発車標レア表記集

武蔵野線

ホリデー快速鎌倉

場所 南越谷
撮影日 2020年10月


主に土日に運行されるJRの臨時列車「ホリデー快速」のひとつ。武蔵野線から東海道線、横須賀線を経由し鎌倉に到着する。停車駅は2021年3月現在、南越谷・南浦和・武蔵浦和・西国分寺・府中本町・横浜・戸塚・大船・北鎌倉・鎌倉。南越谷駅から鎌倉駅まで約1時間40分。

 

快速列車であるため530円の指定席券と乗車券で乗車できた。

 

2021年10月からはE257系500番台から5500番台に車両を変え、南越谷発着から吉川美南発着になり一部停車駅が変更となった。吉川美南駅から鎌倉駅まで約1時間55分。

 

2022年10月から特急鎌倉に格上げされる事となり、同年9月25日の最終運行をもって消滅した。

 

余談だが2001年には小山発着のホリデー快速鎌倉が運行されたようだ。停車駅は小山・古河・久喜・蓮田・大宮・北朝霞・東所沢・新秋津・西国分寺・横浜・大船・北鎌倉・鎌倉。

場所 北朝霞
撮影日 2022年4月


北朝霞駅バージョン。表記された駅ナンバリングから察するに湘南新宿ライン扱いのようだ。

場所 鎌倉
撮影日 2020年10月


ホリデー快速鎌倉の帰り南越谷行き。なおホリデー快速鎌倉のルートにある「府中本町」〜「鶴見」間は普段旅客で使用されない武蔵野南線と呼ばれる貨物線を通っている。

特急鎌倉

場所 吉川美南
撮影日 2022年10月


2022年10月1日からホリデー快速鎌倉に変わって運行されるようになった臨時特急。鎌倉へのアクセスを目的とするのは変わらないが、特急なため停車駅がホリデー快速鎌倉より少なくなっている。

 

停車駅は吉川美南・南越谷・武蔵浦和・北朝霞・新秋津・西国分寺・横浜・北鎌倉・鎌倉。吉川美南駅から鎌倉駅まで約1時間50分。

 

ホリデー快速鎌倉の停車駅だった南浦和・府中本町・戸塚・大船が外され通過になった。使用車両は2022年10月現在E257系5500番台。

 

530円の指定席券と乗車券で乗車できた快速から特急になったため、特急券が必要となり実質値上げ。吉川美南駅から鎌倉駅までの特急料金は1890円。

場所 西国分寺
撮影日 2022年10月


西国分寺駅バージョン。

場所 西国分寺
撮影日 2024年2月


帰りの吉川美南行き。

武蔵野線50周年鎌倉号

場所 吉川美南
撮影日 2023年11月


2023年11月25日(土)の1日のみの運行。その名の通り1973年4月1日に開業した武蔵野線「府中本町」〜「新松戸」間の開業50周年を記念するもの。

 

停車駅は吉川美南・南越谷・武蔵浦和・北朝霞・新秋津・西国分寺・横浜・北鎌倉・鎌倉。吉川美南駅から鎌倉駅まで約1時間50分。停車駅、発車時刻も到着時刻も特急鎌倉と全く同じである。使用車両はE257系5500番台(5両)とこれも特急鎌倉と同じ。

花咲くひたち海浜公園号

場所 大宮
撮影日 2020年10月


茨城県ひたちなか市にある、ひたち海浜公園のコキアの色づき等に合わせて運行される臨時列車。勝田駅からはひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換えて阿字ヶ浦駅まで向かう。停車駅は2020年10月現在、大宮・南浦和・東川口・南越谷・吉川美南・水戸・勝田。

 

使用車両は2021年10月現在、E653系。大宮駅から勝田駅まで約2時間。

 

2021年度はほぼ同時期に同じ目的の臨時特急ひたち92号「赤色ふわもこコキア号」が運行されている。停車駅は仙台・岩沼・亘理・相馬・原ノ町・富岡・広野・いわき・湯本・泉・勝田。

 

2022年度からは海浜公園コキア大宮号へと名称を変え、特急に格上げされた。

場所 吉川美南
撮影日 2020年10月


花咲くひたち海浜公園号帰りの大宮行き。「吉川美南」〜「水戸」間は停車駅がなく24駅も通過する。

吉川美南行き

場所 府中本町
撮影日 2023年5月


定期列車にない行き先。これは東京競馬場の競馬開催に伴う臨時列車の設定で運行されたもの。同時間帯には南越谷行きの列車も運行されていた。

 

吉川美南駅2番線は上下線の折り返しに対応している。

南越谷行き

場所 府中本町
撮影日 2022年12月


府中本町方面から終電に2本設定。画像の南越谷行きは東京競馬場の競馬開催に伴う臨時列車の設定で運行されたもの。

 

