両で線路や架線をメンテナンスすることで安全運行に務めている
連絡通路から眺める北側の景色
北側に見える津軽海峡と北海道猿島半島の山々
北側に見える三線軌条。レール幅が異なる新幹線と在来線の双方の保守車両が通るため3本のレールが引かれている
道の駅いまべつとJR津軽線津軽二股駅。津軽二股駅は単式ホームだけの簡素な駅
出口までは長い階段を下りるのでエレベーターを使った方がよいかも
駅出入口付近。道の駅いまべつとJR津軽線津軽二股駅は駅待合ホールと今別町営駐車場を介して雨に濡れず移動可能になっている(屋根は完全に繋がってはいない)
駅前ロータリーには何もない。車もほとんど来ない
今別町中心地から外れた山の中で建物は少ない
青函トンネル入り口の町今別町へようこそ
日本一小さい新幹線のまち 青森県今別町
奥津軽いまべつ駅待合ホール。トイレとイスがあるが待合室というよりも展示室のような感じ
駐車場を抜け道の駅いまべつ及び津軽二股駅方面へ
案内板
道の駅いまべつと津軽二股駅の位置関係
津軽二股駅。奥津軽いまべつ駅はJR北海道の駅だがこちらはJR東日本の駅
津軽二股駅駅名標。近いだけで奥津軽いまべつ駅との乗り換え駅の関係は持たない
津軽二股駅ホーム。JR津軽線は2022年8月3日の豪雨により線路設備に被害が発生し、「蟹田」〜「三厩」間は以降一度も運転再開することなく現在に至る
長らく列車が走っていないためホームから離れた線路は草が生い茂っている
奥津軽いまべつ駅の文字
奥津軽いまべつ駅の文字2
道の駅いまべつ
みちのえきいまべつ
奥津軽いまべつ駅前
愛称は「半島ぷらざアスクル」。新幹線の奥津軽いまべつ駅と津軽線の津軽二股駅に隣接する形である道の駅で、建物は津軽二股駅の駅舎跡地に建っている。奥津軽いまべつ駅は停車本数が少ないので余裕を持って買い物や飲食店が可能。
限定缶バッジ、限定ストラップ
レストラン驛(えき)の「いまべつ牛焼肉定食」。いまべつ牛は市場にはほとんど出回っていない幻の牛なんだとか