発車標レア表記集

北総線・成田スカイアクセス線

矢切行き

場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2020年9月


北総線上りの最終列車。矢切駅に着いた車両はそのまま夜間留置され、翌朝の矢切始発普通印旛日本医大行きになる。またダイヤが乱れると矢切駅の北国分寄りにある片渡り線を用いて折り返すことがある。

 

2010年7月のダイヤ改正より終電の新鎌ヶ谷行きが矢切行きに延長されることで誕生。前の新鎌ヶ谷行きは駅到着後は矢切駅まで回送していたようで、実質回送部分の客扱いを開始したものと言えよう。

 

因みに都営車には矢切行きの表記が設定されておらず、出せない模様。

 

2023年11月25日のダイヤ改正で新鎌ヶ谷行きの一部が矢切行きに延長され、見られる機会が増えた。北総鉄道によると東松戸駅でJR武蔵野線に接続する電車を増やすことで通勤・通学客の利便性向上を図る、とのこと。

品川行き

場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2020年4月


北総線内では平日1日1本しか運行されない行き先。始発は印旛日本医大駅で品川駅までの所有時間は約1時間20分となる。

 

この品川行きは京急車で運転される。品川駅に着くと回送されると思われる。

 

2021年1月20日〜3月12日までは緊急事態宣言による減便・短縮ダイヤで夜に1本アクセス特急品川行きが設定されていた。

アクセス特急三崎口行き

場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2020年4月


土休日1日1本朝しか運行されない行き先。始発の成田空港駅から終点の三崎口駅まで約3時間、走行距離約136kmと最も走るアクセス特急である。都営浅草線内は各駅停車、京急線内は特急として路線に応じ列車種別が変わる。

 

2010年7月の成田スカイアクセス線開業から設定されている。2012年10月のダイヤ改正で一度消滅し、2017年10月のダイヤ改正で復活した。

 

いつからは不明だが京急線内快特に変わった。これにより成田空港駅から三崎口駅までの所有時間が2時間40分に短縮された。

 

2022年11月のダイヤ改正でアクセス特急京急久里浜行きに短縮され、消滅することとなる。

アクセス特急金沢文庫行き

場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2020年9月


平日限定の成田空港発アクセス特急最終列車。深夜時間帯の成田空港へのアクセスの利便性向上を見据えた2017年10月28日のダイヤ改正にて誕生し、終電が繰り下げられた際に設定された。2021年1月に新型コロナウイルスによる終電繰り上げや運転区間縮小により消滅し、アクセス特急京成高砂行きになった。

 

都営浅草線内は各駅停車、京急線内は特急として運行される。京急線下りの最終電車でもあったようだ。

 

青砥駅にて通勤特急京成上野行きと接続する。土休日は金沢文庫行きからアクセス特急西馬込行きになる。

アクセス特急京急久里浜行き

場所 成田空港
撮影日 2021年8月


平日夕1本、土休日朝1本のみの設定。平日の京急久里浜行きに限り成田スカイアクセス線車両で運用され、京急蒲田以南に京成車が乗り入れる唯一の運用となる。

 

都営浅草線内は各駅停車、京急線内は特急として運行される。京急久里浜駅に着くと折り返しで快特成田空港行きになる。

 

京成電鉄の車両には「京急久里浜」の行き先がなかったが2019年10月26日(土)のダイヤ改正より設定され出せるようになる。なおこのダイヤ改正と同時に成田スカイアクセス線の3100形が営業運転を開始し、28日(月)にさっそく京急久里浜行きになった。

 

2022年11月現在、平日のアクセス特急京急久里浜行きは廃止されている。2022年2月26日のダイヤ改正により、久里浜線の運行間隔が平日日中毎時20分になった事に伴い廃止されたか。

アクセス特急京成高砂行き

場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2023年12月


2023年12月現在、成田空港始発が夜と深夜に計3本設定。最終列車の1本は2021年3月27日のダイヤ改正まで設定されていた最終列車のアクセス特急西馬込行きを京成高砂行きに変更することで誕生した。この列車は京成高砂行きで普通品川行きに化けるというものだったが、2023年12月現在は京成高砂行きで終わってしまうよう。

