所在地
東京都足立区
1日平均乗車人員
JR東日本(2021年)約11,900人
東京メトロ(2019年)約227,000人
JR常磐線と東京メトロ千代田線が相互直通運転
JRと東京メトロの境界駅であり、互いの路線は当駅にて相互直通運転が行われる。当駅を管轄しているのは東京メトロなので設備等は東京メトロ仕様である。
2面4線ホーム。2・3番線は上下線兼用の中線を共用し、0番線は北綾瀬寄りにある切欠きホーム。2・3番線は当駅発着の他、平日朝ラッシュ時のJR線からの直通列車が混雑緩和のため1・2番線と交互に発着する。2023年現在、松戸始発北千住行きは綾瀬4:38発と東京メトロの駅の中で最も早い始発列車。
切欠きホームの0番線は「綾瀬」〜「北綾瀬」間の区間列車である3両のワンマン列車が発着する。2019年3月までは北綾瀬駅のホーム有効長が3両までしかなかったため代々木上原方面との運転が行われず、綾瀬駅での乗り換えが必要だった。
常磐線各駅停車
(上り) |
(下り) |
千代田線直通 | 常磐線 |
東京メトロ千代田線
(上り) |
(下り) |
千代田線 | |
常磐線直通 | |
設置事業者 | 東京メトロ |
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設置場所 | 東改札内 |
備考 | 東京メトロ全駅スタンプラリーのポスターのQRコードを読み取り取得 |
東京武道館
駅名標2
北綾瀬方面駅名標
ホームドアは2002年3月から0番線で、2020年3月から1〜4番線で稼働を開始した
北綾瀬方面は0番線
北綾瀬支線0キロポスト
0番線寄りにある待合室
ホーム北綾瀬、亀有寄りにある東改札
東改札の向かい側に商業施設が集まる「Mav(マーヴ)綾瀬リエッタ」。「マーヴ」とはメトロアベニューの造語、「リエッタ」はイタリア語で「愉快な、うれしい、楽しい」という意味
東口1。イトーヨーカドー、ハト公園
東口2
綾瀬駅東口
ホーム北千住寄りにある西改札
綾瀬駅西口1
西口2。住宅街に近そうだ
綾瀬駅西口2
東京メトロ | ||||
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駅構造 | 高架駅 | |||
ホーム |
2面4線 |
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開業日 |
1971年(昭和46年) |
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運営形態 | 共同使用駅 | |||
路線 | ||||
東京メトロ千代田線 | ||||
駅番号 | C19 | |||
キロ程 |
0km |
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北千住 |
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東京メトロ千代田線 |
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駅番号 | C19 | |||
キロ程 |
0km |
|||
北綾瀬 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||||
1971年 営団地下鉄千代田線開業 | ||||
1971年 | 125,000 | |||
1980年 | 197,000 | |||
1990年 | 264,000 | |||
2000年 | 256,000 | |||
2004年 営団地下鉄民営化に伴い東京メトロの駅となる | ||||
2010年 | 223,000 | |||
2018年 | 227,000 | |||
2019年 | 22,7000 |
JR東日本 | ||
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駅構造 | 高架駅 | |
ホーム |
2面4線 |
|
開業日 |
1943年(昭和18年) |
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運営形態 | 東京メトロ管轄 | |
路線 | ||
常磐線各駅停車 |
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駅番号 | JL19 | |
キロ程 |
7.7km |
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亀有 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
1960年 | 8,570 | |
1970年 | 18,500 | |
1980年 | 58,300 | |
1987年 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる | ||
1990年 | 29,900 | |
2000年 | 27,000 | |
2010年 | 16,800 | |
2019年 | 14,300 | |
2020年 | 11,600 | |
2021年 | 11,900 |
※2021年7月現在の配線図です。
番線 | 路線 | 行き先 | 有効長 | 備考 |
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0 | 千代田線 | 北綾瀬方面 | 3 | 3両ワンマン区間列車 |
1 | 千代田線 | 北千住・西日暮里・大手町・ 代々木上原・小田急線方面 |
10 | |
2 | 千代田線 | 北千住・西日暮里・大手町・ 代々木上原・小田急線方面 |
10 | 当駅折り返し |
3 | 常磐線各駅停車 | 松戸・柏・我孫子方面 | 10 | 当駅折り返し |
千代田線 | 北綾瀬方面 | |||
4 | 常磐線各駅停車 | 松戸・柏・我孫子方面 | 10 | |
千代田線 | 北綾瀬方面 |
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JR常磐線と東京メトロ千代田線の境界駅にあたる綾瀬駅ではほぼ終日に渡って相互直通運転が行われている。
この2路線は鉄道会社の異なる路線のため当然ながら運賃設定が違う。綾瀬駅を境に初乗りがJRだと140円(電車特定区間)、東京メトロが170円になっている。
しかしある条件を満たすと東京メトロの区間であるにもかかわらずJRの初乗り運賃である140円が適用される特例があるのだ。これは千代田線の綾瀬駅と隣の北千住駅をどう経由するかによって変わる。
北千住駅は常磐快速線と千代田線(常磐線各駅停車)の実質的な乗り換え駅(松戸や柏で快速と各駅停車を乗り換えるのと同じ)として扱われており、その特例は非常にややこしいものになっている。
まずは基本から。「綾瀬」〜「北千住」間は千代田線だがこの区間はJR線を利用しているとみなされ140円が適用される。
「綾瀬」〜「北千住」間がJR線運賃になると言ったが、例えば千代田線の町屋駅から綾瀬駅まで利用したとする。この場合は千代田線のみで完結しているため特例が適用されず東京メトロの運賃になる。
ここからは特定運賃が適用される例。綾瀬駅(我孫子方面)から乗車して北千住駅で常磐線快速に乗り換え上野駅に行ったとする。これは「綾瀬」〜「北千住」間を経由しているためJR線の運賃になる。
複雑なパターン。綾瀬駅(我孫子方面)から西日暮里駅でJR線に乗り換え、上野駅に向かったとする。これは「綾瀬」〜「北千住」間をJR線運賃と計算し、「北千住」〜「西日暮里」間を東京メトロ運賃として計算。「西日暮里」〜「上野」間は普通にJR線を利用するのでJR線運賃となる。
ああややこしい!
さらに北綾瀬駅を加えたパターンも見てみよう。
北綾瀬駅から乗車して北千住駅で下車したとする。これは千代田線しか通っていないので東京メトロ運賃になる。
北綾瀬駅から乗車して常磐線快速に乗り換え、上野駅に行ったとする。これは「北綾瀬」〜「綾瀬」間が東京メトロ運賃となり「綾瀬」〜「上野」間はJR運賃になる。
これもうわかんねぇな。こんなにややこしい運賃形態が設定されている路線が他にあるのだろうか。まあいずれにせよ安くなるに越したことはない。
余談だが、綾瀬駅の路線図には隣の北千住の運賃が書かれていない。これは綾瀬駅から北千住駅へ行くのか、亀有以東から北千住駅へ行くのかによって運賃が変わるからである。二通りの運賃を表記するとややこしいため書かれていないのだろう。
北千住駅の路線図は綾瀬駅が140円となっている。これは「北千住」〜「綾瀬」間がJR線を利用しているとみなされているからである。ちゃんと特例も表記されていて「亀有以遠へお越しの場合JR線の乗り継ぎは北千住からの運賃です。」と書かれている。
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