所在地
千葉県柏市
1日平均乗車人員
JR東日本(2021年)約15,800人
緩行線(各駅停車)の単独駅としては東京都心から最も遠い。柏駅と我孫子駅の快速停車駅に挟まれ、また下り各駅停車は平日ラッシュ時に隣の柏折り返しがあるため平日ラッシュ時に運転間隔が開くことがある。日中は10分間隔で電車が来るが柏折り返し時間帯は最長13分来ない時間帯がある。
快速線にホームはないが我孫子寄りに列車待避線が2線ある。貨物列車や臨時列車の待避、常磐線土浦方面から成田線我孫子支線に向かう臨時列車の折り返しに用いられているようだ。
柏市に位置する駅。元々は貨物駅として開業した駅だが、柏市の要望により1971年から旅客の営業を開始した。
常磐線各駅停車
(上り) |
(下り) |
設置場所 | 改札外 |
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備考 | 2020年7月8日の駅のスタンプリニューアルに伴い廃止 |
手賀沼とあけぼの山農業公園。手賀沼は柏市・我孫子市・白井市・印西市に位置する利根川水系の湖沼。北柏駅からは約10分ほどで手賀沼の西端部に近い。あけぼの山農業公園は北柏駅が最寄りだが約3kmある。関東三大弁財天の「布施弁天」と隣接しており、合わせて紹介される事が多い。
設置場所 | 改札外 |
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あけぼの山農業公園、チューリップ、花火。リニューアル前と内容はほぼ同じ。あけぼの山農業公園は4月中旬から4月下旬頃になると約16万球のチューリップが花を咲かせる。花火は柏市と我孫子市が共催する手賀沼花火大会。毎年8月上旬に開催され約13500発の花火が打ち上げられる。
縦型駅名標
2022年1月13日よりホームドアが使用開始
我孫子・取手方面
待合室
南口の看板
北口へ続く連絡通路。途中に国道6号線に下りられる階段がある
北口
北口駅舎
駅の看板
あけぼの山農業公園
あけぼのやまのうぎょうこうえん
北柏駅から約3km
柏市の市制施行40周年の年である平成6年(1995年)にオープンした公園。農業技術と農業経営等の研修及び地域農業の振興、自然や農業との触れ合いを通じ、余暇活動の場を提供する。風車とチューリップ畑がシンボルであり、チューリップが咲く春の季節になると多くの人が訪れる。
高台から見るチューリップ畑
見ごろを迎えたチューリップの花
インスタ映えするドア
2021年度のひまわり畑は豪雨によって倒れてしまった
2023年9月24日時点のキバナコスモス、満開
キバナコスモス
2023年9月24日時点のコスモス、まだまだこれから
コスモス
ハス池
高台から見える茨城県の筑波山
芝生広場
売店
バーベキュー場のあけぼのビーチパークに隣接する山の斜面には彼岸花が咲いている。2023年9月24日時点では見頃
彼岸花2
彼岸花3
彼岸花4
彼岸花5
彼岸花6
黄色い彼岸花
一茶の句碑。俳人の小林一茶(こばやし いっさ)が布施東海寺(布施弁天)を俳友の秋元双樹とお参りした際に詠んだ句が彫られている
東海寺(布施弁天)
とうかいじ(ふせべんてん)
北柏駅から約3km
あけぼの山農業公園に隣接。利根川を見下ろす高台の上にあり、東京都台東区にある「寛永寺」と神奈川県藤沢市にある「江島神社」とともに関東三弁天のひとつに数えられる寺院。柏市布施に位置していることから地元では「布施弁天」と呼ばれている。
楼門
三十塔
鐘楼。千葉県指定有形文化財
布施観音像
ぴんぴんころり地蔵。ぴんぴん(健康で長生き)、ころり(寝込まずに楽に大往生する)という意味
JR東日本 | ||
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駅構造 | 地上駅・橋上駅 | |
ホーム |
1面2線 |
|
開業日 |
1970年(昭和45年) |
|
運営形態 | 業務委託駅 | |
路線 | ||
常磐線各駅停車 |
||
駅番号 | JL29 | |
キロ程 |
29.2km |
|
柏 |
我孫子 |
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年度別1日平均乗車人員 | ||
1990年 | 24,100 | |
1995年 | 27,400 | |
2000年 | 26,800 | |
2005年 | 23,600 | |
2010年 | 19,900 | |
2015年 | 19,400 | |
2019年 | 19,100 | |
2020年 | 15,100 | |
2021年 | 15,800 |
※2021年11月現在の配線図です。
番線 | 路線 | 行き先 | 有効長 | 備考 |
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1 | 常磐線各駅停車 | 柏・新松戸・代々木上原方面 | - | |
2 | 常磐線各駅停車 | 我孫子・取手方面 | - |
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列車が駅から発車する際に流す音楽、発車メロディー。駅によって様々な発車メロディーがあり、聞いているだけでその場所や路線の雰囲気を楽しむことができる。ただ発車を知らせるだけの音楽ではないのだ。
一部界隈では「音鉄」なるのもが存在し、音で鉄道の世界を楽しむ者もいるほどだ。録音機材を持ちあるき、駅の発車メロディーを録音する者を見かけることがあるかもしれない。それほどまでに発車メロディーというのは聞く者に場所や路線の雰囲気を訴えてくれる、鉄道の中でもとりわけ人気が高いコンテンツなのだ。
しかしそんな魅力あふれる発車メロディーにはデメリットがあるという。
JR東日本曰く、発車を知らせるはずの発車メロディーがホームから聞こえると、かえってそれが駆け込み乗車を誘発してしまうというのだ。駅備え付けのスピーカーでは駅構内の広範囲で発車メロディーが聞こえ、それを聞いた乗客が慌てて駆け込んでしまう、とのこと。
そこでJR東日本は発車メロディーを電車の車体に備え付けられている車外スピーカーから試験的に流すことにした。この取り組みが行われたのは常磐線各駅停車「亀有」〜「取手」間で2018年8月から開始。同じ路線で綾瀬駅だけないのは東京メトロ管轄の駅だからだと思われる。
ボリュームはホームのみに響き渡るほどの大きさである。流れる音楽はシステム上の関係ですべて同じメロディーに統一された。
そして試験開始後から半年後、駅構内に設置されたカメラの映像を確認すると駆け込み乗車が3割程減少したという結果が見られたのだった。この結果から2019年3月には常磐線各駅停車の発車メロディーはすべて列車の車外スピーカーから発せられる音楽に統一され、今まで使われていた発車メロディーは鳴らなくなった。
しかし一部の間ではすべての駅で同じ音楽しか聴けなくなったため、今までの発車メロディーを惜しむ声が挙がった。音楽によって引き出されていた駅の個性が損なわれてしまったのだ。
今回の取り組みでJR東日本は駅の発車メロディーそのものをなくすわけではない、と回答している。自治体との協議で独自の発車メロディーを採用している駅では勝手に発車メロディーを変えるわけにはいかず、協議が必要となる。今回の実験ではそのような外部との協議が必要ない区間を選定して行っているようだ。
実験は成功を遂げたが、今後このような実験を行う区間を拡大するかは未定のようだ。発車メロディーを統一して安全を優先するか?従来の発車メロディーで駅の個性を保ち続けるか?どちらかしか選ぶことのできないジレンマがこの取り組みにはあるのだ。
あなたはどちらを選びますか?
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