終電の南越谷行きは2本とも越谷レイクタウン寄りにある2本の折り返し線に夜間留置され、翌朝の南越谷始発府中本町行きとして運行される。

 

1番線府中本町方面ホームは越谷レイクタウン寄りに出発信号機があり、西船橋方面からの列車をホーム上で折り返す事ができる。

東所沢行き

場所 北朝霞
撮影日 2022年10月


東所沢駅は武蔵野線の車両基地である東所沢電車区があるために設定されている行き先。平日朝西船橋方面からの設定が多い。

 

東所沢駅に着いた列車は東所沢電車区に回送される。東所沢電車区への入庫は2・3番線に到着して行う。折り返しで始発列車にはならない。

むさしの号大宮行き

場所 八王子
撮影日 2020年10月


むさしの号八王子始発は国立から武蔵野線の貨物線(国立支線)に入り、新小平へ。北朝霞から先は再び武蔵野線の貨物線(大宮支線)を通り、終点の大宮に到着する。なお大宮支線は西浦和駅から分岐しているがホームがなく、むさしの号は西浦和駅を通過する。「北朝霞」〜「大宮」間は約11〜14分ノンストップとなる。

 

大宮駅に着くと宇都宮線「土呂」〜「東大宮」間にある大宮総合車両センター付属の東大宮センターまで回送される。これは到着となる大宮駅11番線ホームでは折り返しができないためである。回送した車両を再びむさしの号やしもうさ号として運行する際は3番線に回送してから発車する。

 

むさしの号は八王子始発が朝と夕で2本ずつ、1日に計4本が設定されている。八王子駅から大宮駅まで約50分。府中本町始発も土休日朝1本と平日朝2本設定がある。

 

設定当初は毎日運転される臨時列車扱いだった。2010年のダイヤ改正により定期化され増発もされた。列車種別は普通だが、当初は日野駅と豊田駅が通過となっていて中央特快より停車駅が少ない普通列車だった。2014年のダイヤ改正から日野駅と豊田駅に停車となる。

場所 東所沢
撮影日 2023年2月


東所沢駅バージョン。駅ナンバリングが宇都宮線。宇都宮線だとむさしの号が通過となるさいたま新都心駅に止まることになってしまうが・・・。

場所 北朝霞
撮影日 2022年4月


北朝霞駅バージョン。北朝霞の次の停車駅は大宮駅となる。表記された駅ナンバリングから察するに湘南新宿ライン扱いのようだが、先ほどの東所沢駅は宇都宮線の駅ナンバリングになっている。湘南新宿ラインはさいたま新都心駅を通過し、むさしの号の同様にさいたま新都心駅を通過する。

むさしの号八王子行き・しもうさ号新習志野行き

場所 大宮
撮影日 2020年10月


大宮駅はむさしの号としもうさ号の発着となる駅。同時に見られるのは大宮駅のみで武蔵野線車両が大宮駅に乗り入れる姿が拝見できる。むさしの号は八王子始発だけでなく府中本町始発もあるが、大宮始発の府中本町行きは設定されていない。

 

府中本町始発のむさしの号が設定されているのは朝の時間帯の中央快速線のラッシュを回避するため。平日は2本、土休日は1本が府中本町始発になる。

 

むさしの号は南浦和・武蔵浦和経由の運賃計算。しもうさ号は浦和・南浦和経由の運賃計算となる。どちらも「西浦和(武蔵浦和)」〜「大宮」間は武蔵野線の貨物線である大宮支線(西浦和支線)、別所信号場を通る。そして与野駅とさいたま新都心駅を通るがホームがないため通過となる。

 

因みにむさしの号は非常時の折り返しを想定し、武蔵野線の車両にむさしの号東所沢行きが備えられている。

むさしの号豊田行き

場所 大宮
撮影日 2023年10月


2023年10月21日(土)に行われた中央快速線グリーン車導入に伴う高尾駅線路切換工事に伴い、中央快速線は運休や運転区間の変更などを実施。中央線の八王子駅まで運行されるむさしの号もそれの影響を受けて大宮始発むさしの号八王子行きが豊田行きに短縮された。

 

むさしの号豊田行きの行き先表示は武蔵野線車両に用意されていないため「臨時」での運行だった。

しもうさ号海浜幕張行き

場所 大宮
撮影日 2020年10月


しもうさ号大宮始発海浜幕張行きは大宮から東北本線の貨物線を通り、さらに武蔵野線の西浦和支線に入る。西浦和支線を抜けると武蔵野線の「武蔵浦和」〜「西船橋」間を走行し、西船橋からは京葉線に直通することで終点の海浜幕張に到着する。大宮駅から海浜幕張駅までは約1時間20分。

 

吉川美南駅では中線の2番線に発着する。なぜ下り本線1番線を使用しないのかは不明。

 

