青堀
あおほり
Aohori
駅舎から跨線橋を渡った先がホーム。国鉄時代の時は貨物の取り扱いがあり、君津寄りに貨物用のホームが存在していた。さらに戦前には富津岬方面への軍用引き込み線があり、大日本帝国陸軍陸軍技術本部の富津試験場に繋がっていた。
富津市に位置する駅。当駅最寄り(?)の富津岬は展望台やキャンプ場などを備える、都心から最も近い岬である。
国定公園 富津岬。富津岬は青堀駅から西に約8km程の場所にある東京湾に突き出た岬で、キャンプ場や展望台などがある。スタンプに富士山が描かれているのは富津岬が富士山百景の一ヵ所であることから。因みに富津岬はチーバくんの・・・おっと、誰か来たようだ。
国定公園 富津岬。「DISCOVER JAPAN」とは国鉄が企画した観光キャンペーン。1970年の大阪万博終了から1か月後の鉄道の日から開始。万博終了後の東海道新幹線の利用客の低下をカバーするために行われ、その一環として特定観光地にしかなかった駅のスタンプを1400に増やした。
乗車記念。JR千葉支社管内の乗車記念スタンプである。
駅名標
縦型駅名標
ホーム。屋根なし、中程に待合室、島式ホームと駅出入口を跨線橋で結ぶ。「君津」〜「館山」間はこのタイプの駅が多い
待合室
駅舎の中。内房線では千葉方面から見て最初の簡易Suica改札機設置駅。利用客はそこそこなため出場用は2機ある
駅前ロータリー。出入口は東側の1か所だけ。ローカルな駅舎に反して立派なロータリー。少し歩いた先に国道16号線がある。駅前から富津岬行きのバスが発着する
富津市の将来像として「人と自然と産業が調和した活力ある豊かなまち」を基調にデザインされた時計塔
富津観光ガイド
富津市の地図
駅前にある富津市指定史跡「上野(うわの)塚古墳」。海岸線に最も近く、最小規模の前方後円墳
ようこそ富津岬へ
跨線橋を渡って駅の反対側。こちらも大きめなロータリー
駅の反対側にある古墳の里ふれあい館。入館無料の展示館。富津市北部に位置する青堀駅周辺には確認総数48基の内裏塚(だいりづか)古墳群が分布。中でも内裏塚古墳は千葉県内では最大規模の古墳で、国の史跡に指定されているとのこと。因みに中には公衆トイレがある
駅の南北を結ぶ跨線橋
駅の看板
富津岬・富津公園
ふっつみさき・ふっつこうえん
青堀駅から約8km
東京湾に面して5kmほど突き出した岬。海水浴場やキャンプ場、展望台や公園などがあり観光客が集まる。君津市を流れる小糸川(こいとがわ)によって運ばれた土砂が、南西方向の沿岸流のため細長く蓄積して出来たといわれる。
遊戯広場
野外劇場
屋内温室プール
岬の各地に戦争の遺構が残る。こちらは監的所(かんてきじょ)、トーチカともいう。火砲の命中試験の際に中央にある窓から着弾の様子を確認した
監的所の中
中の島は海水を引き込んでつくられた堀の中央にあり、まるで要塞のようだ
大砲の台座だろうか
中の島展望台
中の島展望台から見る景色
元洲堡塁砲台(もとすほうるいほうだい)。堡塁砲台とは陸・海両方に対して防御任務を持つもの。石垣やレンガ積みの壁が当時のまま残る
元洲堡塁砲台の中
監的塀(かんてきへい)。50m先にある射入窖に向かって試射し、窓から速度や威力を確認する
射入窖(しゃにゅうこう)。暑さ約130cmの鉄筋コンクリート製、50m手前にある監的塀から打ち込んだ弾の速度や威力を確認していた
射入窖の中
森の散策コース
森の中に監的所がもうひとつ
海沿いにある監視所。通称「ボウズ」と呼ばれ試射の際に赤旗を掲げ危険を知らせる、地元漁師の間では海上からの目印となっている
富津岬はその地勢から東京湾に吹き込む風をとらえやすく、カイトサーフィンに最適とされている
岬の南にある下州海岸
岬の先端部にある明治百年記念展望塔。明治百年を記念し、昭和48年に建てられた。五葉松の木がモチーフ
展望塔の一番上
天気の良い日は富士山が良く見える
展望塔から見える第一海堡(かいほう)。人工島の上に砲台を備えたもの
第二海堡
夜明けの富津岬
JR東日本 | ||
---|---|---|
駅構造 | 地上駅 | |
ホーム |
1面2線 |
|
開業日 |
1915年(大正4年) 1月15日 |
|
運営形態 | 業務委託駅 | |
路線 | ||
内房線 | ||
キロ程 |
42km |
|
君津 |
大貫 |
|
年度別1日平均乗車人員 | ||
1990年 | 2,360 | |
1995年 | 2,300 | |
2000年 | 1,910 | |
2005年 | 1,570 | |
2010年 | 1,610 | |
2015年 | 1,540 | |
2019年 | 1,470 | |
2020年 | 1,110 | |
2021年 | 1,180 | |
2022年 | 1,240 |
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千葉県のマスコットキャラクターであるチーバくんは千葉県に住む不思議ないきもので、食いしん坊でいたずら好きな一面を持つ。横から見ると千葉県の形になるようにデザインされているのはなかなか有名(?)かもしれない。
全体的に丸みをおびデフォルメされているが一目で千葉県とわかるデザインだ。ちなみに赤いのは「国体向けということでエネルギー力、情熱を感じるもの」ということで赤色らしい。
未知のものに立ち向かうときほど勇気と情熱がわき、体が赤く輝くようだ。千葉県の花と言えば菜の花という点で黄色が有力だった説もあり、もしかしたら黄色いチーバくんになっていたかもしれない。
千葉県の形をしたチーバくん。ここからは大人の事情の話になるが、チーバくんには千葉県のとある場所がないのだ。
富津岬、どこに行った?
・・・君のような勘のいい千葉県民は嫌いだよ。
ちなみにチーバくんのあそこはこんな感じです。
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