急行

場所 京成高砂
撮影日 2020年8月


平日帰宅ラッシュ限定の列車種別で上りの急行はない。行き先は印旛日本医大行きのみで西馬込・羽田空港・三崎口発の3本がある。京急線内は特急、都営浅草線・京成線内は普通として運行される。上りの急行は2001年まで運行され、所有時間短縮を図った急行の特急格上げにより消滅した。

 

下りの急行は2022年2月26日のダイヤ改正で1本減便、同年11月26日のダイヤ改正では下り普通列車が増発される事に伴い2本もなくなる。これにより北総線急行は廃止となる。

場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2020年9月


急行表記新鎌ヶ谷バージョン。急行の停車駅は京成高砂・新柴又・矢切・東松戸・「新鎌ヶ谷」〜「印旛日本医大」の各駅。

特急

場所 新鎌ヶ谷
撮影日 2020年4月


北総線においてアクセス特急ではない特急は平日にしか運行されない。北総線の特急は路線によって列車種別が変化し朝の西馬込行きは京成線内特急、都営浅草線内各駅停車となる。

 

北総線内の停車駅は「印旛日本医大」〜「新鎌ヶ谷」の各駅と東松戸・京成高砂。北総線内で先行する普通列車の追い抜きはしない。京成線内も特急で運行され、八広駅にて追い抜きを行う。

場所 京成高砂
撮影日 2020年8月


特急印旛日本医大行き。成田スカイアクセス線の運行はなく下りは全て印旛日本医大止まりとなる。

 

夜の三崎口発印旛日本医大行きは京急線内快特、都営浅草線各駅停車、京成線内特急。羽田空港発印旛日本医大行きは京急線内エアポート急行、都営浅草線内各駅停車、京成線内特急となる。

臨時ライナー

場所 印旛日本医大
撮影日 2020年11月


平日1日1本朝のみ運行される、印旛日本医大始発の京成上野行き臨時ライナー。新型コロナウイルスによる利用客減少を食い止めるために設定された。停車駅は印旛日本医大・千葉ニュータウン中央・青砥・日暮里・京成上野。臨時ライナーに下りはない。

 

印旛日本医大駅から京成上野駅まで約55分、特急料金は500円。乗車できるのは印旛日本医大駅と千葉ニュータウン中央駅のみ。

 

臨時ライナーと称しているが運行期間は2020年10月から当面の間。新型コロナウイルスが落ち着くまで運行されるものと思われる。京成電鉄はこの臨時ライナーで快適なAE形の乗り心地を楽しみつつ、朝の通勤や都心方面のお出かけに活用してほしいと話している。

 

早朝のスカイライナー1号成田空港行きが成田空港駅に着くと、印旛日本医大駅まで回送されて臨時ライナーとなる。臨時ライナーは京成上野駅に着くと折り返しで成田空港行きのスカイライナーとなる。

 

2022年2月26日のダイヤ改正より印旛日本医大駅から京成上野駅までの時間が短縮され、約45分となった。また発車時刻がわかりやすいように印旛日本医大6:55発から7:00発に変更された。

新鎌ヶ谷行き

場所 西白井
撮影日 2022年3月


2022年2月26日のダイヤ改正に合わせて新設された、「新鎌ヶ谷」〜「印旛日本医大」間で運行される区間列車。平日は朝・夕・夜、土休日は朝と設定本数は平日の方が多い。2022年度に行われる運賃値下げに合わせ、千葉ニュータウン地区内の移動を促進する目的で設定されている。朝1本は新鎌ヶ谷にてアクセス特急羽田空港行きと接続を行う。

 

新鎌ヶ谷駅に着いた列車は新鎌ヶ谷始発印旛日本医大行きまたは印西牧の原行き、もしくは回送される。

 

上り列車において北総線内で完結する数少ない行き先。都営車でも新鎌ヶ谷行きになる。