海浜幕張駅に着いた列車は折り返しで各駅停車新習志野行きになる。新習志野駅に着いた列車は一旦京葉車両センターに回送、次の新習志野始発しもうさ号大宮行きに備える。

 

東京メガループの利便性向上を目的に2010年12月からむさしの号と共に運行開始した。しもうさ号とむさしの号は大宮駅において新幹線乗り換えの利便性をアピールするために運行されている。

しもうさ号西船橋行き

場所 吉川美南
撮影日 2020年10月


大宮始発のしもうさ号西船橋行き。「大宮」〜「武蔵浦和」間は貨物線を走行し、途中でさいたま新都心駅と与野駅を通るがホームがないため停車しない。話が変わるが武蔵野線内で唯一、西浦和駅のみ大宮へ直通する列車がない。

 

夕方の新習志野始発しもうさ号大宮行きが折り返しで大宮始発しもうさ号西船橋行きになる。西船橋駅に着いた列車は9番線に入り、折り返しでしもうさ号大宮行きになる。

藤の花観ナイト号

場所 吉川美南
撮影日 2021年4月


あしかがフラワーパークの「ふじのはな物語〜大藤まつり2021〜」開催に合わせ運行された臨時快速。夜にライトアップされる藤の花を楽しむため出発時間が遅くなっている。2021年度は平日の運行となった。

 

停車駅は2021年4月現在、吉川美南・越谷レイクタウン・南越谷・南浦和・大宮・蓮田・久喜・あしかがフラワーパーク・足利。吉川美南駅から足利駅まで約2時間20分。夜のイベントのため帰りの電車も遅く足利発は19:23、吉川美南着は21:56。

 

使用車両は2021年現在235系。両毛線内は列車交換のための運転停車が多くなっており、所有時間が長くなっている。

 

2022年度は月・金・土曜日の運行。2023年度から藤の花ライトアップ号に名称を変えて特急に格上げされた?

きらきら足利イルミ

場所 吉川美南
撮影日 2023年11月


2023年11月26日(日)に運行されたもの。「あしかがフラワーパーク」で開催されるイルミネーション「光の花の庭」に合わせた臨時列車。夜のイルミネーションを楽しむため出発時間が遅く設定されている。停車駅は2023年11月現在、吉川美南・南越谷・南浦和・大宮・あしかがフラワーパーク・足利。吉川美南駅から足利駅まで約2時間。

 

使用車両は11月26日が185系であった。11月11日にも運行されたが、こちらはE257系5500番台(5両)だった。

武蔵野・青梅奥多摩号

場所 吉川美南
撮影日 2021年10月


武蔵野線内から奥多摩方面への観光を目的とした指定席の快速列車。停車駅は2021年10月現在、吉川美南・越谷レイクタウン・南越谷・南浦和・武蔵浦和・北朝霞・新秋津・拝島・青梅・御嶽・奥多摩。

 

吉川美南駅から奥多摩駅まで約2時間30分。使用車両は2021年10月現在、E257系5500番台。

 

2022年度も運行。停車駅の御嶽駅では列車交換のため7分程停車した。

 

立川駅は通過となっているが運転停車する。また青梅線内の東京アドベンチャーライン区間は単線なため運転停車が多くなっている。

場所 北朝霞
撮影日 2021年10月


奥多摩行き北朝霞バージョン。駅ナンバリングが表記されている。

場所 新秋津
撮影日 2022年11月


奥多摩行き新秋津バージョン。

場所 北朝霞
撮影日 2021年10月


帰りの吉川美南行き。

スペーシア八王子日光

場所 北朝霞
撮影日 2022年4月


本来新宿発着のスペーシア日光が臨時列車として八王子発着になったもの。停車駅は八王子・立川・新秋津・北朝霞・栃木・新鹿沼・下今市・東武日光で八王子駅から東武日光駅まで約3時間25分。使用車両は2022年4月現在、東武100系。「大宮」〜「栃木」間で通過する栗橋駅から東武日光線に直通する。

 

JRの発車標なのに東武日光線の駅ナンバリングが表記されていて面白い。因みに八王子市と日光市は姉妹都市関係なため、これが理由で運行しているとのこと。

 

4月の他、10月にも運行されている。車両は小山車両センターから回送されてくる。

スペーシア八王子きぬ

場所 北朝霞
撮影日 2022年10月


本来新宿発着のスペーシアきぬがわが臨時列車として八王子発着になったもの。停車駅は八王子・立川・新秋津・北朝霞・栃木・新鹿沼・下今市・東武ワールドスクウェア・鬼怒川温泉。八王子駅から鬼怒川温泉駅まで約2時間55分。使用車両は2022年10月現在、東武100系。「大宮」〜「栃木」間で通過する栗橋駅から東武日光線に直通する。以前は大宮駅が停車駅にあったらしい。

 

2022年10月1日の土曜日に運行されたが、翌日2日の日曜日は運行されなかった。2023年度も運行された。