所在地
千葉県市川市
1日平均乗車人員
北総鉄道(2019年)約4,200人
市川市に位置する駅。副駅名の「堀之内貝塚」とは当駅から徒歩約10分の場所にある、国指定文化財の貝塚。縄文時代晩期(約4000年〜2000年前)のものであり、考古博物館や歴史博物館に隣接している。
この辺りの北総線は地下を走り、当駅は地表からホームまでの深さが11.7mと最も深い。北国分とは当駅の南側に下総国分寺と呼ばれる寺院が立地し、当駅周辺の地名が北国分だった事に基づく。現在の下総国分寺は再建されたもので下総国分寺「跡」となっている。
北総線
(上り) |
(下り) |
普通 | |
縦型駅名標
陶器が展示されている
改札
区画整理記念碑
堀之内貝塚
ほりのうちかいづか
北国分駅から約600m
東西225m、南北120mに及ぶ縄文時代後期前半から縄文時代晩期にかけて形成された貝塚。1967年には貝層全体が国の史跡に指定されている。足元に貝殻の破片が大量に落ちている場所があり、堀之内貝塚の縄文人たちはハマグリとイボキサゴという貝を好んで食べていたということが判明している。
足元に散らばる貝殻。縄文人たちは美味しい貝や中身が多い貝、捕りやすい貝を好んだ
約3800年前の竪穴建物跡。直径は約5mで中央に火を焚く炉があった
出土品を公開する市川考古博物館。貝塚に隣接
コククジラの骨格。縄文時代は東京湾にも生息していた
館山湾の沼サンゴ層。黒潮により生息していたサンゴの地層が地盤の隆起で上昇し、館山市では多くのサンゴの化石が確認できる
木下貝層。かつての千葉県北部は古東京湾と呼ばれる場所であり海が広がっていた。その経歴から浅い海に生息する貝類の化石が多く産出する
市川の歴史や文化を展示する市川歴史博物館
近世の塩の大半は瀬戸内産のものが使われていたが、関東や東北地方では現在の千葉県市川市の行徳の塩業が大きな役割を果たしていた
行徳では海苔の養殖が明治の末に始まり現在も行われている。しかし東京湾の埋め立て、工場などの排水による汚染で行徳の海苔産業は明るいとは言えない
国府台の辻切りで作られる大蛇。悪霊や病気が村へ侵入するのを防ぐ民俗行事
道の駅いちかわ
みちのえきいちかわ
北国分駅から約2km
国道298号線に隣接する「東京都心に最も近い道の駅」。市川の「川」の時に因んで2018年「1月11日」にオープンした。市川市の特産品を販売する売店、イタリアンレストランやカフェなどを備える、都市部らしいおしゃれな道の駅となっている。
イタリアンレストランのトラットリア・アルポンテ、日本橋浜町の名店「アルポンテ」の姉妹店。こちらは千葉県産ホンビノス貝と海の幸のトマトソーススパゲティ
市川産の野菜を使ったサラダ
薔薇のホップオーバーソフトクリーム 八街ピーナッツとメイプルシロップ添え
市川の野菜を使った市川カレーパン
なしジュース・梨の爽やかドレッシング・行徳海苔の佃煮・海苔チョコレート。市川市は梨と海苔が特産
北総鉄道 | ||
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駅構造 | 半地下駅 | |
ホーム |
2面2線 |
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開業日 |
1991年(平成3年) |
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路線 | ||
北総線 | ||
駅番号 | HS03 | |
キロ程 |
4.7km |
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矢切 |
秋山 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
2010年 | 3,800 | |
2012年 | 3,800 | |
2014年 | 3,920 | |
2016年 | 4,050 | |
2018年 | 4,240 | |
2019年 | 4,200 |
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