所在地
千葉県印西市
1日平均乗車人員
北総鉄道・京成電鉄(2019年)約14,400人
日本一住みやすい?千葉ニュータウンの中央部
印西市の経済・産業の中心となる千葉ニュータウンの中央部。千葉ニュータウンにまたがる3市の内、中核部である印西市は週刊東洋経済の住みよさランキングで7年連続日本第1位にランクインした実績がある。
北総線は千葉ニュータウンへのアクセス路線として開業した。沿線人口が低迷し、バブル景気で高騰した建設費の返済ができずに運賃を値上げしたが高額な運賃を嫌い沿線人口が伸びない悪循環となっている。が、2022年度、累積損失解消を機に運賃値下げが実現した。1979年に開業してから約40年、北総鉄道と沿線の悲願の達成である。
北総線・成田スカイアクセス線
(上り) |
(下り) |
アクセス特急 | |
特急 | |
普通 | |
縦型駅名標
ホーム
改札
駅周辺は千葉ニュータウンの中心地。同時に印西市の経済・産業の中心となる場所
千葉ニュータウン中央駅の文字
北総鉄道・京成電鉄 | ||
---|---|---|
駅構造 | 地上駅・橋上駅 | |
ホーム |
1面2線 |
|
開業日 (北総線) |
1984年(昭和59年) |
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開業日 |
2010年(平成22年) |
|
運営形態 | 共同使用駅 | |
路線 | ||
北総線 | ||
駅番号 | HS12 | |
キロ程 |
23.8km |
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小室 |
印西牧の原 |
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京成成田空港線 |
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キロ程 |
23.8km |
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新鎌ヶ谷 |
印旛日本医大 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
1990年 | 4,820 | |
1995年 | 11,400 | |
2000年 | 12,900 | |
2005年 | 13,100 | |
2010年 京成電鉄成田スカイアクセス線開業 | ||
2010年 | 17,600 | |
2015年 | 14,600 | |
2018年 | 14,500 | |
2019年 | 14,400 |
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「小室」〜「印旛日本医大」間は京成電鉄の100%子会社である千葉ニュータウン鉄道という第三者鉄道事業者が鉄道施設を保有している。本社も京成電鉄本社内(千葉県市川市)にあり代表取締役社長も京成電鉄の役員が務めている。
千葉ニュータウン鉄道は鉄道施設を保有しているだけで列車の運行は行っていない。北総鉄道と京成電鉄に列車の運行を委託し、北総線・成田スカイアクセス線として機能させている。千葉ニュータウン鉄道が保有する線路に列車が走ると線路利用料が発生し、会社の収入となるわけだ。
普通に鉄道を利用するだけでは千葉ニュータウン鉄道という社名など見たり聞いたりすることはまずないだろう。
なぜこんな形態になっているのか、それは北総線が全線開業する前の時代までさかのぼる。
北総線の「小室」〜「印旛日本医大」間は北総鉄道ではなく住宅・都市整備公団と呼ばれる特殊法人が千葉ニュータウンと都心を結ぶ交通手段として開業させた。公団は車両と鉄道施設を保有し、運行は北総鉄道に委託する形となっていた。上下分離方式と呼ばれる営業形態で北総鉄道が第二種鉄道事業者、公団が第三種鉄道事業者として北総線が成立していた。
しかし2004年に住宅・都市整備公団が特殊法人等改革基本法に基づき都市再生機構に改組する。これに伴い輸送人員が想定を下回り、厳しい経営状態になっていた公団線を他の事業主に譲渡することを決めた。
そこで北総鉄道の親会社である京成電鉄は受け皿となる「千葉ニュータウン鉄道」を設立し、公団線の「小室」〜「印旛日本医大」間の設備は千葉ニュータウン鉄道が保有することになった。路線名は公団が撤退したため「北総線」に名前を改めた。これが現在の北総線である。
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